噂:Nintendo 3DSから3D機能カットするかも
先日電撃的な値下げを行い、一躍脚光を浴びているNintendo 3DSですが、来年3D機能をカットした新しいモデルが発売されるかもしれないという噂がありました。
噂の出所はフランスのガジェットサイト01net。任天堂の内部リークとのことですが、現時点では噂レベルで、壮大な釣りである可能性も否定できません。
任天堂インサイダー情報:3DSに右スティック追加、来年には3D機能をカットした新3DSが登場…?
Nintendo, l’envers du décor : confidences d’un employé de Big N
しかし、現在のNintendo 3DSは、値下げにより1台あたり7,500円もの赤字が発生すると言われています。(丁度PS3発売初期のようです)
なにより、一番の目玉であった3D機能を活かしたソフトがいまいちあらわれてきていないことも、こんな噂が発生した原因なのかもしれません。
とにかく、今回のリークは下記のような内容です。
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ニンテンドー3DSに右スティックが追加される
ニンテンドー3DSのアナログパッドは、本体の左側にしかついていません。これはペンとボタンを一緒に操作する3DSにとって、右利き/左利きでプレイ体験に差が出るのでは…と発売前から指摘されていましたが、任天堂もこのことを自覚していたようです。
情報提供者によれば、3DSにくっつける右側用のスライドパッドが10ドル(1000円)ほどで登場するそうです。また、任天堂はゲーム開発会社に対して、2本のアナログパッドを使ったゲームの開発を促しているのだとか。
2012年に新型の3DSが登場、3D機能はカット?
任天堂は、3DSの新型となるゲーム機を2012年に発売するため開発中だそうです。この新型機は上記の右アナログパッドを備えるほか、3D視点機能をカット(qui abandonnerait le positionnement 3D)され、それゆえに3DSとは呼ばれないゲーム機になるのだとか。
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正直、個人的にも Nintendo 3DS で、一番必要のない機能は『3D機能』であると思います。
理由は、何より目の健康への影響があります。3D映像を注視することは、発育期にある子供の視力、調整力に大きな負荷を与えると言われています。
3D機能を搭載したディスプレイについても課題があります。その他の最先端モバイル機器に搭載されている精細なディスプレイと比較して、解像度やバッテリ性能、省電力性に差があると言われています。
最後に、何より3D機能をギミックとしたアイデア溢れるキラータイトルがないこと。
単純にコスト以外にもこれだけの問題点がすぐに上がってしまいます。
大ヒットした Nintendo DS においても、DS→DSi→DSiLLなど、機能追加、モデルチェンジを繰り返していた前例がありますので、必要のない機能『3D機能』をカットしたニューモデルの登場は十分考えられると思います。
こういった噂を流して市場の反応を見ているだけの可能性もあるのですが、おそらくこの噂自体はポジティブに捉えられると思います。
ただ、こんな噂が出てしまった以上は、安価になった Nintendo 3DS にうかつに手をだすことができなくなってしまった感がありますね。
急回復しつつある株価に影響を与えなければ良いのですが…。