sorakuma

そらくま。

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原子力安全・保安院:現在、緊急情報が発表されています。今後の情報に注意してください。

2012-01-07 | 震災・原発 | By: sorakuma

原子力安全・保安院の緊急時情報ホームページでは、
現在、緊急情報が発表されています。今後の情報に注意してください。』
と掲示されています。

原子力安全・保安院 – 緊急時情報ホームページ
http://kinkyu.nisa.go.jp/

緊急情報は、現時点では2012/01/06 16:33更新の第328報が最新です。

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第328報 (http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/2012/01/328161400.html)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

・2号機原子炉格納容器内調査のため原子炉格納容器内の温度を下げる必要があること及びタービン建屋内炉注水ポンプ試運転の準備に伴う給水系からの注水配管切替のため、
炉心スプレイ系配管からの注水量を9.2m3/hから9.3m3/hに、給水系配管からの注水量を0.2m3/hから0m3/hに変更(1月6日10:46)
炉心スプレイ系配管からの注水量を9.3m3/hから9.0m3/hに、給水系配管からの注水量を0m3/hから1.0m3/hに変更(1月6日11:25)
・2号機原子炉格納容器内部調査の準備のため、原子炉格納容器への窒素封入量を10m3/hから13m3/hに変更。また、PCVガス管理システム抽気量を30m3/hから35m3/hに変更(1月6日13:26)
—-

小康状態が続いているのか、それとも…

—-
第327報 (http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/2012/01/327151400.html)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
○東京電力(株)福島第一原子力発電所
・2号機タービン建屋地下の滞留水を集中廃棄物処理施設へ移送(1月5日9:30から)
・2号機原子炉格納容器内調査のため原子炉格納容器内の温度を下げる必要があること及びタービン建屋内炉注水ポンプ試運転の準備に伴う給水系からの注水配管切替のため、炉心スプレイ系配管からの注水量を7.2m3/hから8.2m3/hに変更(1月4日9:36)
炉心スプレイ系配管からの注水量を8.2m3/hから9.0m3/hに、給水系配管からの注水量を1.7m3/hから1.0m3/hに変更(1月5日9:58)
・3号機使用済燃料プール一次冷却系ポンプ入口ストレーナ吸込圧力が低下したため、当該ポンプを止め、同プールの冷却を停止(1月5日11:46から)。
・第二セシウム吸着装置のポンプ吐出圧の上昇及びろ過フィルターの差圧の上昇が見られることから、ろ過フィルターの洗浄を行うため第二セシウム吸着装置を停止(1月4日9:13)。その後、第二セシウム吸着装置を起動(同日14:36)し、定常流量に到達(同日14:48)。

<飲食物への指示>
○出荷制限の指示
・福島県伊達市(旧堰本村の区域に限る。)において産出された平成23年産の米(1月4日)
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—-
第326報 (http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/2012/01/326141400.html)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
○東京電力(株)福島第一原子力発電所
・2号機タービン建屋地下の滞留水を集中廃棄物処理施へ移送(12月28日15:22から1月3日9:44)
・2号機原子炉格納容器内調査のため原子炉格納容器内の温度を下げる必要があること及びタービン建屋内炉注水ポンプ試運転の準備に伴う給水系からの注水配管切替のため、炉心スプレイ系配管からの注水量を7.2m3/hから8.2m3/hに変更(1月4日9:36)
・3号機タービン建屋地下の滞留水を集中廃棄物処理施設へ移送(12月28日15:32から12月29日9:03、12月30日14:37から12月31日9:58、1月3日10:01から)
・3号機使用済燃料プール一次冷却系循環ポンプ入口圧力の低下に伴う循環ポンプ入口ストレーナ洗浄のため、当該ポンプを止め使用済燃料プールの冷却を停止(12月29日10:23から12:09、12月30日10:27から13:42)
・3号機使用済燃料プール一次冷却系循環ポンプ入口ストレーナの洗浄頻度が増加していることから、使用済燃料プール一次冷却系を連続運転から1日1時間程度の運転とすることとし、使用済燃料プール一次冷却系の連続運転を停止(12月30日16:54から1月4日9:56)(1月2日12:15より2.5℃上昇(1月3日10時時点))
・4号機スキマサージタンクの水位低下が通常より大きいことを確認(1月1日17:30頃)。(3時間で約240mm低下(通常8時間で50mm程度))。原子炉建屋外廻り、使用済燃料プール代替冷却システムの一次系配管接続部や設置エリアに漏えいがないことを確認。スキマサージタンクの水位低下が継続していたため、スキマサージタンクの水張りを実施(1月1日22:27から23:13)。スキマサージタンク水の減少量と原子炉ウェル水の増加量がほぼ同じであること、原子炉ウェルの水位が使用済燃料プールの水位と比べて低いことが確認されたため、使用済燃料プールから原子炉ウェルへの流入量が増加したことにより、スキマサージタンクの水位低下が通常より大きくなったものと推定。そのため、原子炉ウェルに水の補給を実施(1月2日11:50から11:59)。その結果、スキマサージタンク水位の降下速度は従前と同程度となった。
・淡水化装置(逆浸透膜型)濃縮水エリア付近の配管ホースのピンホールから水が漏れていることを確認(12月29日10:12)。漏えい箇所はろ過水タンク(水源はダムからの水)からの供給配管であることを確認。漏えい水を分析したところ検出限界未満であることを確認。
・第二セシウム吸着装置のポンプ吐出圧の上昇及びろ過フィルターの差圧の上昇が見られることから、ろ過フィルターの洗浄を行うため第二セシウム吸着装置を停止(1月4日9:13)。
—-

