放射線防護の仕方(緊急時編)
4号機燃料プールの危機により、本当にこれが必要になる事態が起こりかねないので。
togetterでまとめられていた、緊急時の放射線防護の仕方です。
放射線防護の仕方(緊急時編)
http://togetter.com/li/288714
放射線防護の仕方(緊急時編)1
ある程度の高さの空間線量が 0.5μSv/h(東京の場合)を超えたら屋内退避。ガンマ7核種で 2μSv/hを超えたら、実効線量は希ガスもふくめると 1000μSv/day にもなる。屋内退避はコンクリート建物で、窓から離れた建物中央に位置する。
放射線防護の仕方(緊急時編)2
マスクがなければハンカチやタオルを厚くたたみ、濡らして鼻と口を覆う。核種が眼球に付着した場合には失明の危険があるので、目を閉じる(子供は特に)チェルノブイリでは即座に失明した子ども達がいた。
放射線防護の仕方(緊急時編)3
家にいる場合は窓と通気用のガラリを閉め、換気扇を止め、窒息しない程度にガムテープ等で密閉する。木造やALCの建物などは、外部被曝としては外にいるのと変わらないことに留意する。
放射線防護の仕方(緊急時編)4
線量が下がったら、気象予報で風向きを必ず予測し、安全な方角へ逃げる。局地的な風にも注意。風があると核種が地表面から舞い上がる。マスク、ゴーグルは必須。家に留まるかどうかの判断が運命を分けるので、慎重に判断する。あわてて逃げないこと。
放射線防護の仕方(緊急時編)5
道路状況や交通状況。あるいは行政的な規制が入ると交通機関がとまってしまう可能性もある。その場合は屋内退避よりも被曝量は大きくなってしまう。家に留まるか、避難するか、判断の分かれ目になる。
放射線防護の仕方(緊急時編)6
避難する場合には、原発から最大限距離をあける。ここまで逃げれば大丈夫ということはない。原発事故の場合、最低1000kmは離れろというのは昔からいわれていたこと。
放射線防護の仕方(緊急時編)7
避難の際、友人知人を説得することで避難が遅れる場合がある。避難する旨を伝えたら、あとはそれぞれの判断しかない。説得は無駄で、膨大な時間をとられてしまう。
放射線防護の仕方(緊急時編)8
避難するときは夏でも長ズボンとジャンバーを着る。ジャンバーはビニールに近い安手のものがよい。出来る限りからだを覆う。外出先でそれがなければ、大きめのゴミ袋(80リットルとか)に頭と腕を出す穴をあけて頭から被る。隙間はガムテープでふさぐ。
避難に使った服は、洗濯などせずにキッパリと捨てる事。その際も、取り扱いには十分注意する。子どもの服ははさみで切って、頭からぬがせたりしない。
放射線防護の仕方(緊急時編)9
フォールアウトがあったときに使ったマスクは極めて高い汚染をされている。無頓着に扱って食物などにばらまいては意味がない。N95のマスクは必ず用意しておく。写真は3/15のときのもの。慎重に使い捨てる。
放射線防護の仕方(緊急時編)10
航空機や新幹線で避難する場合でも、マスクはしたままにする。乗客は機内に汚染物を服につけて持ち込んでいる。子どものマスクは不織布テープかセロテープなどで縁をはってズレないようにする。車の場合も同様。エアコンは内気循環にする。
放射線防護の仕方(緊急時編)11
自治体の線量計は、去年3/15の時にあり得ないほど低い値だった。各自で線量計を持つか、民間で定点観測を行っているサイトを参照。当時、最も信頼できたのはこちら http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.html
放射線防護の仕方(緊急時編)12
情報収集力が明暗を分けます。冷静な判断ができるように、いざというときをシュミレーションしておいてください。国やメディアを信じない事。これが重要です。