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国の暫定基準値は全面核戦争時の食物の汚染上限

2011-09-24 | 震災・原発 | By: sorakuma

既にいろいろなところで紹介されていますが、衝撃的な内容だったので紹介です。

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【食料生産者の皆さんへ】国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。もしも放射性セシウム137が500Bq/Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すると言うことは、その食品を食べた人が 10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。

追記、500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。全面核戦争で食べ物がない場合の基準が規定の2倍の期間も放置されています。

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東北文教大松田浩平教授:国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染上限 より


テレビや新聞などで、何度も何度もなんども超えている、超えていないと論じている暫定基準値は、非常事態における、他に食べ物がなく、餓死を避けるため、やむを得ず食べなければならない場合の基準となります。

同じく、私たちに警鐘を鳴らしている団体があります。美浜の会は、3月28日時点で、内部被曝の具体的な数値を指摘して国に改善を求めています。

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食品の暫定規制値では、1年で17ミリシーベルトもの被ばくになると認める
厚労省は、水や野菜、原乳が高濃度に汚染されていることが明らかになり、3月17日に、食品の放射能汚染の摂取限度として、原子力安全委員会事故時を想定して定めていた食品に関する「飲食物摂取に関する指標」を暫定規制値として採用すると発表した。
枝野官房長官は、この暫定規制値について、「このレベルを一生食べ続けても直ちに影響はない」と強弁している。では、暫定規制値のレベルで被ばく量はいくらかになるのかを確認した。暫定規定値に従えば、飲料水と食品の摂取だけで、1年間で17mSvの被ばく(実効線量)になると認めた。
・放射性ヨウ素(甲状腺への等価線量で年50mSv)、全身に換算すると年に約2mSv
・放射性セシウム 年5mSv
・ウランとプルトニウムはそれぞれ 年5mSv
これらを合計して、食品だけで年に17mSvになると認めた。一般人の年間被ばく限度は1mSvである。暫定規制値は、食品からだけで、17mSvもの大量の被ばくを強要するものである。さらに、この暫定規制値を緩和しようとしている。これをやめるよう求めた。
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人々の不安や苦悩を省みることもない、あまりにも無責任な厚生労働省

年間20mSvまでは、という基準は、こうした背景を元に設定された根拠のない数字です。
実際にこんな生活が続けば、松田浩平教授の言葉通り、『10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超える』ことになり、国民の半数が、被曝により死亡したり、あるいは何らかの健康被害を訴える事態に繋がる未来が待っているのかもしれません。

日本では、暫定基準値を超えなければ問題ない!として出荷されている(あるいは検査すらされていない)食品が多数存在します。
日本人のほとんどが口にする主食のコメも例外ではありませんでした。

コメの予備調査で基準値超のセシウム 福島
放射性物質:もち米からセシウム 暫定規制値下回る 福島
<二本松産米>市長「東電に怒り」 緊急会議で迅速公開表明

そのコメは、人を殺します。500ベクレルに達したとか達しないとかではなく、その1/10でも『放射性廃棄物』であり、『遅効性の毒物』です。

コメの基準値については、このグラフが非常にわかりやすいです。

毎日食べる日本のお米、500ベクレル/kgでいいの? より

もう一つ気になることがあります。
コメとして出まわらなかった米、どうなるのでしょうか。

コメは、日本では多数の加工食品にコメが使用されています。

日本酒、煎餅などといった、日本を代表する食品も含めて、既に放射性物質という『毒物』入りの食品が出回っているのかもしれません。

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