4号機スキマサージタンクの水位低下のくだりに関しては、他の書きっぷりと比較すると明らかに異質です。
その後、これに関する情報が出ていないことを、どのように解釈するべきでしょうか…。
いずれにしろ、首相の原発終息宣言後も緊急情報は発表され続けています。

1月1日~7日0:00にかけての放射線量の上昇@東京都台東区浅草橋

2012-01-07 | 震災・原発 | By: sorakuma

USTREAM上で公開されている、東京都台東区浅草橋での放射線量計測のライブ中継です。
この一週間で、放射線量がどれだけ高まっているか視認することができます。

平均40CPM程度で推移してきたものが、倍近い77~8CPMで推移し、かつそのまま安定してしまっていることがわかります。
これが報道されない、私たちに降り掛かっている現実です。

http://www.ustream.tv//channel/asakusabashi-radiation

動画での計測は次のように行われています。

—-
東京都台東区浅草橋の屋外放射線量率
ブローブを2F(地上3.6m)窓の外に設置してリアルタイムで計測
5/17より専用のβ線遮蔽プレート使用しγ線のみを計測しています
毎週日曜日0時にログファイルに保存し、画面がリセットされます。

Radiation Alert(R) Inspector EXP+ (α ß γ x線対応)

カウンターの値を334で割るとマイクロシーベルトです。
計器のLCDモニター値は3秒平均、ログ画面の数値は60秒平均です。メーターは30秒移動平均です。

キャリブレーション値:334cpm = 1μSv/h
リアルタイムカウンター:cpm
赤線:平均値
緑線:1 std dev.,2 std dev.
精度:±10% typical (NIST), ±15% max
2010/8/31日 校正検査済

Location: Asakusabashi, Taito-ku, Tokyo
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連休の間は、関東圏を離れて過ごすつもりです。
何事も起こらなければ良いのですが…。

セシウム降下量急上昇の影響?3号機取水口セシウムの濃度3倍以上に

2012-01-06 | 震災・原発 | By: sorakuma

NHKの報道によると、東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、 5日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機では 大きな変化がなかったものの、3号機では前の日の3倍以上に上昇 しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120106/k10015107561000.html

東京電力が公開しているデータを比較すると、3号機では次のようになっています。

1月3日データ:Cs-134 : 200Bq/L Cs137 : 240Bq/L
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/images/intake_canal_120104-j.pdf

1月4日データ:Cs-134 : 200Bq/L Cs137 : 270Bq/L
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/images/intake_canal_120105-j.pdf

1月5日データ:Cs-134 : 760Bq/L Cs137 : 960Bq/L
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/images/intake_canal_120106-j.pdf

グラフで見ると、あまり変化は見られないようにも見えますが、これは対数グラフのため。
数値の通り、前日の4日のデータと比較して3倍以上悪化しています。これは、通常の基準の10倍以上の数値です。

1月早々、福島で放射性セシウムの降下量が急上昇しています。

4号機異変の影響?福島で放射性セシウム降下量急上昇
http://sorakuma.com/2012/01/05/5449

そして、福島を始め、関東一円の線量も増加しました。

年末年始の線量 東北・関東で上昇
浪江町で2日午前 14.4マイクロシーベルト
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120106145210680

