電力会社・原子力産業の『報告書の誤り』がひどすぎる
9月28日、経産省で次のような報告が上がっていました。
緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の調査等に関する結果報告の受理について(北海道電力株式会社他)
http://www.meti.go.jp/press/2011/09/20110928003/20110928003.html
9月15日、緊急安全対策等の報告書にミスがあるとの指摘を受け、原子力事業者に報告書の誤りの調査を行ったというものなのですが…
北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、四国電力、日本原子力発電株式会社にそれぞれ報告書の誤りがあるということがわかった、という内容です。
各事業者の『報告書の誤り』の概要は下記の資料にまとめられています。
(別添1)各事業者からの誤りに関する報告概要及び評価への影響(PDF形式:121KB)
http://www.meti.go.jp/press/2011/09/20110928003/20110928003-2.pdf
つい先日も、福島県の環境放射能の数値の修正が明らかになったばかりですが、どうやらこういった修正、計算ミスはほとんどの事業者について恒常的に行われているようです。
指摘があってはじめて明るみになった内容が今回のような事態となりますので、こういった事案はおそらく氷山の一角である可能性すらあります。
仮に原子力が本当に安全なものであったとしても、管理する会社が恒常的にミスや不備を伴ったものであれば、事故が起きないほうが不自然であるというものなのかもしれません。