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原子炉建屋カバー完成 福島第一原発1号機

2011-10-15 | 震災・原発 | By: sorakuma


【参考資料】福島第一原子力発電所1号機 原子炉建屋カバー屋根パネル設置完了(122KB)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_111014_02-j.pdf

カバーは縦47メートル、横42メートル、高さ54メートル。
ポリエステル繊維のパネルと天井、放射性物質を吸着するフィルター付き換気装置が設置。

毎時約4万立方メートルの空気を換気して、放射性物質の濃度を10分の1程度に低減できるという。
放射能の測定のため、建屋内から漏れ出す放射性物質を採取する作業もより正確にできる見込み。

原子炉建屋覆うカバー完成 福島第一原発1号機
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201110140615.html

1号機建屋内 依然高い放射線量
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111015/t10013279041000.html
建屋内の放射線量は、4700ミリシーベルトもの線量であるといいます。
仮にこれが1/10になっても470ミリシーベルト、数分と滞在することができないレベルです。

もう一つ懸案となるのは、今後の放射性物質の拡散についてです。
放射性物質飛散防止用カバーを設置することで、放射性物質の拡散が防がれるか、というと、必ずしもそうではないようです。



こちらの動画で、ガンダーセン博士が次のように述べています。(6:22~)

* * * *
次に簡単にお話ししたいことは、
福島第一の建屋を覆うテントがもうすぐ建設されようとしています。
それはあまり多くの問題を解決しないでしょうが、2つの問題を解決するでしょう。
このテントの目的は、敷地内の放射能を減じることです。
そのテントの内側の放射能は、しかしどこかへ逃さなくてはならないでしょう。
さもなければ、致死レベルの濃度にまで達するでしょう。

ですから、その放射能がどうされることになるかというと、
排気管の高さにまで貯まり、その高さで放出されることになります。
それは作業員によってはいいことです。
なぜならそのテントは、ずっと高い高さで放射能を排気するからです。
そしてそれは近隣の村にとってもよいことでしょう。

しかしそれは、『福島第一からの放射能放出』という問題を解決はしないのです。
あなた方にわかってほしいのは、福島第一に作られるこのテントをあなたが見たとき、
それでは全然問題の解決になっていないのだということを分かって欲しいのです。
そのテントは、セシウムの堆積を敷地から遠くへと押し広げているのです。

作業員にとっては、彼らの被曝するセシウムを少なくすることは重要です。
しかしそれは、地球レベルで考えると、
我々全員が被るセシウムの量を減らすことにはならないのです。
* * * *

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