Macbook Air が IntelベースUltrabook市場を席巻する
Apple の Macbook Air が、Intel の超軽量 Mobile ノート市場を席巻する ― そんな記事が取り上げられていました。
DigiTimes: Apple’s MacBook Air is pricing Intel-based Ultrabooks out of the market|9to5Mac
Macbook Air のエントリーモデルのスペックをちょっと思い出してみます。11inchのスクリーンを持ち、1.6GHz の Dual Core i5 のSandy Bridge 対応の CPU、64GB の SSD を搭載する。その重量はわずか 1 キロほどであり、超薄型で高級感あふれるデザイン。バッテリー時間としては、少なくとも 5 時間程度は確保されている。そんな超軽量ノートが、定価ベースで 84,800円で販売されています。
試しに、日本で販売されているノートPCで、同じような性能ノートが存在するか価格コムで検索してみました。
検索条件は次の通りです。
- CPU:Core i5〜
- SSD:64GB〜
- メモリ:2GB〜
- 駆動時間:4時間〜
- 重さ:1.5キロ以下
かろうじてヒットするのが、パナソニックのLet’s note シリーズですが、価格コムの最安値ベースでも10万円〜となりました。検索条件に薄さの要素を追加すると、そもそも検索結果にヒットさえしません。
Macbook Air では Windows 7 のデュアルブート環境も可能なので、単純に価格比較するだけでも勝負にならないほど Macbook Air の圧勝ということになってしまいました。
今回の記事では、その要因の一つとして、維持コストのかかる大量のパーツを減らし、筐体の元となる単一のパーツへの集約、効率化を長年にわたって行ってきたことをあげています。さらに、今後は、Mac で使用されている OS Xと、iPhone などで使用されている iOS を統合していく動きが噂されており、それによってますますの効率化、コスト削減が進むとされています。
Analyst: OS X and iOS to become one in 2012|9to5Mac
以前は『でもお高いんでしょう?』という印象のあった Mac ですが、いつの間にか市場で最安値を叩き出すようになっていました。特にMobile PC の市場では Macbook Air に匹敵するようなノートは存在せず、今後もますますシェアを伸ばしていきそうです。
Apple MacBook Air 1.6GHz Core i5/11.6/2G/64G/802.11n/BT/Thunderbolt MC968J/A