sorakuma

そらくま。

Skip to: Content | Sidebar | Footer

柏57.5μSv/hの放射線核種はセシウム137・134 汚染された残土や焼却灰を無断で埋めた可能性[更新]

2011-10-22 | 震災・原発 | By: sorakuma

柏の57.5μSv/hの放射線核種は、セシウム中心という計測結果がUPされていました。

高野台町内広場|柏と松戸の放射線量
http://sw83a.blog.fc2.com/blog-entry-101.html

Cs-137検知

Cs-134検知

スペクトル全体

セシウム137とセシウム134が中心であること、柏市。
柏市といえば、以前焼却灰の汚染濃度が高すぎたため、炉を停止していたことがありました。
その後の焼却灰はどうなったのでしょうか?

清掃工場:焼却灰汚染濃度高すぎ…炉休止 千葉・柏市
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111001k0000m040144000c.html

* * * *
柏市の清掃センターは9月7日から定期点検で焼却炉の運転をストップ。同センターの焼却灰からは6月、最高で1キロ当たり7万800ベクレルの放射性セシウムを検出。埋め立て処分できずセンター内で保管が続く灰は143トンで保管スペースは残り30日分しかない。
* * * *

今回の『柏と松戸の放射線量』のSW83Aさんの計測では、接近できた場所で8.07μSv/hが計測されたといいます。
そして、Cs134のスペクトルから605Kev796Kevが明瞭に見えてるということは生成されてから、それほど時間が経過していないことを意味します。

柏市の放射性焼却灰がすでに飽和状態であったこと、そして生成されてからそれほど時間の経過していないセシウム134。
このことを結びつけて考えると、柏の放射性焼却灰が不法にこの空き地に埋められたことが考えられます。

つまりは、福島第1原発由来の放射性廃棄物の不法投棄ということになるのではないでしょうか。
核種の分析と、放射性焼却灰の比較を行えば、関連性が導き出せる可能性はあると思います。

10/22追記—-
柏市から土壌の測定結果が発表されました。

柏市内において高い空間放射線量を確認した土壌の測定結果について
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080800/p009761.html

セシウム137と、半減期が2年のセシウム134であることが公的機関により発表されました。
高線量だから福島第1原発由来とは考えにくい、というのはNHKを始めとするマスコミの弁ですが、むしろ高線量だからこそ、福島第1原発由来であると考えたほうがいいのではないでしょうか。

そして、これだけ大量のセシウムが日々清掃センターから排出され、各地に埋め立てされようとしているという事実、積極的に放射能を日本中にまき散らしているという日本史上最悪の愚策を行なっている政府や自治体に抗議するべきです。

10/23追記—-
セシウム134と137の比率とセシウム134の半減期から、福島第1原発事故で放出された放射性物質と関連性が高いと推測される計算結果が、2ch:【衝撃】千葉県柏市でなんと毎時 57.5μSv スレッドにて投稿されていました。

少なくとも、柏で発見された放射性セシウムの生成時期が、福島第一原発由来のものと合致しているようです。

10万Bq/kgを超える放射性物質は、現状埋め立てることができないとされています。そのため、『処理に困った何者か』が、市民に直接影響のない『市有の空き地』に投棄した…。
仮にその推測が事実であれば、高濃度の放射性物質が処理しきれないほど存在し、すでに飽和状態にあることを意味しています。
それを各地に埋め立てることがどんな結果を生むか。今回は特に線量が高かった柏市で顕在化したこの問題は、周辺その他多くの地域で発生しうる問題なのではないでしょうか…。

—-
882 名無しさん@涙目です。(長野県) 2011/10/22(土) 22:33:12.20 ID:VqMuqTfN0
福島原発事故で放出されたセシウム134とセシウム137の比率は約1:1
セシウム137の半減期は30.1年、セシウム134の半減期は2.0652年

セシウム137の量を1とすると、セシウム137の量は

1×(1/2)^(7/2.0652*12)≒0.822

となる(約7ヶ月経過とした)。
セシウム137が152000ベクレルだとすると現在、セシウム134は
152000×0.822=124944ベクレル
となる。
>>1のソースによると見つかったセシウム134は12万4000ベクレル
計算と完全に合う
—-

10/23追記—-
Twitterで次のようなTweetがありました。
文科省によると、雨水が集まったせい?

