とある雪の日の三千院@京都
春先にでかけた京都、三千院の写真です。三千院といえば、Andrew York が楽曲を起こしていることでも知られており、かねてより足を運んでみたいと思っていました。余談になりますが、A.Yorkの三千院は個人的な印象としては三十三間堂の方が合っている気がします。つらつらと繰り返されるモチーフが、無限に広がるかのような仏像・神像のイメージと重なるからです。
三千院は、京都駅から大原行きのバスで1時間、参道を歩いて10分ほどのところにあります。往復だけで2時間30分ほど、境内で過ごす時間を考えると、半日はそこで過ごすことになるので、学生の修学旅行などではなかなか足を運べないところにあります。ですが、距離があるということは、それだけ市街地の喧騒から離れるということ。雪降る参道を歩き、辿り着いた境内の素晴らしさ。俗世から切り離されたそこは、まさしく幽玄の美しさ、静謐さが伝わってくるかのようでした。また別の季節、できれば秋か冬に訪れたいと思います。
道幅はそれほど広くはありません。右手には小川が流れています。
雪の降る音と、足音だけが聴こえてきます。
三千院まで、あと・・・読めません。・゚・(ノ∀`)・゚・。
この階段を登った先のようです。
右手には三千院。左手にはお土産物屋さんが並んでいます。
入り口の直ぐ側、境内の案内図が描かれていました。
ついに三千院に辿り着きました。
こちらは門から入って右手の方向。振り返って、門から左手へ進みます。
拝観料を納めてすぐ右手の部屋です。
侘び寂びの心が伝わってきます。
苔の緑と雪の白が相重なって、美しい紋様を描いています。
水音が聴こえてきます。
こんもりとした樹木に降り積もる雪が砂糖菓子のように見えます。
木々の中にありながら、光を遮ることはありません。
中庭の仏像も、周りの木々とともに雪化粧をまとっています。
苔に降り積もる雪の色彩が素晴らしかったです。
目を閉じると、雪の音だけが聴こえてきます。
木々に重なるところは緑に、そうでないところは白に。
雪と、水面と。
振り返っての景色。
このあたりは、木々が高く、雪が降り積もる様子はありません。
美しい緑の世界です。
萌える緑。
揺らぐことのない静謐な水面。
石段を登って行きます。
木々の中を散策できます。
木々の中を進んでいきます。
自然と、日本の美の融合された佇まいです。
休憩所がありました。
ここでの参拝の後・・・。
散策し・・・。
足を進め・・・
先ほどの休憩所で、抹茶をいただきました。
休憩所を出て、奥まで歩きます。
かなり大きな仏像が鎮座していました。
階段を登って行きます。
橋から見下ろす風景。
冬用の装備なのでしょうか。
帰路につきます。
振り返って、もう一度。
陽の光と、雪の光に照らされています。
出口用の門です。
帰りの参道から。ようやく雪が上がりました。
参道を降りて、バス停の近くまできました。またいつの日か。