フランス核関連施設で爆発、『現時点では放射能漏れはない』
フランスの核廃棄物処理工場にて爆発事故があったとの報道がありました。現時点では外部への放射能漏れはないとのこと。
核関連施設で爆発、死傷者も=「放射能漏れなし」―仏南部|時事通信
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【パリ時事】フランス南部ガール県マルクールの原子力関連施設で12日午前11時45分(日本時間午後6時45分)ごろ、爆発事故が起きた。仏テレビによれば1人が死亡、4人が負傷した。うち1人は重傷という。AFP通信によると、仏原子力庁(CEA)報道官は「現時点で外部への放射能漏れはない」と語った。
爆発があったのは仏電力公社(EDF)の子会社「ソコデイ」の核廃棄物処理工場。爆発の原因など詳しいことは分かっていない。
英BBC放送によると、施設内では使用済み燃料から取り出したプルトニウムを再利用するウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料も製造している。
福島第1原発の事故を受け、世界的に原子力に対する不信感が高まる中、原子力先進国を自他共に任じているフランスで事故が起きたことは、原子力をめぐる世界の潮流に大きな影響を与えそうだ。
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13日午前1時頃、下記のように続報がありました。
仏当局「事故は終結」 核施設で爆発、5人死傷|産経 (2011.9.13 01:10)
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ASNでは「負傷した4人は被曝(ひばく)しておらず、放射性物質の外部への流出もない」などとして、「事故は終結した」と発表。EDF側は「核事故ではなく、産業事故だ」と述べた。
爆発原因は不明だが、仏メディアは「人的ミスがあった可能性がある」としている。
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発生から半日で収束…。恐るべき解決速度ですが、言葉通り受け取っていいのかどうかは、まだよくわかりません…。