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グラフの印象操作にご注意を

2011-10-09 | 震災・原発 | By: sorakuma

表は、産経新聞が掲載したものの引用です。
このグラフは1960年代と米ソ中が行った核実験と『同水準』である…ということを錯覚させるためのものです。
グラフは対数グラフなので、1960年代に行われた核実験の数倍~数十倍の大幅に上回る量が放出されていることが読み取れます。

1960年代と同水準、米ソ中が核実験「健康被害なし」 東京の放射性物質降下量
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110428/trd11042823060023-n1.htm

当然この記者は、このグラフが対数グラフであることを理解しており、その目的は、私たち閲覧者が直感的に対数グラフを通常のグラフだとミスリーディングさせることにあります。


以前、高木浩光氏のブログで、こんな記事が取り上げられていました。

日常化するNHKの捏造棒グラフ|高木浩光@自宅の日記
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20070128.html

記事が書かれたのは2007年ですが、当時から、グラフ表現に『手を加える』『一部のみを見せる』『対数を使う』などの手法によって、『印象操作』をはかる例は多数あったようです。

ある程度教育を受けていれば、こういったごまかしは見ぬくことはできるのですが、こういった表現は、日本の所謂知的でない層であると言われる『B層』を狙ったものです。

日本で行われている大マスコミによる愚民政策によって、印象操作を真に受けてしまうと、今日のような民主党政権の成立を許すような事態になってしまうというわけです。

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