松戸市:放射能汚染防止のため、剪定枝・落ち葉及び草を燃やさない方針に
千葉県松戸市にて、放射能の再拡散を防ぐため、剪定枝・落ち葉及び草が燃やさない方針に変更されました。
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このたびの東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う、放射性物質の飛散が原因で、本市の焼却灰(飛灰)に含まれる放射性物質の値が、国の暫定的な基準値(8,000ベクレル/kg)を超えたため、対策として大口の剪定枝等の焼却施設への搬入を停止しました。
その結果、和名ヶ谷クリーンセンターの飛灰の値基準値を下回りましたが、クリーンセンターの飛灰の値は減少したものの基準値を超える状態が続いています。
今後の対策としまして、家庭から出る剪定枝・落ち葉及び草についても、当面、焼却施設への搬入を停止することになりました。
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松戸市は放射性廃棄物に対する意識が高く、焼却灰の放射線濃度についても市民に公表しています。
松戸市:焼却灰の放射能濃度について
この動きは、他の自治体でも追随されることとなると思います。
ホットスポットとなってしまっている地域もそうですが、早川教授の地図や、文部科学省が公開している汚染地図を確認する限り、日本の国土の大部分が汚染されています。
焼却処理を行っても、放射性物質が減少することはありません。それどころか、放射性物質が舞い上がり、土地や人々が再び汚染の危機に晒されます。
ガンダーセン博士:がれき焼却による放射能拡散について(追記)
放射性廃棄物であるがれき処理も同様です。
がれき処理法により、各自治体でがれきが受け入れられ、処理した場合、その土地や人々は汚染のサイクルに組み込まれていきます。
このことは広く周知され、放射性廃棄物を焼却した場合どうなるか、広く市民に啓蒙されるべきです。