内部被曝:東京都民→6000Bq 南相馬→25万Bq…
とある東京都民の内部被曝レベル
(画像は http://p.twipple.jp/zDHyrより引用。)
とある南相馬の酪農家の内部被曝レベル
(画像はhttp://twitpic.com/6475n7より引用。)
【動画】密着4か月 酪農一家 中学3年の夏は…08月03日(水)News Watch 9
ホールボディカウンターというのをご存知でしょうか。
これは、全身の内部被曝の状況について、ヨウ素131やセシウム134、セシウム137などのそれぞれ放射線核種を、Bq(ベクレル)、Sv(シーベルト)単位で数値化してくれるものです。
上の画像は、とある東京都民の方と、南相馬市の酪農家の方がそれぞれホールボディカウンターを受けた結果になります。
検査は北海道がんセンターで受けることができます。
筑波や東大の放射線研究所などでも本来検査は可能なはずなのですが、某政府の方針で福島県の方に限ることになってしまったため、北海道がんセンターの院長が独自で計測を行うことにしたという噂があります。
東京都民の方の内部被曝レベルを見る限り、6000Bqは、一応致命的な数値というわけではないようです。
ヨウ素(I-131) :検出せず
セシウム(Cs-137): 868 Bq、 4 μSv
セシウム(Cs-134):6373 Bq、42 μSv
内部被曝での被曝量は、46 μSv
問題は南相馬市の酪農家の方の内部被曝レベル。25万Bqは、どれだけのものなのでしょうか。
ヨウ素(I-131) :検出せず
セシウム(Cs-137):129746 Bq、596 μSv
セシウム(Cs-134):122676 Bq、564 μSv
内部被曝での被曝量は、1160 μSv
ヨウ素(I-131)の半減期は8日間ですから、仮に摂取していても検出されないのではないでしょうか?セシウムに対し、全く摂取されていないというのは明らかに不自然です。
この結果プラス、常に発生し続けている外部被曝があります。
流通の発達した日本では、飲食物は手を変え品を変え、全国に拡散を続けていることでしょう。そう考えたとき、わずか4ヶ月で1mSvを超える内部被曝+外部被曝に晒され続けている南相馬市の状況は、そのまま東日本に広まるホットスポットの被曝状況に当てはまるかもしれません。
先日、投稿した首都圏土壌調査に見える汚染の実態 のホットスポットに該当する地域の方は特に、健康被害のでないうちに現状把握を兼ねて、ホールボディカウンターを受けておいたほうがいいかもしれません。
今後、被曝状況による健康被害が発生したとき、それを国家に立証するための証明になる可能性があります。薬害エイズをはじめ、水俣病やアスベストなど、今まで国が起こしてきた問題と同様、国家が保障を行う機会はかならず来るでしょう。その時のために、確かな証拠を残しておく必要があります。
お子さんのいらっしゃる家庭では、特に甲状腺がんの危険性を意識する必要がありますから、お子さんの生命を守るためにも、安全・安心を買う意味でも、是非検査を受けておくことをお勧めしたいと思います。数値にして観測することで、心配が杞憂であるのか、それとも本当に危険なのか、真実を知ることができるはずです。
8/12 気になる情報があったので追記。
ホールボディカウンターが隠蔽工作的に使われる事を心配している
(7月20日 放射線リスク欧州委員会 クリス・バズビー博士記者会見より)
http://www.youtube.com/watch?v=dKyiglcnlhk&feature=related#t=9m30s
【要旨】
ホールボディカウンターというのは過去の被曝問題に対しては役に立たない。
γ線の放出を測定するだけだが、深刻なのはα線とβ線を放出する核種です。
必ずしも各線種を放出する核種は同時に存在するわけではない。
それはチェルノブイリで分かっている。各核種は体の各部にバラバラに存在している。
体の各部にどの核種が存在するか測定し、構築したモデルと照らし合わせて検討することが必要。
日本政府がそういうプロセスを経て健康被害を見るか疑問だ。
ホールボディカウンターは被爆者を安心させるために使われており、
科学としては真面目なやり方とはいえない。隠蔽工作的な要素がある、
健康被害が出たときにホールボディカウンターの値が低かったので
放射線による被害ではないと主張してくるのではないかと心配している。
こんな話も…。
「捨てられた日本国民」 政府は本当のことは教えない。 国民がパニックになるから、だって
これは、ヨウ素やセシウムなどの放射性物質を体内に取り込んでおきる「内部被曝」についての資料で、「3月12日から23日までの12日間、甲状腺に0・2μSv(マイクロ=1000分の1ミリ)/時の内部被曝をした場合」(甲状腺等価線量)、どうなるかを示している。
そのデータは、恐るべきものだった。
「1歳児(1~3歳未満)→108mSvの被曝」
「5歳児(3~8歳未満)→64mSvの被曝」
「成人(18歳以上)→16mSvの被曝」
なんと、たった0・2μSvの内部被曝をしただけで、乳幼児は100mSv超に相当する、大量被曝をしたことになるという。
「このデータは3月25日には報告されていたものですが、何度も強く要請することで、最近になってようやく政府機関が出してきた。1~3歳児にとって、甲状腺への内部被曝は外部被曝の数万倍以上の影響があると考えなければならない。とんでもない数字ですよ」(民主党衆院科学技術特別委員長・川内博史氏)
うーん…。