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「食べて応援」という幻想

2012-01-19 | 震災・原発 | By: sorakuma

12月、農家の婿のブログこんな内容の投稿がありました。

「食べて応援」は幻想だ農家の婿のブログ

—-
米がね、業者にクソ安く買いたたかれてるんスよ
それが食品会社やら、外食産業に流れ込んでるんですよ
米だけじゃないですけどね

肉牛なんて、今年2月時点で1750/kgだったりした相場が、11月20日時点で650円/kgぐらいですわ
米についても、直聞き情報として1俵8000円提示 中通りの伝聞情報として、1俵5000円提示
野菜だって似たようなもんでしょう
今日1玉98円の白菜を見ましたよ

わかりますかね
農家儲かってねーっすよ
足元見られてケツの毛毟られてるのが現実ですわ
まあ彼らは大抵こんなことを言ってたりしますね

「私共は復興を支援しております。食べて応援しましょう!」

ふところ温まってるのはテメー等だけだクソったれ
本心から応援したいなら、例年の定価で買え
それが嫌なら綺麗事ぬかすんじゃねえ

被災地支援を、弱者を自社利益のための口実に使うな
正直にはっきり言えよ

「私共は、農家さんの生活より、お客様の健康より、私共の利益が大事です」ってさー

原発事故のおかげで国産米が安く仕入れられて嬉しいですって
—-

「食べて応援」とは、誰のためのものか、今一度考えてみる必要があります。
食べて応援は、消費者の側からすると、福島や福島の産業を助け、被災地の人々を支援するためのものです。
しかし、これを読む限り、必ずしもそうなってはいないようです。

なぜなら、そこには食品会社や外食産業が福島産の生産地を破格の値段で買い漁り、それを今までと変わらない値段で私たちに提供するという背景があるからです。
私たちが外食産業で食することになるコメは、福島産のものが多いといいます。
その値段は、震災前と変わりはありません。
では、それによって利益を得ているのは誰でしょうか?
実際に福島を応援できたのは誰だったでしょうか?

福島の応援を声高に謳い、福島の農家から搾取を行い、それによって利益を貪っているのは誰か。
今一度、考えてみなければなりません。

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