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福島いわき市住宅街に発生した巨大温泉は、その後どうなったのか?

2011-11-03 | 震災・原発 | By: sorakuma

6月、福島県いわき市の住宅街にて、突如出現した建造物から温泉が湧き出るという事件がありました。
元々は炭鉱の通気口だったといいますが、周囲の植物は枯れ、また湧きでた温泉は川に流していると報じています。
この件、その後はどうなったのでしょうか?

ネットを探していると、その後の状況がレポートされていました。

ミニレポート 住宅地に噴出した温泉のその後(8月下旬)
http://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/66b9bc0a81b274dd2206902126311a36

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噴出直後のニュースでは立坑から思いっきりお湯が溢れ、湯気が濛々と立っていましたが、現在ではその勢いも弱まり、少なくとも構造物上部からの溢流は見られませんでした。また、噴出がひどい時には辺り一帯に硫黄の悪臭が漂っていたそうですが、この時は全く匂いは感じられず、臭気被害も最悪時に比べればかなり軽減されているように思われました。しかしながら構造物には簡易的な排水パイプが設置され、上部には土嚢らしきものが積まれたままでして、噴出は完全に止まったわけではないようです。

その証拠に、通気口の脇ではこんな感じで白い湯気が上がっていました。敷地の傍には川が流れているのですが、噴出しつづけるお湯をパイプで川まで引き、川へお湯を捨てるところでこの湯気が上がっているようです。
温泉水の様子をもっと確認したかったのですが、現場を含め周囲は私有地であり、また藪が繁ってとても近づける状況ではなかったため、これ以上の探索は断念することにしました。所用の都合で今回は僅か数分で現場を立ち去ってしまいましたが、現場を見た限りでは、どうやら異常事態は徐々に収束に向かっているようです。温泉は必ずしも人に癒しをもたらすものでは無いんですね。
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もし原発が事故を起こしていなかったら、湧きでた温泉も名物として観光名所になっていたかもしれません。
原発からの汚染水の状況が日々報告されている最中、地震由来の温泉には何か不吉なものを感じてしまうのも無理はありません。
異常事態は収束に向かっているとのことで、とりあえず一安心です。

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