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心筋梗塞が急増しているという噂

2012-06-08 | 震災・原発 | By: sorakuma

40歳以上の女性に「高血糖」から発症する、脳卒中と心筋梗塞による「突然死」が急増している…そんな記事が報じられていました。
生活習慣病に注意を…とその記事は訴えていましたが、震災以降、様々なメディアから心筋梗塞の増加は報じられていました。

特に気になったのは下記、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表、中手聖一さんが2012年5月14日に発表されたレポート「福島県の子ども」の病死者数についてです。
レポートでは、福島県の子どもの病死者数の累積グラフの比較と、多くの症例が追加する中、心疾患での死亡数が1年間で2倍に増加しているという統計が紹介されていました。
※累積グラフの比較なので、傾きが前年度と比較しどうであるかを考えます。件数自体が少ないため、資料にある統計上としての有意さを訴えるまでには至っていないのですが、少なくとも現段階での傾向はつかむことができます。

「福島県の子ども」の病死者数について
http://dl.dropbox.com/u/17135518/nakate.pdf

2012.3.20 第76回日本循環器学会『東日本大震災後に心不全が有意に増加、ACS、脳卒中も』
『特に(東日本大震災後の)心不全の増加は、過去の大震災疫学調査では報告例がなく、東日本大震災の特徴の1つであることも浮かび上がった。』
『例えば心不全は、2011年の2月11日~3月10日では123件だったが、同年3月11日~4月7日には220件と有意に増加していた』
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs2012/201203/524102.html

2012.4.23 第98回日本消化器病学会『東日本大震災後に出血性潰瘍が有意に増加』
『2010年群で119人に対し、2011年群では257人と有意に増加していた』
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs2012/201203/524102.html

2011.6.30 NHK『震災後 心不全の患者3倍超』
『東北大学病院で、東日本大震災後の1か月間に受け入れた心不全の患者が震災直前の3倍』
http://www.nhknews.jp/news/0629_0507_1_shinsai.html

2011.11.20 心疾患引き起こす川崎病が全国で増加中
http://www.ikuji-support.com/news_JsXe903HZ.html

2012.3.22 ユーリ・バンダジェフスキー・元ゴメリ医科大学学長
『心筋細胞にセシウム137が取り込まれると、エネルギーの産生(合成)ができなくなり、突然死につながる。』『特に心血管系疾患で死亡した患者の心筋に多くのセシウム137が蓄積されていたことを突き止めた。』
『残念ながら日本人は情報が少なすぎる。(政府当局は)情報を隠している。今のような形で情報を隠し続けると、(対策の遅れによって)数十年後に日本の人口は激減してしまう。』
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/8780463ce90b6ad4cd1f8567f548dcfb/page/1/

2011.5.18 NPO法人「チェルノブイリ救援・中部」理事の河田昌東『セシウムはこのミトコンドリアの機能を破壊することがわかっている。その結果、子どもだけでなく大人にも心臓血管系の病気が増えているのです』
http://goo.gl/JPnyQ

一方で先月末、カルシウムサプリが心臓に悪影響を与えるというニュースが報じられていました。
カルシウムをサプリメントで摂取する…それだけでも心筋梗塞のリスクが増加するといいます。

カルシウムサプリで心筋梗塞リスク2倍―独研究
http://kenko100.jp/news/2012/05/29/01

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今回の研究では、食事からのやや多めのカルシウム摂取が心筋梗塞リスクを減少させたが、これは先行研究でほとんど報告されていない。女性のみで関連が示されており、Li氏らは、女性特有の何らかの要素が関連した可能性に言及。「食事によるカルシウム摂取は、心臓や血管に対する明らかな利益をもたらさない」と結論付けている。
一方、カルシウムのサプリメントは心筋梗塞リスクを大幅に増加させると警告。そのメカニズムとして、血液中のカルシウム濃度の急激な上昇は、血管の石灰化を招くと考えられ、血中カルシウム濃度は、心血管疾患の指標との関連も報告されている。さらに、カルシウム代謝を制御する副甲状腺ホルモンが心血管疾患に密接に関連することも示唆されており、その交互作用が注目されるという。

サプリメントによるカルシウム摂取は、全ての種類のサプリメントを使っていない人と比べて心筋梗塞リスクが1.86倍に上昇し、他のミネラルが入っていないカルシウムのみのサプリメントを使用している人では2.39倍とさらにリスクが上がっていた。
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この記事で気になったのは2点あります。

カルシウムのサプリメントを、ストロンチウムの予防としての摂取していた人が多かった可能性が1つ。
それからもう1つは、副甲状腺の異常系の病気として紹介されていた、原発性副甲状腺機能亢進症という病気です。
副甲状腺の異常により、カルシウムの濃度が過剰に高くなり、様々な異常を発生させるといいます。

カルシウムの増加が心筋梗塞を発生させたのか、副甲状腺系の異常が心筋梗塞を発生させたのか。あるいはその両方か。
少なくとも、件数の増加が統計として、すでに顕れはじめていることは覚えて置かなければなりません。

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