上越国際にスキー 旅行編
今回は、友人二人と新幹線で、上越国際にスキーにいってきました。
今シーズンは1月の白馬に続き2回目。1シーズンに2回スキーに行くのは実は初めてになります。
大雪の予報で天候は心配でしたが、雪が振り続いてはいたものの、さほど風が吹き付けることもなく、滑りやすい雪質でなかなかのコンディションでした。とはいえ、今回一番大変だったのは、天候でも雪質でもなく、混雑でした。
初日。
午前は、まずは足慣らしです。3連休の初日だけあって、すごい混雑でした。上越国際スキー場は、東京から越後湯沢まで新幹線で1時間15分くらいと、上越線で15分。東京から2時間かからず到着できる好立地。それだけに、この日は、朝から人で溢れていました。下の写真はそれぞれリフトからとった写真ですが、人がたくさん。。人の合間をぬって滑る感じで、人が少ないコースを探して滑っていました。
午後は、飛び入りでスキー教室のレッスンを受講。午後の部13:30~15:30までの2時間で3,000円。レッスンは、初心、初級、中級、上級にわかれていて、自分のレベルにあわせて受けることが出来ます。受付時間ギリギリ(13:28)に申し込みましたが、滑り込みで受け付けてくれました。
習ったことはこんな感じです。
- つま先側に重心がいくように滑る。
- 真っ直ぐ滑る。その際、つま先をつけたまま足踏みして滑る。
- まっすぐ滑る。その際、つま先側をつけたままジャンプして滑る。
- まっすぐ滑る。その際、片足で滑る。
- ストックの持ち方。腕を広げて、軽く視界に入るくらいに前に。
- 膝を曲げて、重心を低くする。
基本的に、重心をコントロールする技術が主になると思います。
つま先重心は、まずは後傾にならないように必要。後傾になってしまうと、スキーのコントロールが効かなくなってしまうので、板をコントロールするために、斜面に対し体が垂直に鳴っている必要があります。ある程度うまくなってくると、前に習っていたとおりかかと重心になるとも言っていましたが、最初からかかと重心にしようとしても、どうしても後傾になってしまいがちになるので、まずはつま先体重、という意識をもつのが大事のようです。
つま先をつけたままの足踏みやジャンプも、後傾になっているとできない動きになります。重心は自分も含め、誰もが最初にぶるかる壁だと思いますが、結構わかりやすい教え方だったと思います。午後はその後、講師の方から頂いた指摘、指導を元に滑りました。
そして夜はナイターです。上越国際は、天候次第ではありますが、21時までナイターで滑ることが出来ます。
ナイター最高です!
ナイターでは、昼間の混雑はほとんど解消され、リフトもほとんど待つこと泣く、コースを広々滑ることが出来ます。
また、ライトが自分のシルエットを映しだしてくれるので、自分がどんな姿勢で滑っているのかなんとなく見ることができます。ここで、これだけ人が少ないなら、デジカメの動画機能で撮影して、確認するのもいいんじゃないか?ということで、交互に滑って、滑りを録画し、自分たちのフォームや滑りを確認しながら滑ることにしました。
19:30からはじめて、結局21:00の終了時間まで滑ってこの日は宿に帰りました。
宿は、今回は『ロッヂ Mai』さんにお世話になりました。
じゃらんの紹介では評価が非常に高く、料理が美味しいというコメントが多かったですが、確かに美味しかったです。特にご飯、銘産のコシヒカリが最高で、それに負けない素朴ながらも美味しい料理でした。
難点は、駅からの距離が少しあること。駅から徒歩4分は、普通の靴では難しく、スキー靴を履いてでは倍はかかってしまうかもです。上越国際は、スキー場に隣接してホテルグリーンプラザ上越があるので、少しでも歩きたくない!朝も夜もめいっぱい滑りたい!という人はそちらがいいかもしれません。
それでも、ロッヂ Maiさんはコストパフォーマンスと料理の面でとても魅力的な宿でした。余談ですが、昔ミリオネアに出演し、みのもんたと対決して、1000万…は逃したものの、100万円はゲットしたそうです。
2日目。
好天からのスタートです。
この日は、昨日の夜、ナイターで掴みかけた何かを元に、スキー場の各所を回って練習ポイントを探しました。
この日の午前中、最初に回ったのは、パノラマゾーンです。
パノラマゾーンは日本海側にあり、山を挟んで雪質が全く異なるのが特徴です。特にこのゾーンはモコモコの雪が降り続いていて、新雪慣れするのに最高のコースでした。ただし、日本海側だけに雪が降り積もりやすく、15:00~15:30くらいにはゲレンデをクローズしてしまうので、注意が必要です。
パノラマゾーンには、おしるこ茶屋があります。おしるこ、気になっていたのですが、混雑のためスルー。残念。
その後、お昼休憩をとった後、アクティブゾーンへ。
上級コースはコブがおっかないので、そのままスルー。競技コースにもなっている、大沢ゲレンデに向かいました。
広い!ここは、2段にわたり、中級コースでは随一の斜度の坂が広がっているのですが、非常にコース幅が広く、かなり余裕をもって滑ることが出来ます。
