セシウム137を多く含む野菜は?
野菜をマーケットなどで選ぶ際、基準の一つとして、『産地』で選ぶという考え方があります。
なんとなく、福島産や近隣各県が産地のものは選ぶのを躊躇してしまう人も多いかもしれませんが、仮に産地の表記が全て書かれていなかったらどうでしょうか。
例えば、マーケットで販売されている産地の表記を100%信用できますか?
もしかしたら、『誤って』他県産の名前で販売されていることもあるかもしれません。
そんな時にもう一つの基準となりえるのが、『セシウムをどれだけ吸収しているか?』というものです。
グラフを見ると、普段口にしやすい野菜では、キャベツ、ダイコン、ジャガイモ、レタス、ホウレンソウなどが特に高いようです。
反面、トマトやナス、カボチャやキュウリなどが低くなっています。
どうやら『葉』や『根』の野菜はセシウムが多く取り込まれ、『実』の野菜はセシウムが少ない傾向にあるようです。
9月には、ひまわりによる除染の検証を行ったHOPE-Japanのホームページにて、ひまわりに関しては全体の60~70%のセシウムが含まれるデータが出ています。植物に関して、一番にセシウムが集まりやすいのは『葉』なのかもしれません。
ひまわりの除染効果についての検証(PDF)
冒頭のグラフにおけるセシウムを多く含む野菜を実生活で覚えておくのは少し大変です。
とりあえず葉を食べる野菜、根を食べる野菜に関しては要セシウム注意、実を食べる野菜に関しては比較的安全…と、そう考えておくといいかもしれません。
冒頭のグラフは、下記サイトから紹介させて頂きました。
キャベツはセシウム-137が最も蓄積されやすい野菜のひとつ – SECURITY.JP