毎日数千ものがん細胞が作られている
『がん細胞は、毎日数百から数千個が新たに生まれている』
医療関係者の間では常識なのかもしれませんが、少なくとも私達が普段意識していることではありません。
なんとなく追っていた記事の中で特に気になるポイントが2つありました。
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がん発生の仕組み
人間の体はおよそ60兆個の細胞でできているといわれています。そして、体内では、毎日膨大な数の細胞が、分裂を繰り返しながら体全体の機能を健康的に維持しています。
そうした分裂のときに、DNAのコピーに、ほんのちょっとしたミスが生じるだけで、正常なはずの細胞が傷ついた状態になってしまうのです。そして、がん化に関連する遺伝子に変化が生じると、時を待たずしてがん細胞に変異するのです。この遺伝子の変化は1回だけではありません。何回も何回も変化し続けて、あげくのはてにがん細胞になるのです。
それが、ひと月に1回分裂するとしたら、約10年で1億個くらいが集まって、ほぼ1センチくらいの大きさのがん細胞になる。これががん発生の仕組みです。
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免疫バランスを保つことが重要
がん細胞は、毎日数百から数千個が新たに生まれているといわれます。
しかし、健康な人の体の中では、大病につながる悪い影響がでる前に免疫細胞がこのがん細胞をやっつけてくれるので、ほとんどの場合、体には異変や支障がでないのです。一個のがん細胞が、分裂し増殖し続けて一センチの大きさになるまでには約10年はかかるといいましたが、ここまでの大きさになる前に、ほとんどの場合は免疫細胞に破壊されてしまうと考えられています。
しかし、この期間中に、体力がかなり落ちていたり、さまざまな理由によって免疫細胞の攻撃力が弱まっていると、がん細胞が大きくなることを体が許してしまいます。つまり、免疫力の健全なバランスが崩れたときに、がん細胞は増殖し、急激に大きくなるというわけです。このことから、逆の言い方をすると、体の免疫バランスをつねに保つようにすれば、がん細胞は増えにくいうことです。
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がん細胞の発生。それから免疫力の低下。そのどちらもが放射能の被曝を原因として引き起こされるものだからです。
内部被曝と、放射線がDNA、染色体にあたえるダメージについて説明している動画を3つ紹介します。
1.内部被曝による染色体異常
2.DNAへのダメージが変異に導く
3.フリーラジカルのDNAへの攻撃
今東日本を中心に免疫力が低下し、各種の感染症が猛威を振るいつつあります。
過去10年の統計で複数の感染症が大幅に増加(感染症情報センターより)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/18myco.html
これら2つが意味するのは10年後、あるいは10年を待たずしてのがんの大発生です。
物事に『原因』と『結果』が存在するのであれば、『原因』たる事象は既に確定してしまいました。その『結果』は、火を見るより明らかではないでしょうか。