“死の灰”の放射線 世界初の確認 (NHK:2009年6月放送)
動画は2009年6月に放送された、NHKニュースによる放送です。
プルトニウムによる内部被曝、そして、原爆投下時の被曝から60年以上経った今でも細胞を、DNAを傷つけているという事実、それが癌を誘発しているという研究結果を報道しています。
マスコミの使命とは、今こそこういった事実を報道し、警鐘を鳴らし、福島や東日本の住民がいたずらに被曝することを防ぐことではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
以下、Liberal Utopia:原爆の「死の灰」が今も体内で放射線を出し内部被曝の原因に 長崎大学七條和子助教授らの研究グループが世界で初めて確認 より引用させて頂きました。
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細胞から伸びる2本の黒い線が放射線だ。
被爆者は一般に強い放射線を浴びたことによる外部被爆が問題とされる。
今回、放射性物質を体内に取り込んだことによる内部被曝もまた、確実に起きていることが明らかにされた。
研究グループは、すでに死亡した7人の被曝者について大学に保管されていた組織を特殊な方法で撮影。
その結果、「死の灰」が細胞の中で出す放射線を黒い線として映し出すことに成功。
被曝から60年以上もたった今もなお、骨や腎臓などの細胞の中で放射線を出し続けている様子をとらえたのは世界初だ。
さらに重大なのは、放射線の分析からこの「死の灰」の成分が原爆の原料であるプルトニウムであると確認されたことだ。
半減期が何万年にも及ぶプルトニウムを環境中に放出することがどれほど危険なのかを物語っている。
ちなみに原発もまたウランを燃やして「死の灰」を作る。
100万キロワットの原発は1年間稼動すると1トンのウランを燃やす。
広島に投下された原爆は約1キログラムのウランが燃えたものだが、原発1基が1年間稼働すれば、それを1000倍するほどの大量の「死の灰」を出すわけだ。
1986年4月26日、旧ソ連のチェルノブイリ原発で起きた重大事故では、広島原爆約800発分の「死の灰」が環境中に放出された。
広大な地域が汚染され、数十万人の人たちが避難を強いられ流浪化した。
狭い国土に地震の巣が密集するこの日本で、50基以上の原発が稼働することがどれほど危ういことなのか。
ましてやその原発に、通常のウラン燃料よりもさらに危険性が高いプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使用するプルサーマル計画がどれほど危険なのか。
今一度考えてみる必要がある。
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