武田先生も警鐘を鳴らしています。

速報 福島中心にセシウム急増  マスク必要!!(平成24年1月6日)
http://takedanet.com/2012/01/post_43b1.html

緊急速報  セシウム降下と4号機(平成24年1月6日 午後6時)
http://takedanet.com/2012/01/4_360f.html

緊急速報  セシウム降下量のレベル(平成24年1月6日 午後6時10分)
http://takedanet.com/2012/01/post_2d51.html

たった今、何かが起ころうとしているのではないか。そうのように思えてなりません。

4号機異変の影響?福島で放射性セシウム降下量急上昇

2012-01-05 | 震災・原発 | By: sorakuma

福島県が調査・公開している日々のセシウムの降下量について、1月2日~3日にかけて、事情に高いレベルの数値が記録されていることがわかりました。
年末の数値の数倍から数十倍のレベルです。

定時降下物環境放射能測定結果(暫定値)(第8報)
http://www.pref.fukushima.jp/j/koukabutsu8.pdf

12月以前の数値と比較すると、その異常性がわかります。

文部科学省 – 定時降下物のモニタリング – 過去の結果
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_by_prefecture_fallout/

原因は不明ですが、1月1日の午後、大きな地震があり、使用済み核燃料プールに隣接するタンクの水位が急激に低下する事態がありました。

これについては、カレイドスコープさんにて非常にタイムリーな情報が出ていました。
小出助教が心配する原子炉以外のこと、というタイトルです。

小出助教が心配する原子炉以外のことカレイドスコープ

その内容はつまり、4号機の使用済み核燃料プールの危険な状態についてのものでした。
記事では、画像で端的に説明されています。

—-
私が恐れているのは“地震”ですし、多分、東京電力もそれを恐れていて、4号機プールが崩壊してしまうかもしれないということで、プールを支える柱とか壁とかの補強工事を、かなり長い時間かけてやったと思います。

プール自身が崩壊するようなことになれば、水がもちろん流れちゃうわけですし、燃料棒が空気中にむき出しになりますので、そうなれば溶けてしまいます。

(溶けてしまえば、計り知れない量の放射性物質が大気中に)飛び出してきてしまいます。

ですから、4号危機はきわどい状態にあると思いますし、そのプールを崩壊させないようなことはやらなくてはいけないと思います。
—-

かくして1月1日、地震は起こり、4号機プールに隣接した施設で急激な水位の低下が起こり、福島では放射性物質のフォールアウトが急激に増加しました。
これは全て無関係でしょうか?

おそらく答えは既にあるのだと思います。
私達の耳に届くのは、はやくて今年の年末なのかもしれません。

風が強く、空気が乾燥しています。外では絶対にマスクをしましょう。『風邪』をひかないように。

——
1/6 追記
年末年始の線量 東北・関東で上昇
浪江町で2日午前 14.4マイクロシーベルト
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120106145210680

線量、やはり増加していたようです。
重要な情報は、決してリアルタイムでは報道されません。私たちが知らされるのは、またしても事後でした。

チェルノブイリ特集より 第2回 子供に何が起きたか(1993.5)

2012-01-04 | 震災・原発 | By: sorakuma

チェルノブイリ事故を取り扱った1993年の報道です。
動画では、ホイニキ中央病院のコルツォフ副院長が次のように述べています。(3:20)

—-
事故後、5年から8年で甲状腺がんの発病が増え、次に乳がんの発病が
その次に骨のがんの発病が といった具合にがんは増えていくでしょう。

甲状腺がんが増えている段階が、現在です。
—-

動画では、被害の大きかった地域に入ろうともせずに、持参した食料を口にし、
にも関わらず安全宣言を出したIAEAに対して信用すら問われているという発言もあります。
ICRPの基準を盲信する今の日本と、何ら変わることはないのかもしれません。

動画の紹介、及び関連する動画は下記になります。

—-
チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン(’93.5)
http://youtu.be/WCfzjHaVu5s
チェルノブイリでは事故のあと病院から5万人のカルテが盗まれていた。追跡取材によって見つかったカルテはIAEAの発表を根底からくつがえす。IAEAによるチェルノブ­イリ安全宣言のカラクリを明かすレポート。広河隆一×櫻井よしこ

