sorakuma

そらくま。

Skip to: Content | Sidebar | Footer

早川教授:放射能汚染地図(四訂版)公開[更新]

2011-09-10 | 震災・原発 | By: sorakuma


群馬大学 早川教授の放射能汚染地図の四訂版が公開されました。
現在公開されている汚染状況地図の中で最新のものとなります。

放射能汚染地図(四訂版)早川由紀夫の火山ブログ

* * * *
この地図は、2011年3月に地表に落ちた放射性物質がそのままの状態で保存されている場所の現在の放射線量を示しています。芝生などの草地で測定される数値に相当します。アスファルト道路は、放射性物質が雨で流されたため、この地図に示した数値の4割程度が測られるのが普通です。一方、流された放射性物質が集積している雨どい・軒下・側溝などではこの地図より何倍も高い数値が観測されます。
* * * *
9/16追記—-
文部科学省の公開しているセシウムの地表への沈着地図を、9月12日更新のものに差し替えました。


下記は、文部科学省が公開しているセシウム134とセシウム137の地表面への沈着を合わせた地図になります。

文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果
文部科学省による福島県西部の航空機モニタリングの測定結果について(平成23年9月12日)(PDF:1221KB)
こちらでは東日本における一部の県の記載がありませんが、早川教授の分析とあわせて考えると、地表に残されたセシウムによる汚染状況が見えてきます。

フクロウの会などの福島県の子どもたちの内部被曝調査などによると、土地の汚染状況はそのまま人々の内部被曝の状況をあらわしているといいます。
地図上の汚染の強い地域で生活することは、健康被害、生命に直結しうる問題を引き起こす可能性があります。
土地の除染は、原発から今も吹き出している放射性物質が収束しない限りは不可能です。
まずは安全な場所へ疎開できるよう、それが支援されるような法制度、一刻も早い国からの支援が必要です。

Related Posts:

Write a comment





*