原子力関係者が、九州に『避難』するという可能性
山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル!にて、原子力関係者の不可解な動きを察知していました。
【原子力関係者は9/19北九州市に退避するつもり?】 -代表Column- 「推測ですが・・・福島第一原発が、再臨界している可能性について」
既に確定している事実を時系列について、まず抜粋します。
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1~3 ■ 7月後半(28~31頃)と、8月後半(19~25頃)に、
東京都、奥州市でヨウ素131を検出
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4 ■ 9/13報道(3社):9/12福島第一30km圏.避難訓練、
住民初参加 第1原発3号機、炉心溶融を想定
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5 ■ 9/15夕発表:9/19日本原子力学会が北九州市で開かれる
【福島現地視察しないのか?】
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6 ■ 9/16報道:9/15枝野経産相、インタビュー
福島第2原発の廃炉が、不可避との認識
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7 ■ 9/17報道:9/16東電発表
福島第1原発、2、3号機で注水増やす
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山崎氏は、ここから導かれる結果として、下記の事象を『推測』しています。
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メルトスルーして溶けて固まりになった燃料棒は、格納容器の底か、コンクリート床か、その下の地中に埋まりこんでいる。
1) 7月後半、8月後半、また9月以降、断続的に『再臨界』している。
2) 9/12 福島第一3号機『再臨界』、30km圏の(住民初参加の避難訓練)として全住民避難。
3) 9/15 30km圏の福島第2原発の再稼働断念。
4) 9/16 福島第1原発、2、3号機で『再臨界』の放熱をひやし、『再臨界』の(冷温)停止のため、注水を増やした、と発表。
5) 9/19 原子力関係者は、日本原子力学会出席のためとして、北九州市に避難の計画
■ 結論:福島第1原発は危険な『再臨界』状態にある。
30km圏は現地の事務所・作業員を除いて「総員退避」の状態、福島県や東北・関東など3/15、3/21に放射性物質のプルーム(雲)が拡がった範囲は、前回同様の放射性物質拡散の危険性がある。
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発生した事象をそれぞれ結びつけて考えてみると、これほど危険な状態はないかもしれません。
なぜ、『絶対安全だから必要ない』という避難訓練をこのタイミングで実施したのか?
また、『あれほど廃炉を拒み続けていた』、決定的に壊れたわけではない福島第二原発このタイミングで諦めたのか?
そして、福島原発が『再臨界を繰り返している』と推測される状況であり、
直近で『冷温停止のため』という名目で、おそらくは『再臨界阻止のため』原発への注水したという事実。
これらが全て関連していると考えるなら、原子力関係者が北九州で行われる会合に集まる、実質的に北九州に一時避難する、ということに結びついてきます。
もうひとつ、4月時点のエントリですが、原発の制御棒に関するこんな話があります。
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A、福島原発は制御棒が挿入されて自動停止したから、チェルノブイリと違って安全なんでしょう?
Q、制御棒には寿命があります。 通常運転でホウ素主体の炭化ホウ素の制御棒で1年、ハフニウム主体の制御棒で3~4年で交換します。 今回のような制御不能状態が長く続くと寿命も短縮します。 燃料と制御棒 どちらが先に無くなるかの競争です。
A、制御棒の寿命が尽きたらどうなるのですか?
Q、核連鎖反応を制御することができませんので核爆発、あるいは水爆の爆発があるかもしれません。
A、核爆発はわかりますが何故水爆の爆発なのですか?
Q、水は中性子を吸収すると二重水素(D)になることがあります。蒸気になって酸素と分離したら中性子を吸 収して二重水素と三重水素(T)になることがあります。
また制御棒のホウ素は中性子を吸収してリチウムになります。リチウムは中性子を吸収して三重水素Tになり ます。 二重水素と三重水素は水爆の材料です。 又はDT強化原爆の材料になります。 制御棒のハフニウムは中性子を吸収してタンタルからタングステンに変わる可能性があります。
タングステンは中性子反射材としても使われますから 核分裂を加速させる可能性があります。 軽水炉で使われるウラン238も中性子反射材として使われ 最後には超臨界で発生する高速中性子で核分裂しま す。
A、材料が全部揃っているわけですね。
Q、制御出来ない核爆発で核融合が起こるのが先か,圧力容器が壊れるのが先かの競争です。
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福島第一原発では、核の圧力容器は既に破損し、壊れていると推測されています。
事故から半年たち、制御棒が既にその機能を失い、7月、8月と再臨界を繰り返していたと考えるなら、大量の水蒸気が発生した3月の再来も考えられるのかもしれません。
気休めかもしれませんが、9月の連休を使って西日本へ『旅行』するといいのかもしれません。
何事もなければそれでいいのですが、これだけ事象が重なり続けると、どうにも落ち着きません。