2012/03/14 千葉県東方沖地震に最大限の警戒を!
地震情報検索で千葉県東方沖を検索した結果ですが、震度5強の地震と共に、14日、12回にもわたって地震が集中しています。
15日も、13時の段階で既に11回の地震が観測されています。その殆どが、北緯35.8度、東経140.9~141.0度を震源とする浅い地震です。
懸念されていた千葉県東方沖の大地震が誘発される恐れもあるかもしれません。地震に最大限の警戒を!
最近特に多かった、首都圏大地震の警告は、このことだったのでしょうか…
首都圏地震、大震災前の3倍に増加 文科省「M7いつ発生しても…」
首都直下地震、東京東部沿岸など震度7も 文科省
首都直下地震:震度7を予想…「6強」見直し 文科省
M7級首都直下地震、4年内70%…東大地震研
首都直下地震、起きやすい可能性 大震災でプレート沈み込み加速 防災科研が分析
もう一つ気になることは、昨年10月~11月に観測されていたスロースリップ現象です。
房総半島沖でプレート境界面のゆっくり滑り(スロースリップ)現象を検出|国土地理院
この時観測されたスロースリップは、11月に収束が宣言されていますが、国内観測史上最大の地震となった東日本大震災においても、2月、つまり地震の1ヶ月前にスロースリップ現象が確認されていました。
Wikipediaにはこのように記載があります。
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これより約1カ月前の2月中旬以降、2度のスロースリップイベント(ゆっくりすべり)が発生し、3月11日の本震の破壊開始点に向かう微小地震の震源移動が続いていた。1度目は、2月中旬から2月末にかけて、2度目は3月9日のM7.3の地震の発生後で、これらのスロースリップにより、モーメントマグニチュード(Mw) 7.1に相当する地震エネルギーが解放されたと考えられる。このスロースリップが、巨大地震の発生を促進した可能性が指摘されている
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千葉県東方沖で前年観測されたスロースリップ現象、そして14日のM6.1の地震。まるで東日本大震災の引き金となった3月9日のM7.3の余震を彷彿とさせるかのようです。
今回の地震の集中は特に気になります。今一度、自宅の耐震への備えを確認しましょう。
津波の危険のある海岸線沿いの地域については、もし地震が発生したらどう行動するか、綿密にシミュレーションしておくことが大事かもしれません。