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チェルノブイリ原発事故過小評価の仏政府責任者の最終判決が9月7日に

2011-09-05 | 震災・原発 | By: sorakuma

チェルノブイリ原発事故による放射能汚染を過少評価した仏政府責任者が起訴されている件をご存知でしょうか。
当時の健康被害の影響を隠蔽、過小評価をしたとして起訴されているピエール・ペルラン教授(88歳)の最終公判は、3月31日にパリ法廷で協議され、9月7日に最終決定がなされる予定です。

* * * *
チェルノブイリ原発事故が起きた1986年4月26日当時、フランス放射線防護中央局(SCPRI)局長をつとめていたピエール・ペルラン教授(88歳)は、チェルノブイリ事故が起きた直後の4月30日から5月5日にかけ、
『フランス国内では『死の灰』(放射性物質)による汚染は無く、健康への影響は無い』と発言し、『深刻な嘘をつき』国民の健康を害したかどで、2002年より起訴されています。

「私たちは怒り心頭だ。政府の嘘はもう終わりにしてほしい。今日フクシマで何が起きているか、本当に分かっているのか?」
「私たちはぺルラン教授が嘘をついたことに怒っている。チェルノブイリ惨事の後に国民が野菜や果物を食べないようにすべきだったのに。」


3700名の甲状腺がん患者が参加する同協会のガルニエール代表(61歳)は、1987年に甲状腺がんの診断を受け、今日に至る。
* * * *
引用:「チェルノブイリ事故後の野菜・果物への放射能汚染を過少評価した仏政府責任者、起訴」フィガロ紙(4月1日)フランスねこのNews Watching

チェルノブイリ原発事故から実に20年以上後のことになります。
日本で同じような裁判が行われるとしたら、その被告は誰になるのでしょうか。
あるいは何年後の裁判となるのでしょうか。

この公判は、日本で起こる少し先の未来を暗示しているのかもしれません。

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