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WordPressのアクセス解析比較 – 詳細編

2011-07-28 | WordPress | By: sorakuma


WordPressのアクセス解析を導入する際、いくつかのプラグインの機能比較を行いました。初期段階で導入したのは次の3つのプラグインです。サイトをオープンした2月から7月末にかけてほぼ半年の運用を経て、それぞれのアクセス解析の特長をまとめておきたいと思います。

・StatPress SEOlution
・WassUp
・Google Analytics

StatPress SEOlution

最初に、もっともメインで使用しているStatPress SEOlutionからです。StatPress SEOlutionはWordPressのアクセス解析としては歴史が古く、いくつもの派生バージョンがあります。アクセス解析を導入する際に、最も多く紹介されていた代表的なアクセス解析が、StatPress Reloaded。その中で、筆者が探す限り、視覚的機能を強化しつつ、もっとも洗練された派生バージョンがStatPress SEOlutionでした。その真価とも言えるのは、各種データの推移と予測の可能なDashboardにあります。

まずは最上段のOverviewについて。
こちらでは、トータルのアクセス数と前月、今月のアクセス数が表示されます。カウントの対象はVisitors、Pageviews、Spiders、Feedsといった代表的なものです。

ただ累計だけを表示するアクセス解析とは異なり、前月と比較してどうであったか、今月の最終的な終着点はどのあたりかといった予測値が算出されているのがポイントです。

1つ目のグラフは、折れ線グラフでのVisitors、Pageviews、Spiders、Feedsの推移です。
各項目ごとのグラフでは、N日間の平均または加重平均のグラフもあわせて表示され、全体としてどのような傾向にあるかを一目でつかむことができます。

余談ですが、当サイトは、3月の中旬から5月の下旬にかけて、Google上で検索結果にヒットしない、いわゆる『Google八分』の状態にありました。いろいろ手を尽くしてみましたが一向に効果は現れず、ある程度更新を放置していたのですが、ある時を境に、再びGoogle検索結果に現れるようになり、アクセス数が回復して行きました。そのきっかけが、5月にYahoo知恵袋からのリンクがはられたことです。その時のアクセス数の増加をきっかけに、再び検索の対象になりだしました。

統計値の結果を表示するアクセス解析は多種ありますが、傾向を視覚的にとらえることができるアクセス解析はそう多くはありません。このDashboardの機能が、StatPress SEOlutionの最大の特長だと思います。

その他の機能としては、直近のアクセス元、検索語、参照元、環境情報、閲覧ページ。
累計のアクセス最多日や検索語、参照元などの機能ももちろん揃っています。

それから、グラフ化されたスパイダーの推移。

スパイ機能では、アクセス者の行動履歴を追うことができます。

設定ファイルもシンプルです。

アクセス解析ではログ管理、ログの肥大化が問題になる場合がありますが、自動でログを削除する(あるいは、一切ログを削除しない)ことが可能となっています。

StatPress SEOlutionでは、直近のアクセス数の推移や傾向の把握に優れ、また各種の統計やアクセス者の行動分析も可能であり、単体でサイト運営に必要な機能をほぼ賄うことができます。あえて問題点をあげるとすれば、グラフ化できる期間が最長100日間であること。しかし、StatPress SEOlutionの目的は直近の傾向をつかみ、必要な対策を行うことにあるので、必ずしもグラフ化できる期間は必要ではありません。

WassUp

WassUpは、StatPress SEOlutionでも存在したSpy機能に特化したアクセス解析です。アクセス元のIPアドレスから、使用した検索エンジン、検索ワード、サイト内の巡回した履歴など、アクセス者の行動分析を行うことができます。

WassUpのSpy機能は、StatPressSEOlutionのSpy機能をさらに強化したもので、対象の絞り込みや分類分けを可能にし、例えばBotやClawlerがどういった巡回行動を行っているかを再現することも可能です。

WassUpはその性質上、StatPress SEOlutionよりさらにログが肥大化してしまう可能性がありますが、こちらの設定画面でもログのローテーション設定を行うことができます。

WassUpの最大の特長は、行動解析機能にあります。行動履歴を、過去の点ではなく連続した線で追うことによって、対象が興味をもっている内容を分析したり、有害なアクセス者の試み、どういったアクセスを行おうとしているのかについて把握することができます。残念なところは、そういったことに対するアラート機能がないことです。自発的に探せる範囲には限度があるので、Alertログとして残したり、自動的にメールを発信したりする機能があればなお良かったかもしれません。

Google Analytics

外部サービスのため、WordPressに限ったプラグインではありませんが、WordPressと連携可能な最も有力なアクセス解析の一つです。

継続的なアクセス数の推移、ユニークユーザの推移、どれだけサイトに滞在しているか、アクセスの突発的などのイベントに対するアラートなど、必要な機能はすべて網羅されています。

サイトを運営していく上で必要となるデータはおおよそ全て取得することが可能であり、導入が可能な環境であれば、とりあえず導入して間違いないといえます。長期的にログを保持したい場合、ログサイズを気にしなくて良いのも利点です。あえて問題点をあげるとすれば、結果に即時性がないこと。長期的な変動についての統計データ取得は申し分ありませんが、直近で発生しているデータを取得することができません。また、外部サービスであるため、ある意味いつまでもサービスが継続されるかわかりませんし、いつまでもログが保持されているかも保証はありません。

総括

まず導入が可能なら万人にお勧めできるのは、Google Analyticsです。サイトの運用開始から運用を終えるまでの長期的な統計をとっておくことが可能であり、有用で詳細な分析が可能であり、外部サービスであるため、ログサイズを気にしなくて良いこともメリットの一つです。しかし、Google Analyticsには問題点が2つあります。1つ目は、即時性がないこと。2つ目は外部サービスであることです。

1つ目の即時性については、それを最も適切に補うことができるStatPress SEOlutioinの導入をお勧めします。StatPress SEOlutionでは、前述のとおり直近のアクセス数の推移や傾向の把握に優れ、今まさにどういった状態にあるかをより視覚的に把握することができるアクセス解析です。また、その他解析機能にも優れ、詳細な統計データではGoogle Analytics に及ばないものの単体でアクセス解析としての機能を網羅しています。動作も比較的軽く、シンプルでわかりやすいことから、冗長な統計データが不要であれば、StatPress SEOlution 単独でも十分アクセス解析としての機能を満たすことができます。

2つ目の外部サービスであることから、サービスの提供・ログの保持期間が保証されていないのは前述のとおりです。これについても、念のためGoogle Analytics 以外のアクセス解析を保持しておくことで解決できます。

WassUpについては用途が特殊のため前述の2つのアクセス解析とは視点が異なります。単体のユーザやBot、Clawlerなどの行動分析を行いたい場合に導入しましょう。

StatPress SEOlutoinWassUpもデフォルト設定ではかなりログサイズが肥大化していきますが、Google Analyticsと組み合わせることによって、超長期的なログの保持の必要性がなくなります。今回比較し、それぞれ導入している3つのアクセス解析はそれぞれ得意分野・視点が異なります。自身の必要な要件を検討し、最適なログ保持期間を設定してアクセス数アップやSEO対策を行っていきましょう。

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