頭痛を和らげる7つの方法
原因に合わせて頭痛を和らげる効果的な方法についてまとめてみました。
自分は結構な頭痛持ちです。友達と出かけとき、たいていは頭痛になります。なんとなく、頭痛の予感…!みたいなものを感じると、鈍い痛みからはじまり、ズキズキ痛みはじめます。
頭痛、一般的には3つのパターンにわかれるそうです。すなわち、血管の拡張が原因のもの、からだやこころの緊張が原因のもの、脳の病気が原因のもの、この3つです。
ほとんどの場合、前の2つがあてはまるのですが、脳の病気の場合は命に関わる頭痛なので、ちょっと経験したことのないような頭痛を感じたら、頭痛薬ではなく病院で診察を受けることが大切です。
頭痛薬、特にロキソニンなどは強力に効果を発揮しますが、頭痛薬は頭痛を治すものではなく、頭痛の痛みを和らげるものなので、根本的な問題は解決されません。
まずは、自分の頭痛が何を原因として起こったかを確認する必要があります。
頭痛のタイプは主に3つ
- 血管の拡張が原因の頭痛:片頭痛、群発頭痛
- からだやこころの緊張が原因の頭痛:緊張型頭痛
- 脳の病気が原因の頭痛:脳梗塞、脳腫瘍、脳出血、くも膜下出血など
脳の病気が原因のものは病院での診察をうけるのが最良なので、先の2パターンの頭痛について考えます。
片頭痛、群発頭痛の原因
基本的には、血管の拡張が原因になります。血管を拡張させる要素は何かと言うと…
- お酒を飲む→二日酔いーではなく、お酒を飲むことで血管が拡張されます。
- 人ごみ→雑踏や人ごみなど、脳に酸素がいきわたらなくなって、脳が酸素を取り入れようと血管が拡張されます。
- 過度のリラックス→寝すぎや、緊張から一気に解放された状態だと、血管が拡張されて頭痛になる場合があります。
- 暑いお風呂や長風呂、サウナなど→これも血管が拡張される場合があります。
- 緊張からの解放→こんなものまで、頭痛の原因となります。
- 冷たいものを取りすぎると、血管が拡張して体温をあげようとし、頭痛が起きる場合があります。
このタイプの頭痛は、ある意味リラックス状態になりすぎると緊張する、と覚えておくといいかもしれません。
痛みを和らげる方法、つまりは血管の拡張をもとに戻すことなのですが、こんな方法があります。
- カフェインを摂る
代表格はコーヒー、紅茶、お茶です。カフェインが含まれているものを飲みます。 - 頭を冷やす
こめかみのあたりを軽く冷やしてみましょう。キンキンに冷やす必要はないので、ハンカチを濡らして側頭部、こめかみのあたりを軽く拭くだけです。繰り返すと少し楽になります。 - ゆっくり深呼吸する
自然に呼吸が浅くなってしまうと、脳が酸素不足→血管拡張から頭痛が起きることがあります。人ごみを避けて、ゆっくり、深く深呼吸を数分してみましょう。 - タバコを吸う
タバコには、血管を収縮させる効果があります。基本的には害でもあるのですが、拡張した血管を収縮させるには有効な方法の一つです。
他にも睡眠をとるのも効果的ですが、寝すぎは偏頭痛の原因ともなってしまうため、普段規則正しい生活をすることが大事になります。
緊張型頭痛の原因
その名のとおり、首や肩が緊張しておこる頭痛です。主な原因は…
- 首こりや肩こり
- 首や肩の冷え性
- 精神的なストレス
片頭痛とは根本的に原因が異なるため、片頭痛の痛みの対策をとると、かえって頭痛が悪化するので注意が必要です。
基本的には、首や肩、精神的な緊張を解放すると頭痛が解消されます。
女性や、男性でも冷え性の方、パソコンなどを長時間扱う場合、この頭痛になりやすいそうです。
- 首や肩を温める
おもに首こり、肩こりが原因の場合、有効な方法です。ぬるめのお風呂で温めてみましょう。 - 首や肩のマッサージ・ストレッチ
これも首こり、肩こりが原因の場合。あまり強めにしないのがコツかも。 - ストレスの原因を解決する
根本的な原因を取り除くには、自分がかかえるストレス要素を解放するのが一番です。
自分の場合は、ほとんどが血管の拡張からくる片頭痛です。コーヒーを飲んで気持ちを落ち着けると、たいてい痛みは和らぎます。また誰かとリラックスした時間を過ごしていたりしても頭痛になるので(罰ゲームのような本当の話)そんな時は、なるべく一人の時間を作るようにしています。
以前は、雨が降る前はよく頭痛になっていましたが、最近これはわからなくなりました。
頭痛治療の難しいところは、片頭痛もちのひとが緊張型頭痛の対処(またはその逆)をしても、効果がないどころか、頭痛がひどくなってしまうことがあることです。
例えば、片頭痛(血管の拡張が原因)の人がお風呂にはいって血行がよくしたとき、かえって頭痛が悪化することがあります。
逆に、緊張型頭痛の人がコーヒーやタバコをとると、これも頭痛が悪化してしまうこともあるかもしれません。
最初にある程度自分の頭痛のタイプや原因を把握しておくことで、より正しい対処ができるようになります。
自分にあった対処法をみつけ、頭痛が発生したときはまずその方法を試してみる、というのがいいと思います。
最後に、繰り返しになりますが、片頭痛や緊張型頭痛以外の頭痛、脳の病気によって発生する頭痛の場合、発見が遅れると命に関わります。一度は大きな病院で、脳の原因ではないことをを検査してもらってから、これらの方法を考えましょう。