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牛乳に含まれる放射性セシウムは?

2011-11-05 | 震災・原発 | By: sorakuma

牛乳には放射性物質のリスクがある…そんな懸念から、極力牛乳を避けている方もいると思います。
実際、その根拠の一つになっていたのが、以前、食の安全を考える放射線測定にて計測されていた215Bq/Lという市販の牛乳の計測値です。

今回、別のサイトにて、10月以降に、市販の幾つかの牛乳について、ゲルマニウム半導体検出器による放射能濃度測定結果が公開されていました。
わずかでも検出されたものについては、50,000秒もの測定を行った精密なものです。

メグミルク牛乳

http://securitytokyo.com/megmilk20111010.html

2011年10月10日測定
測定時間54,000秒
測定誤差 Cs ±0.03 Bq/kg
セシウム合計0.67Bq/kg
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ヨウ素131   不検出
放射性セシウム134 0.33 Bq/kg
放射性セシウム137 0.34 Bq/kg
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北海道 根釧牛乳

http://securitytokyo.com/konsen_milk.html

2011年11月3日測定
測定時間50,000秒
測定誤差Cs-137 ±0.033 Bq/kg
放射性セシウム合計 0.22Bq/kg
—-
ヨウ素131      不検出
放射性セシウム134  検出 0.0951Bq/kg
放射性セシウム137  検出 0.1250Bq/kg
—-

大阿蘇牛乳

http://securitytokyo.com/oasomilk.html

2011年10月11日測定
測定時間15,000秒
検出限界 Cs-137 0.16 Bq/kg
セシウム不検出
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ヨウ素131     不検出
放射性セシウム134 不検出
放射性セシウム137 不検出
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信州八ヶ岳野辺山高原3.6牛乳

http://securitytokyo.com/nobeyama.milk.html

2011年10月11日測定
測定時間18,000秒
検出限界 Cs-137 0.155 Bq/kg
セシウム不検出
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ヨウ素131     不検出
放射性セシウム134 不検出
放射性セシウム137 不検出
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さすがに九州産は安心のセシウム不検出。そして長野も不検出。検出された北海道産も、メグミルクも検出されたとはいえ、1Bq/kgにも満たない量となります。
メーカ側から、こうして具体的な数値や検査体制が公開されるようになれば、それが一番の風評被害の払拭に繋がるはずです。

仮に今より汚染状況が悪化し、何らかの形で汚染が避けられないものになったとしても、食品によってある程度の汚染の目安がわかっていれば、栄養素を計算するように、どれだけこの食品を食べて良いかの基準になるはずです。

理想的には、食品(とくに肉や魚など)のベクレル値が一品ごとに表示されているのが望ましいのですが、そうなるまではせめて、より汚染の可能性の少ない食材を選ぶのはやむをえないところです。

今は流通側の事情で食品の基準が決まっていますが、消費者側の視点に立った食品の基準やルールが設定されれば何よりだと思います。

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