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ガンダーセン氏:子供の運動靴から高い放射性粒子が検出されている

2011-11-04 | 震災・原発 | By: sorakuma

子供の運動靴から高い放射性粒子が検出されている…。ガンダーセン氏が、そんな報告を行なっていることが紹介されていました。

ガンダーセン氏の報告:子供の運動靴から高い放射性粒子を検出|カナダde日本語
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-3019.html

カナダde日本語さんにより、概要が以下のようにまとめられています。

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マルコ・カルトフェン氏の学会での発表の概要は次の通り。
福島第一原発事故によって大量の放射性物質で汚染されたチリが放出されたそのチリを吸いこんだり、飲みこんだりすると、また外部被曝とは違った悪い影響を人体に及ぼす

核種の種類や濃縮度を調べるために空中や蓄積した放射性降下物などの環境メディアからフィールド・サンプルの採取を実施した。サンプルには、蓄積したチリ、表面を拭ったもの、使用済みフィルターマスク、使用済みエア・フィルター、汚れた靴、地表などが含まれる。

放射性物質は、使用済み自動車のエア・フィルターやスタンダード0.45ミクロン膜のエア・フィルターから採取された。土壌や蓄積したチリは、地表や室内の表面や使用済みの子供用運動靴から採取された。

日本のフィルターからは、セシウム134と137、そして各サンプル毎に3nCiTAという高いレベルのコバルト60が検出された。2011年の4月に日本で採取されたサンプルからは、アイオダイン131が検出されたが、半減期の短いこの核種は、その後のサンプルからは、検出されたなかった。

米国のエア・フィルターとチリのサンプルからは、4月にワシントン州のシアトルから採取されたエア・フィルターのサンプルを除いては、放射性物質は見つからなかった。

日本の子供の靴からは、高いレベルの放射性セシウムが検出された。(ガンダーセン氏は、動画で、子供が靴紐を触った後は、かならず手を洗うように助言している。

隔離された米国の土壌からは、8ナノキュリー/kgの放射性セシウムが検出されたが、その他のサンプルからは、放射性セシウムは検出されなかった。桁違いの放射能セシウムを含んだチリが、福島第一原発から約160キロ以上離れた場所で見つかった。米国の西海岸でも検出された。

ガンダーセン氏が最後に述べているように、これらの情報は政府からではなく、ネットを通して得られる個人の情報である日本の国民の健康はそっちのけで、福島の人々への賠償額を下げるため私利私欲のため、又、国益のために原発事故の被害を過小評価して発表する日本政府。彼らの情報が信頼できない今、私たちは自分たちでサンプルを採取し、その情報を公表し合って、現実を直視するしかない。政府が除染してくれるからなどと甘い夢を見ていたら終わりだ。除染作業はかなり難航している
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以前紹介した除染の実態についてでは、靴は特に重要な箇所でした。

「放射能の除染」を行うということ、その危険性
http://sorakuma.com/2011/10/30/5037

降り積もった放射性物質を踏んで汚染されてしまうケースが多いので、靴は特に重要な除染箇所。

テレビやマスコミでは、除染の危険性や、放射性物質に囲まれて暮らすことの意味を報道することなく、まるで除染を行えば放射性物質が魔法のように消えてなくなるとばかりに報道しています。

首都圏であっても、靴などはもっとも汚染の影響をうけやすい場所です。
ましてや、被災地においてはその影響はいかばかりでしょうか。

福島県では、小学生を守るために、『放射線を正しく知って行動しましょう』というパンフレットが作られています。
http://www.pref.fukushima.jp/j/02_web.pdf

子供向けのわかりやすさはあります。
ですが、放射線管理区域の水準を遥かに超えるような汚染地での生活を行う上では全く不足しているように思えます。


『直ちに健康に害はない…』そう言いつつ、使い捨ての耐放射能用装備で福島を訪れたとある大臣が、語らずとも全てを物語っています。

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