福島第一原子力発電所5、6号機付近の海水汚染濃度は前月比7倍~10倍に
10月23日、東京電力から、福島第一原子力発電所付近の海水汚染濃度が公表されました。
福島第一原子力発電所付近における海水中の放射性物質の核種分析の結果について(第二百五報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11102303-j.html
・海水核種分析結果(PDF 73.0KB)
・海水放射能濃度(PDF 17.9KB)
10月の汚染濃度の計測結果は、セシウム134・137の合計で188Bq/Lと136Bq/L。
9月末の汚染濃度の計測結果は、セシウム134・137の合計で20Bq/Lほど。
つまり、汚染濃度はこの1ヶ月間で7倍~10倍になっているのです。
東京電力が公開しているこのグラフは、あまり一般に馴染みのない対数グラフを使用しています。
一見放射線濃度は非常に少ないレベルで推移しているように見えますが、
1.0E+01→10
1.0E+02→100
1.0E+03→1000
…
となりますので、9月から10月への濃度の推移は10倍近いものとなります。