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川村総合診療院で血液検査によるうつ病診断を受けてきた

2014-10-22 | 生活 | By: sorakuma


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川村総合診療院で血液検査によるうつ病診断を受けてきました。

川村総合診療院では、ホスホエタノールアミン(EAP・PEA)の測定によるうつ病の診断を行っています。
なぜ血液検査でうつ病がわかるのか、については、診療院のHPに詳しい説明があります。

うつ病と血液

昔から、愛する人をなくした方が悲しみに暮れると、健康を害して遂には寿命を縮めてしまうということが、よく知られていました。1980年代、うつ病にかかると、血液中の免疫力が落ちることが報告されました。つまり、「こころ」が病むと「からだ」が不調になる原因は、免疫力の低下であることがわかってきたのです。免疫を担う細胞のほぼすべては、血液中にあります。血液には、こころの不調が反映されていたのです。
ということは、すなわち、こころの不調を反映する物質は、血液中にあるはずだと考えることができます。もしもそれが見つかれば、こころの科学が飛躍的に進歩し、うつ病を撲滅する時代を引き寄せることができるのではないかと念じました。

血液中にあるうつ病と関連する物質

これを発見するには、様々な試行錯誤が必要なことはいうまでもありません。最も有効な手段は、回り道かもしれませんが、星の数ほどある血液中の分子を、くまなく調べる以外にはありません。私が国立精神神経医療センターで勤務していた当時、慶応大学の曽我博士は、CEMSと呼ばれる精密な方法を構築しておられました。この方法を活用することのできるヒューマンメタボロームテクノロジーズ株式会社(HMT)と、2007年に共同研究を開始して、この難問に取り組みました。
人体の7割は水でできています。水に溶ける分子を調べるのに、CEMSは最適でした。

うつ病かどうか うつ病が治ったかどうか

結局、リン酸エタノールアミン(PEA)という物質が、うつ病を拾いだすのに役立つことがわかりました。今のところ、適応障害、健常者、パニック障害とうつ病を区別することは、約9割可能となりました。
最初うつ病が重いときこのPEAが少なかった方が、一年以上の治療ののち、うつ病が完全に治ったとき、PEAは健康な方と同じレベルまで回復していました。この物質は、うつの重症度とも関係している可能性があります。

川村総合診療院
http://www.g-clinic.net/
プレスリリース:うつ病を血液検査で簡便に診断する検査法を開発 [PDF]
http://humanmetabolome.com/06/3946
日本経済新聞:社員の「うつ」、血液で見抜く 早期発見へ
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO69636370Z00C14A4X11000/

診療の流れ

診療は次のようなものでした。
従来のうつ病検査で用いられるマークシート、うつのアンケート(DQ)、不安のアンケート(AQ)など、
いくつかタイプの違う診断のアンケートに記入します。
医師との面談が行われます。
医師との面談に備えては、事前に自分の中である程度整理しておいたほうがいいです。
受診のきっかけとなった事象や、自身がそれに対してとった行動、どのように感じているか、
どうしたいかなど、詳細な経緯や感情を説明できるよう、紙に書いてまとめておきましょう。
最後に血液の採取が行われます。
診断結果が出るのは3週間後、それまでは特に通院の必要はありません。

診療の結果

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3週間後、医師に面談すると結果が告知されます。

実際に自身が受けた結果は、1.43μM。加えて、前回記入したアンケートの結果も踏まえて
総合的に判定を受けます。
自身はうつ病の疑いありとして、いくつかの薬を服用しながら治療することになりました。

薬の服用

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自分が処方されたのは、レクサプロ 10mg。
うつ病薬分類の中のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)としては最新の薬となります。
他に処方されたのは、ガスモチンとナウゼリンです。
これらは主に胃腸の調子を整え、吐き気を抑えるためのものです。

薬の副作用と変化

レクサプロを飲むようになって、最初の1~2週間で感じたのは、
悪心≒吐き気。もともと乗り物酔いしやすい体質だったのですが、
常時乗り物酔いに陥っているような調子が続きました。
3週間ほどである程度落ち着き、4週間後に2回めの診察を迎える時には、
ナウゼリンなしの処方箋(レクサプロ+ガスモチン)の組合せでの処方でした。

他に感じたのは傾眠、浅い眠気を常に感じている状況です。
これに関しては薬を飲んでいる間はずっと続いています。

レクサプロを飲むようになってから、深い思考ができなくなったことも
大きな変化の一つでした。
セロトニンが回っている状態なのかわからないですが、
マイナス方向に思い詰めたり、重度の不安を抱えにくくなることが
言えるように思います。

血液検査によるうつ病診断のすすめ

自分は身内の強い勧めにあってはじめてうつ病診断を受けました。
自分がうつ病、あるいはうつ病に近い症状を抱えていることは、自分で気づくのは難しいと思います。
(自分自身に責任や原因があると考えてしまう人のほうがうつ病になりやすいように思います)

血液検査で明確な数値として診断結果が出ることで、自分がどれだけマイナス方面の感受性が
高い状況なのかを客観的に知ることができます。
こういった診断結果は、仮に正式なうつ病の診断書ではなかったとしても、
それだけのストレスを抱えている状況であることを周囲に理解してもらうための助けにもなります。
自身の状態を正しく知ることで、自分自身を守ることにも繋がります。

人間関係で深い対立が発生したり、頭を悩ませる何らかの問題を抱えている人、
自分がうつ病ではないかを疑っている人は、この診断を受けてみるといいかもしれません。

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