放射性物質の拡散を予測する
放射性物質は、発生源から同心円状に広がるわけではありません。大きく風の影響を受けます。本来、日本国内でこそ公開すべき情報ですが、放射線の発生源から風下にあたる地域ではより注意が必要となります。
下記に、海外で放射線の拡散を予測している組織を3つ紹介します。
まず1つ目は、オーストリア気象地球力学中央研究所(ZAMG)の放射線拡散予測です。
UTC 3月31日12時 → 日本時間 3月31日21時の予測となります。
続いて、UTC 4月1日12時 → 日本時間 4月1日21時の予測となります。
続いて、ドイツ気象局(DWD)の放射線拡散予測です。
UTC 3月31日12時 → 日本時間 3月31日21時の予測となります。
続いて、UTC 4月1日12時 → 日本時間 4月1日21時の予測となります。
最後に、イギリスのWeather Online の放射線拡散予測です。
UTC 3月31日12時 → 日本時間 3月31日21時の予測となります。
続いて、UTC 4月1日12時 → 日本時間 4月1日21時の予測となります。
それぞれのサイトでは、放射線拡散予測の動きも合わせてみることが出来ます。各国が発表している拡散予測は若干の差異がありますが、おおよそどういった方向に拡散しているかは共通しています。
特にイギリスのWeather Online は拡散予測が見やすく、I-131(放射性ヨウ素)だけでなく、Cs-137(放射性セシウム)の情報も見ることができるのでわかりやすいです。
風下に当たる地域では、できるなら当日は極力風に当たらないように、また、風や雨にあたったと感じられるときは除染処理をしましょう。
下記サイトで、放射性物質拡散の動きを把握しておくことで、日々の生活や対応も変わってくると思います。
本来、この情報は日本政府や気象台が出すべき情報です。危険なのは半径30キロではなく風下である…このことは政府もマスコミも決して口にはしませんが、被曝地域に住まう人間として、最低限知って置かなければならないこととなってしまいました。
一刻も早く、この情報が周知の事実として認知されればと思います。