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岩手県奥州市 8月25日の下水道汚泥に 大量のヨウ素が検出[更新]

2011-09-08 | 震災・原発 | By: sorakuma



岩手県奥州市の8月25時点の下水道汚泥から、セシウムではなく、ヨウ素(I-131)が検出されていることがわかりました。
Via:公共下水道施設で発生する汚泥等の放射性物質濃度測定結果について


ヨウ素(I-131)はよく知られている通り、半減期が8日間の非常に短い放射性元素です。
前回8月に11日には検出されていないことから、25日直近、あるいは12日から25日までの間に、濃度の高いヨウ素が新たに生成され、放出されたことになります。
岩手県奥州市は、福島第一原発から180キロ以上離れたところに位置しています。福島第一原発由来のヨウ素であれば、広範囲にわたり、ヨウ素の検出の情報が上がってきてもおかしくはないのですが…。

放射性ヨウ素を子どもが取り込むと、甲状腺がんを誘発します。情報が隠蔽されていた場合、それは非常に危険な事態に発展する可能性もあります。
それまでの期間で放射性ヨウ素が発見されている例がないか、確認する必要がありそうです。

9/8追記—-
八王子市:下水処理における放射能等について
汚泥焼却灰等の放射能濃度(PDFファイル 26.6KB)
7/29:汚泥焼却灰から放射性ヨウ素が981Bq/kg 検出

立川市:下水処理における放射能等測定結果
下水処理における放射能等測定結果(その12) (PDF形式:63KB)
8/03:脱水汚泥から放射性ヨウ素が178Bq/kg 検出
8/17:脱水汚泥から放射性ヨウ素が148Bq/kg 検出

長野県:下水汚泥の放射能濃度
8/22:焼却灰から放射性ヨウ素が240Bq/kg 検出
8/23:焼却灰から放射性ヨウ素が220Bq/kg 検出

新潟市:下水汚泥に含まれる放射性物質の調査について
8/18:脱水汚泥から放射性ヨウ素が57Bq/kg 検出

東京都:下水処理における放射能等測定結果
8/15~16:東京都の脱水汚泥からも微量の放射性ヨウ素が検出されています。

…7月末~8月にかけて、程度の差はありますが、各地で確認されているようです。
半減期が8日間の放射性ヨウ素が発見される可能性は一つしかありません。
それは、再臨界が繰り返されている、ということにほかならないのですが、
再臨界の場合、必ずセシウムも同様に放出されるはずです。

下記のチャートは、福島第一原発一号機の放射線レベルです。

7月末以降からの激しい反応が、再臨界を意味しているのでしょうか…。

9/12追記—-
7月末~8月中旬、福島第一原発で再臨界が起きていた?
こちらの投稿だと、日沼洋陽工学博士が再臨界の発生が原因と見ています。

* * * *
「私は福島第一原発1~3号機のいずれかで、メルトダウンした核燃料が連鎖的に核分裂する『再臨界』が発生し、4月以降では最大量の放射性物質が施設外へ漏れ出したと考えています。時期は7月28日から31日頃と、8月19日から21日頃の2回放射物質の大量流出は、発表数値が実際よりも低めではないかと疑われている東京都や横浜市の線量測定データからもはっきりと読み取れる科学的事実です」

「さらに詳しくデータを分析してみると、7月よりもよりはっきりと数値が上昇している8月のほうでは、規模が大きく継続時間が長い『即発臨界』という分裂反応が起きたと推定されます。これによって大量発生した放射性のセシウムやヨウ素などが首都圏にも達し、線量を増大させたと考えていいでしょう」
* * * *

ヨウ素の旅油断するなここは戦場だ
一方、家庭での甲状腺医療用のヨウ素が下水に放出されたという見方もあります。

* * * *
0)そもそもなぜ下水だけ?
1)ある地域の処理場では出ているのにすぐとなりでは出ていない、
2)大気エアフィルターにヨウ素はとっくに出なくなっている (例:高崎の不拡散センター http://www.cpdnp.jp/
3)そもそも半減期が8日なので逆算すると量が巨大、
4)しかもセシウムが出ていない

放射性ヨウ素は、医療現場で甲状腺の治療に使われています。甲状腺はヨウ素を集める性質をもっており、治療のさいには、まず甲状腺をヨウ素欠乏の状態にしたあとで、放射性ヨウ素を飲みます。この時には多くのヨウ素が投与されます。入院の場合は放射性ヨウ素は別に処理されて、下水にでませんが、 500MBq=5億Bq 以下のヨウ素の投与の場合は入院の必要がなく、この場合投与されたヨウ素のかなりの部分が尿として、一般家庭のトイレから下水に流れます。
* * * *

9/17追記—-
奥州市の下水道でのヨウ素131検出の件で病院に直接確認してみました のエントリによると、奥州市で医療用のヨウ素が漏れでた可能性はほぼ考えられないとのことでした。

* * * *
奥州市には、現在放射線取扱を行う病院は、胆沢病院と水沢病院の二箇所のみがあります。そこで、それぞれに9月14日午後に電話をして、担当に直接、確認しました。

その結果、水沢病院ではヨウ素131は使用していないとのことであり、また、放射性ヨウ素123は使っているが、その処理も、排出物を貯蔵し、放射線が法定基準以下になることを確認してから、病院外には排出しているとのことでした。

一方、胆沢病院については、ヨウ素131を使用しているものの、その排出物については、やはり院内のタンクで貯蔵し、放射線が法定基準値以下になることを、計測確認してから、やはり病院外に排出しているとのことでした。電話に応答いただいた放射線技師の「すがわら」医師は、管理体制から考えて、病院に由来して、このたびのヨウ素131が測定されたとの説明はきわめて考えにくいとのことでした。さらに、バセドー氏病等の治療目的で患者にヨウ素131を処方し、退院後、その人が排出したということも、万が一の可能性としてはあるかもしれないとのことで、過去に胆沢病院でヨウ素131を処方した例があるかも、わざわざに直接データ確認していただきました。その結果、昨年2010年の9月に1名の患者にヨウ素131を処方したのが最後の記録であったとのことでした。つまり、胆沢病院で取り扱っているヨウ素131に由来して、このたびの下水道汚泥からのヨウ素131(半減期8日)が検出されたとの説明は、奥州市については、処方されたヨウ素131を患者が系外に排出した可能性も含めて、きわめて考えにくいあり得ない説明であるということになります。
* * * *

9/16追記—-
爆発と水蒸気漏れで次のような違いがある、との噂を耳にしています。
もし下記が事実であれば、セシウムが検出されない理由がつきます。

臨界して爆発:放射性ヨウ素とセシウムが同時に発生する
臨界、水蒸気漏れ:放射性ヨウ素のみが発生する

つくば(KEK)の放射線線量
つくば市の放射線線量計が、7月末と8月中旬の線量の上昇をとらえていました。
この細かい上昇が、再臨界の発生と考えていいのかもしれません。

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