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京都大学:生活圏の空間線量率の継続測定を行うKURAMA-IIを開発

2012-03-10 | 震災・原発 | By: sorakuma


前年に京都大学が開発した、KURAMAシステム—-GPSとガイガーカウンターを組み合わせて、移動しながら空間線量の測定が可能であり、それがリアルタイムに確認でき、最終的にはネットワーク上で共有できるというシステム—-が更なる進化を遂げていました。

システムが小型化され、耐久性が向上しただけではなく、KURAMA-IIは測定のための特別な操作が不要となりました。
これにより、生活圏内を常時移動する移動体(路線バス、コンビニエンスストアの配送車、配達で使われるバイクなど)に搭載することで、定常的な線量監視システムを構築することが可能となったのです。もちろんKURAMA-Iと同様、取得したデータはただちにサーバにアップロードされ、Google Earthの地図を通じて汚染の状況を共有できます。
今まで必要だった操作が不要となることで、専門のオペレーターも不要になります。
これを量産することにより、私たちの生活圏に密着した最新の実測データをクラウドベースで共有できるようになるのです。これはすごい!

生活圏の空間線量率の継続測定を行うKURAMA-IIを開発~福島で路線バスにおける実証試験を開始~

何よりこれが素晴らしいのは、そのリアルタイム性です。
文部科学省などが公開しているものは、その後の汚染がないことを前提とした一過性のものですが、実際には汚染物質は「移動」していきます。
焼却灰などの影響で新たに堆積したり、ホットスポットから溢れることもあるでしょう。雨や風などの自然現象によっても増減します。
そういった微細な変化が、まさに現在の状況として把握することができるのです。

今回の改良で、日本全国のリアルタイム線量測定に繋がるかもしれません。業務用だけではなく、乗用車全てにつけちゃったらいいんじゃないかと思うのですが、どうでしょうね。


図1 KURAMA-II システム構成図


図2 Google Earth上でのデータ表示例


図3 ツールボックス(34.5cm×17.5cm×19.5cm)に入れられたKURAMA-II車載機


図5 営業走行中のバスでの実証試験データ(例)


図6 バイクへの搭載試験。荷台にKURAMA-IIと検出器の入った箱が設置されている。

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