チェルノブイリ特集 第2回 子供に何が起きたか(’93.5)
http://youtu.be/M7u1AyLfkyw
チェルノブイリでの病院の取材によって、子供たちが放射線の影響で次々と亡くなっている実態が明らかとなる。IAEAは「住民の健康被害は全くない」と発表したが、驚くべ­きことにそのIAEAの調査団長をつとめたのは広島の医学者であった。広河隆一×櫻井よしこ

チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活(’93.5)
http://youtu.be/0rDbSMWKGPw
事故後7年目、チェルノブイリ原発周辺の住民を取材する。事故以来、周辺地域ではずさんな検査体制がしかれ、人々は汚染された食品を食べ続けていた。経済的な理由から母と­子は避難できず、調査したすべての母乳から放射性物質が検出された。IAEAの安易な安全宣言が救援の動きに水をさし、事態を悪化させたのだった。広河隆一×櫻井よしこ

チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート(’94.7)
http://youtu.be/0rFYHpmta_0
チェルノブイリ原発事故から8年目、体内の放射能は潜伏期間を過ぎ、牙をむきはじめた。放射能は様々な形で子供たちに襲いかかる。さらに原発周辺地域を上空から取材する。­見えたのは、今後100年以上誰も住めない街や、ズタズタに取り壊された死の村の姿だった。広河隆一×櫻井よしこ

日々の食事による内部被曝(全国11地点の毎日新聞調査)

2012-01-02 | 震災・原発 | By: sorakuma

毎日新聞にて、全国11箇所に住む毎日新聞記者とその家族11人の3日間の食事に含まれる放射性セシウムを計測調査しました。
調査は、首都大学東京の福士政広教授の協力のもと実行、その結果、暫定基準値以下ではあるものの、福島県や群馬県、宮城県の3人の食事からセシウムが検出されたとのこと。

東日本大震災:暮らしどうなる? 食事丸ごと、セシウム測定 全国11地点で毎日新聞調査
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111229ddm013040003000c.html

表全体を見ると、各家庭とも年間0.16ミリシーベルトレベルでの被曝をしているようにみえますが、これは検出限界以下だった食品のセシウムの量を、限界値分まで放射能が含まれていたと仮定した場合のです。
ですので、ここでははっきり値を検出している宮城、福島、群馬の3地点以外では有効なデータとは言えないかもしれません。
測定に使用したゲルマニウム半導体検出器では、より細かい検出限界を測定するためには、相応に時間をかけて調査する必要があるので、短時間の測定では大雑把な検出限界しか提示することができないのです。

一見すると、どの家庭でも年間で1ミリシーベルト以下なので健康への影響はそれほどないように感じられるかもしれません。

しかし、先日NHKの報道により、日本が基準としているICRPの『国際基準』は、政治的な要素が盛り込まれた 恣意的なもので、科学的根拠がないことが報じられました。
さらにICRPによる低線量被曝のリスクは、実際の調査の半分以下の値が適用されているのです。

さらにNHKの報道では、年間0.1~0.2ミリシーベルトの内部被曝によって、ガンの発症が30%増加するという統計が紹介されていました。
検出限界以下でデータが有効ではない地域についてはわかりませんが、検出限界値以上の有効な数値で放射性セシウムが検出されてしまっている地域については、今の食生活を続けるのにはリスクがあることをよくよく把握しておく必要があるのかもしれません。

海外市民団体の見る日本の汚染瓦礫受入問題

2012-01-02 | 震災・原発 | By: sorakuma

海外市民団体E.O.N.(エコロジカル・オプションズ・ネットワーク)制作による、2011年11月7日日本領事館提出の汚染瓦礫受け入れ差し止めおよび、不拡散の嘆願­書についての一部始終のドキュメンタリーが邦訳されていましたので紹介します。

日本における活動家と同様、海外でも多数の団体が署名活動を行い、放射能被害の影響の拡大を阻止するべく活動を行なっています。
署名活動を行い、領事館や自国の上院議員へ働きかけを行なっています。

しかし、日本と同様、原子量業界からの影響からか、彼らの声や活動がメディアに取り上げられることは多くはないようです。

—-

[海外市民団体が訴える日本の汚染瓦礫問題とは]

–カリフォルニア州・サンフランシスコ 2011年11月7日

日本よ!
子供たちを守って!
放射能汚染ガレキを拡散するな
燃やすな!

