新潟県の水田土壌に含まれる放射性セシウム濃度(生協発表)[訂正]
エコ米の水田土壌の放射性物質濃度~国の規制値を大きく下回る~
10/6追記—-
記事内容の訂正をさせて頂きました。
記事及びタイトルで、新潟県産のコメに含まれる…と記載していましたが、正しくは水田土壌に含まれる放射線濃度でした。
元記事の情報に対して誤った解釈をしてしまい、大変申し訳ございません。
水田土壌レベルでこの放射線濃度であれば、コメからの放射性物質は、仮に含まれていたとしても検出すら難しいレベルであると想像できます。
新潟県産のコメは、少なくとも土壌レベルから『安全』であると言えそうです。
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福島産のコメ、早場米の多くがND(不検出)となっていたことと比較すると、これが本来のあるべき数字なのかもしれません。
新潟県の降下したセシウムの量は、東北や関東の各県と比較してごく微量であるといいます。
東北や関東の各県と比較し、より放射性物質降下量の多い地域でND(不検出)で、ごくわずかであった新潟で検出されるというのは果たしてありえるのでしょうか。
やはり、降下した放射性セシウムの量が、土壌や農作物に含まれる放射性物質に含まれる量に反映されると考えて間違いないようです。
田崎和江金大名誉教授が、飯舘村の土壌(50000Bq/kg)でコメを栽培したところ、2600Bq/kgのセシウムを含んだコメが出来上がった…という話があります。
新潟のコメの測定と同じ方法で検査した場合、各地のコメがどれだけの放射性物質を含んでいるのでしょうか。
新潟の数値を見て思うのは、各地の自治体が発表した数値は、本当に信用していいものか、そんなことです。
少なくとも、日本有数のコメの産地である新潟産のコメの安全が確保されていたのは、暗いニュースが続く昨今で明るいニュースでした。
今年もコメの問題は深刻ですが、前年度米がなくなる次年度は、さらに安全なコメを確保するのが難しくなります。
そんな中で、今回東京新聞で紹介されていたようなセシウム降下量の少ない地域であれば、安全性の高い農作物が得られると考えてよいことになります。
内部被曝を避けるため、極力安全な食品を選びたい私たち消費者にとって、信頼できる見方となりそうです。
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Comments
Comment from sorakuma
Time 2011年10月6日 at 8:12 PM
ご指摘いただき、ありがとうございます。情報元サイトの検査結果に対して誤った解釈をしており、急ぎ記事内容を訂正させて頂きました。
土壌レベルでこれだけ微量な放射線濃度であれば、コメに含まれる放射性物質は、検出すら難しいレベルであろうことが想像できます。
日本で最も有名なコメの生産地だけに、汚染の被害が最小限であったことは不幸中の幸いでした。
繰り返しになりますが、ご指摘いただき、本当にありがとうございました。
Comment from ずくなしの冷や水
Time 2011年10月6日 at 6:50 PM
こんにちはGoogleの検索で訪問させていただきました。新潟県のコメの汚染度は関心の高いところで、私も気にしていました。掲載された記事は大変参考になりましたが、このデータはコメの放射性物質の含有量ではなく、水田土壌の汚染密度のようです。
新潟県総合生活協同組合(総合生協)公式サイトには
「水田土壌を対象に放射性物質濃度の自主検査を新潟県内の各産地で行いました。その結果、すべての産地で土壌中の濃度が国が示した暫定規制値を大きく下回っていることが分かりました。
新潟県内に11あるエコ米の産直産地の土壌を8月17日から26日まで順次採取し、検査を委託した環境衛生中央研究所(長岡市)において放射性物質濃度を調べました。」とあります。
また、訪問させていただきます。