福島の子供たちに甲状腺への影響が出始めている
福島の子供たちに、早くも甲状腺の影響が出始めているというニュースが報じられています。
甲状腺機能、10人が変化 福島の子供 信州大病院調査
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111004/bdy11100410220005-n1.htm
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長野県松本市の認定NPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」と信州大病院が
福島県内の子供130人を対象に実施した健康調査で、甲状腺ホルモンが
基準値を下回るなど10人の甲状腺機能に変化がみられたことが4日、
同NPOへの取材で分かった。
同NPOによると、福島第1原発事故との関連ははっきりしない。
健康調査は7月末から8月末にかけて実施。原発事故で福島県から避難し、
長野県茅野市に短期滞在していた当時0歳から16歳の子供が医師の問診と、
血液、尿の検査を受けた。
甲状腺は成長に関する甲状腺ホルモンなどを分泌。子供は大人よりも放射性
ヨウ素が集まりやすく、蓄積すると甲状腺機能低下症や甲状腺がんになる
可能性が高まる。
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調査したNPO団体によると福島第一原発事故との関連ははっきりしない、とあります。
事実として影響は誰の目に明らかであっても、政府や東電、一部の学者たちは『無関係』と主張するのかもしれません。
ですが、証明する方法は、存在します。
低線量被曝からの甲状腺被曝は立証可能
低線量被曝からの甲状腺癌は、指紋のように染色体に異常があらわれることが明らかになっています。
子供たちを使った『実験』など即刻辞めさせ、致命的な影響が現れる前に彼らを安全な場所に移動させるべきです。
この期に及んで、経過を観察する必要が…などというのは、子供たちに甲状腺がんが発生し、子供たちや家族の生活、あるいは人生を闘病生活で滅茶苦茶にしてしまうまで待て、というのでしょうか。
政府や福島県の現状の施策は、住民の生命を守るものではありません。
仮に命は大丈夫でも、場合によっては生涯、甲状腺の投薬が必要な事態になる恐れもあります。
政府の援助を待たずとも、九州など、西日本の自治体には、被災家族の受け入れを行なっているところも多数あります。
どうか、致命的な影響が現れる前に、安全な場所への避難を検討して頂ければと思います…。