_
マリー・ベス・ブランガン / EON

子供の健康を心配する日本の母親たちをサポートしています。

彼女たちは、地震と津波による大量の放射能汚染ガレキを日本中に拡散し、
焼却処分しようとする政府の計画を阻止しようとしています

アメリカでも、福島原発事故からの放射能漏れの影響が見つかっています。
この計画は、アメリカでの汚染拡大にも繋がります。

日本の人たちの事がとても心配だし、
この放射能汚染の狂気をストップしたいのです。

多くの人たちが署名した嘆願書をこれから
サンフランシスコの日本領事館に提出します。

一万近い署名を…

レイチェル・ジョンソン / EON

これが、日本で、現状を心配する母親たちから始まり、
世界中に広がり多くの人が署名にサインした嘆願書です。

同じものが既に、ニューヨーク、ロンドン、他にもたくさんの地域で
日本領事館に提出されました。

日本でこの問題に立ち向かっている多くの女性達を応援し、もっとこの問題に
目を向けてもらうために、私たちも行動に出ました。

[海外市民団体が届ける日本領事への訴えとは…]

マリー・ベス・ブランガン / EON

私たちは、世界中で一万人近くが署名にサインした嘆願書を、
サンフランシスコの日本領事館に提出する為にここに集まりました。

福島原発事故によって放射能汚染された、地震と津波からの大量の瓦礫を
償却しないようお願いに来ました。

日本政府は、「日本中で痛みを分かち合う」という名目で、
日本中に 汚染瓦礫を拡散 しようとしています。

これは、 日本中で放射能被害を広める 事になります。
焼却処分することは、大気中に放射能を放出してしまうことになり、
世界中 に広がってしまいます。

とくにここ、アメリカ西海岸でも、福島原発事故からの放射能が見つかっています。

–世界中の人達が署名したという事ですが、この日本の行動と、放射能汚染が
世界中に影響するという可能性を含んでいるということですか?

その通りです。
ロンドンでは、ビアンカ・ジャガーさんが日本大使館に嘆願書を提出しました。

ニューヨークでは、領事館に提出しています。東京でも。
そしてワシントンDCでは、フクシマ・フォールアウト・アウェアネス・ネットワーク
(Fukushima Fallout Awareness Network)が提出しています。
また、ワシントンDCのNIRS、ビヨンド・ニュークリアー、
シティズンズ・フォー・ヘルスなどの団体と協力しあっています。

[報道しない日本に疑問を投げかける海外からの声]

メディアが全然取り上げないのが大きな問題になっています。
なので、あなた方が今日、取材に来てくださったことに感謝しています。

バークレー校の原子力工学科では、定期的に食品、土壌、水、牛乳に含まれる
放射性物質を測定しています。
セシウム134と137が、10月11日、カリフォルニア沿岸部の牛乳から検出されています。

原子力業界や推進派は「でも、少量だから大丈夫」と言いますが、
長期間に渡り少量の被曝をし続けるのは、一度に多く被曝するより危険だと指摘するデータがあります。
なぜなら、放射能が体内から排出され尽くすことができないからです。

–他に伝えたい事はありますか?

私たちがこの嘆願書で訴えたいのは、
放射能に汚染された瓦礫を他の地域に持ち出さないで、人々を避難させること、
そして福島原発事故の早急な収束です。

メルトダウンは未だに進行中です。

[日本はなぜ痛みを分かち合おうとするのか?]

マリー・ベス・ブランガン / EON

私たちは、地震と津波による大量の放射能汚染ガレキを日本中に拡散し、焼却処分しようとする政府の計画を
やめてもらおうと、ここ、サンフランシスコの日本領事館に嘆願書を提出しにきました。

日本の母親たちは、子供の健康を深刻に心配しています。私たちも心が痛みます。
この計画を阻止しなければいけません。

日本政府はこれらの瓦礫を日本中に運んで焼却する予定です。
福島原発事故から漏れでた放射能をみんなで分かち合うために。。。
痛みを分かち合うために。。。

この計画は、放射能が大気中に舞い上がり、今以上に汚染を拡散させてしまいます。
ここアメリカの西海岸でも福島原発事故からの放射能が検出されています。
こんな計画をやめてもらうようにしなければいけません。

セシウム134と137が、カリフォルニア沿岸部の牛乳から、この10月に検出されています。
原発事故の影響がアメリカにも及んでいることを知って、私たちも目を覚まさなければいけません。

