NHK:千葉県東方沖地震への注意喚起
NHKが地震の注意喚起をしているのはあまり見たことがないのですが、10月31日、立て続けに千葉県東方沖地震の注意喚起を行なっています。
千葉東方沖 念のため地震に注意を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111031/k10013637011000.html
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千葉県東方沖では、今月、小規模な地震が相次ぎ、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く現象が観測されています。こうした活動は数年ごとに繰り返され、やや規模の大きな地震が起きることもあるため、気象庁は、念のため揺れに注意するよう呼びかけています。
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国土地理院や防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置している傾斜計やGPSの観測点では、26日以降、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」という現象とみられる僅かな地殻変動が観測されています。
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房総半島沖で「スロー地震」再来|独立行政法人 防災科学技術研究所
http://www.bosai.go.jp/news/press_release/20111031_01.pdf
千葉県東方沖 小規模地震続く
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1003583191.html
その他、気になる情報として、北海道大学 火山研究観測センターの森谷武男氏が、2011年12月~2012年1月にかけて、M9クラスの地震を警戒する旨の注意喚起を行なっています。
再びマグニチュード9の地震が発生する確率が高くなってきました|北海道大学 森谷氏
http://nanako.sci.hokudai.ac.jp/~moriya/M99.htm
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…現在まで昨年後半に観測された状況と良く似た経過をたどっています.地震エコーの総継続時間は16万分に到達しました.もしもこのまま3月11日の地震の前と同じ経過をたどるとすれば,再びM9クラスの地震が発生すると推定されます.震央は東北地方南部沖から関東地方沖の日本海溝南部付近であろうと考えられます.震源メカニズムが正断層である場合には海底地殻上下変動が大きいので津波の振幅が大きく巨大津波になる可能性も考えられます.発生時期は12月から2012年01月にかけてと考えられますが,地震エコーの衰弱からだけではピンポイントでの予想は難しいと思われます.…
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地震が発生する根拠としているのは、地震エコーと呼ばれる特徴的な周波をキャッチし分析した結果、東日本大震災と同じ現象が起きている、というものだそうです。
信憑性のほどは判断できませんが、NHKや北海道大学の専門機関の他にも、同時期の予測をしているものがあるようです。
地震予測情報|(株)麒麟地震研究所
http://www.npo-iaep.org/data/upDATA/newP.pdf
大気重力波その他の観測から、北海道大学の森谷氏の発表と同様の予測を示している…ということなのですが、自分には判断がつきません。
それからオカルトですが、こんなものも・・・。
Yahoo知恵袋、通称『妹の予言』
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1264312357
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妹は、3月11日の大地震の次は、確か年末から来年1月上旬までに千葉県沖で地震が来ると言っていました。(甥の誕生日が1月中旬なのですが「誕生日が迎えられないから可哀想」と言っていました。)日時も言ってましたが、どこにもメモをとってなく、すいません、分かりません。
なんせ妹は気が触れたと思ってたので、ほとんど聞き流してました。
地震は千葉県沖が震源地で、アクアラインを津波が逆流してきて?破壊されるのが見える、東京や神奈川県、千葉県の地下に水が流れ込み、想像を絶する位の人間が死ぬ、と言ってました。
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一つ一つの根拠はよくわからなくとも、ほぼ同時期に地震発生が予測されているのは、何かひっかかるものがあります。
震源地を千葉とする地震は確かに多いですが、茨城や福島もそれ以上に発生しており、これだけからはなんとも言えません。
少なくとも震度5以上の地震は、今年は例年になく発生していることがわかるのですが…
震度5以上の地震発生情報
http://www.geocities.jp/kengolfin/earthquake/2011.html
放射能対策も気掛かりですが、念のため、あくまで念のため、防災対策も確認しておいたほうがいいのかもしれません。
追記—-
これに関連して、In Deepさんで取り上げられていた、『「地震は予知出来るか?」という米国の新聞記事』の内容が少し興味深いものでした。
「地震は予知出来るか?」という米国の新聞記事
http://oka-jp.seesaa.net/article/232926030.html
通常発生する地震については、現状では予知は困難であるとしながらも、最大級の地震ではその限りではない、というような内容も一部引用されています。
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2003年9月に北海道で発生した十勝沖地震(M8.0)では電子の増加を確認することができなかった。「M8.2とか8.3でも、後から解析すると気づくというレベル。M9レベルでないと事前には気づくことはできない」とし、まだ予知の役に立つものではないとする
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仮にM9レベルの地震が起ころうとしているなら、その兆候は何らかの形であらわれるかもしれない…そんなことは記憶にとどめておこうと思います。