グリーンピース:汚染された魚が食卓に並んでいる
20日、グリーンピースは、魚介類商品のベクレル値表示強化を政府などに要請しました。
―大手スーパー5社への抜き打ち調査で、魚介類商品から放射性物質が検出されたためです。
2011/10/20 グリーンピースによるプレスリリース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/pr20111020/
調査結果(PDF)
http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20111020_SUSEA_Result.pdf
先日、政府から水産物の放射性物質の調査結果が公開されました。
:水産物の放射性物質の調査結果について(9月1日公表分以降)(10月7日更新)(PDF:162KB)
そこでは、暫定基準値を遥かに超える魚介類の汚染の実態が記されています。
暫定基準値を超えた魚は下記の一覧です。
武田教授も以前記載していましたが、魚介類は生物濃縮により、深刻なレベルで汚染の影響を受けています。
今回のグリーンピースの調査では暫定基準値を超えた魚は発見されていませんが、魚介類は全て検査されているわけではなく、あくまでサンプル調査に過ぎません。
サンプル調査で暫定基準値を超えなかった魚でも、基準値をはるかに超える魚介類が市場に流出してしまうことは十分考えられます。
ロシアンルーレットのように、私たちは放射性物質を摂取する危険に晒されているのです。
数十ベクレルなら大丈夫では?と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、たった毎日10ベクレルの食事でも、健康に深刻な影響を及ぼす可能性が指摘されています。
1日10ベクレルの食事がもたらすもの
http://sorakuma.com/2011/10/08/4585
放射性セシウムなど、1ベクレルであっても私たちは口にして良いものではありません。
本来基準値とは、汚染食品を流通させるためにあるのではなく、私たちの健康を守るためにこそあるべきなのです。