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放射性物質対策にマスクを導入する

2011-03-31 | 震災・原発 | By: sorakuma


放射性物質の流出が始まってから、毎日マスクを着用しています。事件以来、東京は風下に当たることが多く、多くの放射性物質が飛来していることが考えられるからです。

しかし、今後はしたほうが良い、ではなく、しなければならない、に変わるかもしれません。最悪の放射性物質、プルトニウムを防ぐためです。プルトニウムは3月28日の段階で福島県の土壌から検出されたことがニュースになっていましたが、実際には最初期段階で漏洩が発覚しているはずです。というのは、3月17日付の厚生労働省からの安全基準で、ウランやプルトニウムを含んだ食材を許可するよう規制を緩和を打ち出していることが理由としてあげられます。

プルトニウムは、放射性物質であり、致死性の猛毒です。プルトニウム239を吸入した場合、13ミリグラム、 経口では32,000ミリグラム(32グラム)摂取すると、50%の確率で致死量となります。また、たとえ粒子1粒であろうと、肺に入った場合、ほぼ100%癌となります。おそらく、全世界でプルトニウムを含む食品の許可が降りることは、日本が最初で最後になるかと思います。いずれにしろ、公開されていないだけで、それほど危険のあるプルトニウムが飛散している可能性があります。

そんなプルトニウムや、その他放射性物質を防ぐのに有効な方法がひとつあります。それは、マスクをすることです。このプルトニウムの粒子の大きさは、0.3μメートル。馴染みのない単位ですが、これは、N95と呼ばれる規格のサージカルマスクで防ぐことができるレベルのものです。

サージカルマスクには、BFE(細菌ろ過効率)とPFE(微粒子ろ過効率)というパラメータがあります。BFE(細菌ろ過効率)…細菌を含む粒子(約3マイクロメートル)が除去された割合(%)であり、PFE(微粒子ろ過効率)…試験粒子(0.1マイクロメートル)が除去された割合(%)となります。つまり、プルトニウムの吸引を防ぐには、PFEの基準の高いマスクを装着しておくことが有効だと言えます。

今回、PFEの値が高く、放射性物質の防御に有効と考えられるマスクを洗い出してみました。

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