—-
@sunbaimanK. Shozugawa
会見なう。今回の高線量の原因は福島由来とのことです。雨水によって集められたと。 http://twitpic.com/74iebo

http://twitter.com/#!/sunbaiman/status/127999413296697344
—-

@sunbaimanK. Shozugawa
文科省の説明によれば、ちょうどこの場所に雨水が集まる枡があって、その枡が壊れてこの場所に局所的な高線量の場所が生じた可能性が高い、とのことです。ほほう雨水枡があるのかい?

http://twitter.com/#!/sunbaiman/status/128000275360391168
—-

10/23追記—-
柏の高放射線量について、NHKから報道発表がありました。

高放射線量は雨水が原因か

* * * *
調査にあたった文部科学省放射線規制室の中矢隆夫室長は「現段階で明言はできないが、破損した側溝から雨水が土にしみこんで放射線量が上昇したと考えられ、原子力発電所の事故による可能性が高い」と話しています。
調査では、現場の土を覆っている防水シートの上でも1時間あたり14.6マイクロシーベルトの高い放射線量が測定されたということで、柏市は文部科学省と協議して対策をとることにしています。
* * * *

10月23日 19時01分

http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1006591821.html

10/23追記—-
破損した側溝から雨水が土にしみこんだため放射線量が上昇したのが真相であるようです。
考えてみれば、それは人為的な事象によるものより遥かに深刻な事態であると言えます。

地形的に雨水が集約される地点は、今回の地点以外にも各地に点在しています。
今回は破損した側溝から雨水が漏れ、土がフィルターの役割を果たしたため放射線濃度が局地的に上昇しました。
集約されれば数十μSv/hもの線量を放つということです。
集約されなかったとしても、それだけの放射能を含んだ雨が日々降下していることになります。

—-いつどこに極めて危険なホットスポットが発生しているかわからない。そんな状況下にあるのです。

柏市の高放射線量 雨水浸透か

* * * *
柏市根戸の空き地で21日、地面を20センチほど掘り下げた地中で1時間当たり最大で57.5マイクロシーベルトの高い放射線量が測定されました。現場の土からは、1キログラム当たり最大で27万6000ベクレルの放射性セシウムが検出され、文部科学省の担当者などが23日、現地調査を行いました。その結果、空き地に面したコンクリート製の側溝が50センチ余りにわたって壊れ、雨水が土の中にしみこんでいる状況が確認できたということです。
* * * *

10月23日 20時55分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111023/t10013451121000.html

10/24追記—-

柏・高放射線量地:原発由来の雨水 土壌蓄積…文科省調査

街全体がホットスポットって…。さらっと書かれていますが、この状態が継続した場合にはどうなるのでしょうか…。

* * * *
松本義久・東京工業大准教授(放射線生物学)は「柏市は街全体がホットスポットのようになっているため、今回のような非常に高濃度の土壌が生じたのだろう」と分析。「ただし、汚染土壌のデータから、内部被ばくの線量などを試算しても健康への影響はほとんどないと思われる」と語った。
* * * *

毎日新聞 2011年10月23日 21時46分(最終更新 10月23日 22時45分)

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111024k0000m040065000c.html

10/24追記—-

柏の57.5μSv/hを出した土は焼却灰ですか?小石が混じっておりません。|乖離のぶろぐ(*´∀`)東日本は買うな!それが核汚染を減らします
http://ameblo.jp/pochifx/entry-11057180015.html

現場付近の土壌は小石が混じっていなかったといいます。

周辺の土壌も同様なのでしょうか?

一方、柏市は9月、放射性物質を含む焼却灰ついて、千葉県や東京電力に対応を要請していました。

放射性物質を含む焼却灰に係る緊急要望等を千葉県及び東京電力株式会社に提出
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080100/p0090000.html

10/27追記—-
過去の柏市は、高線量の放射性焼却灰をこっそり埋め立てていた、と言う話があります。

oha_miyazaki
http://twitter.com/#!/oha_miyazaki/status/97791623009812480
AERA編集長「6/24に柏市内で採取された焼却灰から国の暫定基準の10倍近い1kgあたり最高70800ベクレルの放射性セシウムが検出されたが、その焼却灰を柏市は線量も計らずにこっそり住宅街の真ん中にある最終処分場に埋めていたことが分かった」

oha_miyazaki
http://twitter.com/#!/oha_miyazaki/status/97794703059197952
AERA編集長「柏市の公表によると6/4~6/22までに3回にわたり合計25トン埋めたという。柏市からすると想定外のことで埋めても違法じゃなかったが、こっそり埋めるなんて信じられない。直ちに影響はないと言うが、基準の10倍近いものは危険だ」

柏市が小学校や住宅街に隣接する最終処分場に
「最高70800ベクレル/kgの放射能焼却灰」25トンを埋め立てていた

それで、今回読者の方よりメールで「すでに埋め立てている」との報告を受けましたので、柏市の北部クリーンセンターに問い合わせしてみました。
その結果、この高濃度の放射性物質の含まれる焼却灰を6/4~6/22までに3回にわたり柏市の最終処分場に25トンも、すでに埋め立てていることがわかりました。

柏市の57μ、柏市が焼却灰を埋めていた! より引用
http://radiationjapan.info/kashiwa.html

過去には埋め立てしていたけれど、今回はたまたま破損した側溝から汚染された雨水が流出し、フィルターのようにセシウムが蓄積された、ということになっています。

Related Posts:

Comments

Pingback from 北柏の放射線続報 | Japan Lovers
Time 2011年10月22日 at 11:35 PM

[…] 柏57.5μSv/hの放射線核種はセシウム137・134 汚染された残土や焼却灰を無断で埋めた可能性[更新] | sorakuma […]

Write a comment





*