中級・上級者の練習コースとして絶好のポイントだと思います。とはいえ、最初の坂は急な傾斜がかなり長く続いているので、慎重に滑る必要もあります。競技用のコースだけに、時期によっては大会等で使用されていて、一般には使えない時もあるのかもしれませんが、広く、長く、安定して滑れる練習に最適なゲレンデでした。
この日は録画した自分の滑りを確認しつつ、17:00までここを繰り返し滑りました。
夜はまたしてもナイター。初日より30分はやく、19:00から開始です。
大沢ゲレンデの方にいきたかったのですが、帰りに上級コースを回避して通ることになる初級者コースが、非常に難度が高かったため、コース正面の中級コースで落ち着きました。アクティブゾーンから上級者コースを回避する初級者コースが異常に難易度が高く、マザーズゾーンの一部の中級より何度が高いので注意が必要です。上級コースからの回避コースなので、人が溢れていて、滑りにくいことも理由の一つですが、コース幅がせまく、いろは坂のように急カーブが多く、そのくせ傾斜がそれなりにあるという、実際かなり難しいコースだと思います。
結構激しく雪が降っていましたが、初日混雑して全く滑らなかった、マザーズゾーンの正面の中級コースを繰り返し滑りました。
動画で確認しながら滑り、今回で重心をとるコツを掴むことができたっぽい感じがします。
スキー板、というより足裏が、雪面をしっかり掴んでいる感覚です。重心が離れてしまうと、この感触が失わてしまうイメージ。
マザーズゾーンのこの正面の坂で、ほぼ、その感覚を掴むことができるようになりました。1月に習ったとき、講師の方が仰っていたことをようやく体感できたと思います。
そして3日目、最終日。
この日は好天だったり吹雪になったりと天候がめまぐるしく変わりました。
…と、このくらい違います。吹雪くとほとんど視界がなくなったりもするのですが、コース幅自体が広いので、滑れないほどではありません。
この日は、午前中、同行していた友人が足を少しひねってしまいました。大事をとって大沢ゲレンデ下の休憩所で休んでもらい、ひたすらこのコースを往復していました。10数往復したものの、安定して
様子をみつつ14:30まで滑り、はやめに上がることに。
途中、罠初級コースをなんとかとおり、15:00 頃にはスキー場入り口に。本当は友人はリフトで下りたかったのですが、上りリフトで下ることはできないそうです。残念。
上越国際スキー場は、ゲレンデ入り口に縄文の湯という温泉が。入浴料はタオル一式がついて1,000円。
スキー場での疲れをとるにはやっぱり温泉が一番だと思います。電車の時間が16:30なので、16:00頃まで温泉で温まりました。この温泉、駅からも見える距離にあります。
残すは帰り。
急いでおみやげを買って、上越国際スキー場駅へ。ところが、16:30の上越線が10分以上遅れているとのアナウンスが。この上越線は1時間に1本の運行で、これの遅れはダイレクトに越後湯沢での新幹線に響きます。
今回、帰りの乗車券は指定席にしていなかったのが幸いでした。新潟へのスキーの場合、ローカル線が遅れることを計算に入れて、30分くらい乗り換えの時間を見ておいたほうがよさそうです。特に、新幹線の指定席を取る場合は特に。
また、行きも帰りも、スキー一式は郵送としました。電車の移動の場合、大荷物を持って歩くことは現実的ではありません。東京や越後湯沢など、新幹線のメイン乗車駅は非常に混み合います。電車が時間通りに運行しなかったりすると、とたんに時間の余裕がなくなるため、手荷物は出来る限り少ないほうがいいです。着替えも入れてしまえば、完全に手ぶらにすることもできますが、洗い物は持ち帰ったほうが無難ですね。
総括として…
そんなわけで上越国際のスキー旅行が終わったのですが、今回は特にたくさん滑ることが出来ました。体力的な面は、美味しい食事と適度な休憩、CW-Xなどの装備に支えられ、また技術や経験の上でも得るものが大きかったと思います。
今回スキーバッジテスト3級を受けるつもりだったのですが、予め開催日が決まっていたため、受験出来ませんでした。今の技術でどうなるかはわかりませんが、まずは今シーズン3級の取得を目指して、3月に再度スキー旅行を行うつもりです。
上越国際はその利便性のよさから、昼間のいい時間はどうしても混雑してしまうのですが、さほど混雑しないナイターや、大沢ゲレンデなどの格好の練習ポジションがあるため、是非また着たいスキー場になりました。雪質も非常に良く、さらに日本海側のパノラマゾーンなど、ゾーンによっていくつものタイプの雪質を楽しむことが出来ます。
それから、スキー場としては、スキー場内の料理も非常に美味しいと思います。各レストランでは、ホテルグリーンプラザ上越のホテルメイドカレーをはじめとする、普通のスキー場と一線を画した料理が並びます。値段はもともとスキー場のランチなのでどれも1000円前後くらいするのですが、スキー場の昼食のインスタントな味、という印象を覆す美味しい料理が楽しめます。
初心者向けのコースが少ないのが難点といえば難点ですが、初心者のうちはコースをいろいろまわるより、一つのコースじっくり取り組むことが上達がはやいので、それでいいのかもしれません。
また来年には訪れて、こんどこそ大沢ゲレンデでしっかり最後までコントロールして滑りたいと思います。