[マーク1型にはらむ欠陥]

セシル・パインダ / 作家 / 活動家

福島原発事故と放射能漏れが地球全体に及ぼす影響についての本を執筆しています。
福島だけの問題とは思っていません。地球全体に影響を及ぼす問題だと見ています。

資料をお渡ししたと思いますが、オフィシャルのプレスでは触れられない事実として、
福島原発の原子炉は、アメリカ・GE製の「マーク1型」です。

アメリカが日本に輸出した時、アメリカにも23の「マーク1型」原子炉がありました。
輸出した時、すでに、「マーク1型」には欠陥があり、事故に陥る可能性を知っていたのです

この事を 何故 知っているかというと、この肩を設計した3人のGEの技術者が、
欠陥を知りつつ推進することに抵抗して会社をやめています。
技術者の一人、デイル・ブライデンボー(Dale G.Bridenbaugh)は、「マーク1型」は
5パウンドしか入らない袋に10パウンドのエネルギーを入れているようなものだ、と言っていました。

だから、これは日本だけの問題ではないのです。
日本とアメリカの大企業と、政府のエリートたちが連帯した結果の問題なのです。
だから、99%の権利を訴える格差デモがアメリカで起こっているのです。
このような大企業が 世界の人類全体に影響する決断を下しています。

20万人の人が警戒区域に住んでいました。
これだけの放射能漏れがあって、20キロまでだけを警戒区域にするのは、不適切極まりないです。
この地域に住んでいた20万人の人々は、家も土地も生活も失ってしまいました。
もう、元の場所に戻ることは出来ないでしょう。放射能汚染のせいで、数百万年後まで無理でしょう。

福島はチェルノブイリの100倍に相当するでしょう。
なぜなら、福島原発には1万パウンド(およそ4536kg)のプルトニウムが、この今現在もあるのです。

[領事館への提出を終えて]

キム・ロバーソン / F.F.A.N

今日、私たちは、NYのともい・ゼマー(チーム・ココ)先導し、日本の母親たちを代表して、
嘆願書を提出しにきました。
嘆願書とともに領事館を訪れ、岩田氏に提出しました。

福島原発事故の被害に遭われた方々にお見舞いを述べるとともに、大量の放射能汚染瓦礫を
焼却処分し、東京湾を始めとした海に埋め立てる事をやめて欲しいとお願いしました。

11月に入り、事故から8ヶ月が経ちました。

3月に起こった事故は人為的でなかったにしても、汚染瓦礫を焼却処分することは、
新たな人為的災害の危機になり、これは、直ちに止めなければいけません。
岩田氏には、正しい選択をし、汚染瓦礫を焼却処分するのではなく、安全に保管し、
管理することをお願いしました。

日本の母親たちを代表し、世界中でこの問題を危惧する人たちによる、
6000を超える署名を集めた嘆願書を提出しました。
署名者の多くは、自分や、子供たち、孫の代までの健康を心配する母親たちです。

放射能汚染は、世代を超えてDNAを破壊し、ダメージを与えます。
将来にまで影響を及ぼす問題なので、今止めなければいけません。

(領事館は)とても理解を示してくれた様子でした。
黄色い花のブーケと、きれいにラッピングされた嘆願書を渡しました。

岩田氏は、私たちのこの状況に、彼の母国に今もなお起こっていることに、
とても心を痛めていることを理解している様子でした。
チェルノブイリ事故の経験から、これは、グローバルな問題だと私たちは知っているのです。
今回の事故も、世界中の人々に影響を及ぼしているのです。

放射能汚染瓦礫を焼却処分することを阻止することが、これ以上の千を広げないために
出来ることだと、岩田氏もわかってくれたと思います。

岩田氏は私たちの懸念と願いを東京の上層部に伝えるといってくれました。

汚染瓦礫の拡散と焼却灰の埋立処分を阻止したい世界中の署名者の願いが、ここ
サンフランシスコから日本政府に届くことを願っています。

レイチェル・ジョンソン / EON

日本領事館の岩田領事に提出しました。
感動的な瞬間でした。

上で何が起こったか、言葉で表現するのは難しいけれど。。。

双方が、福島原発事故と今の状況についての気持ちを共有している瞬間でした。

岩田氏は涙を浮かべて対応してくれました。
彼は「問題をとても認識している」と言いました。

彼の祖父母と奥さんの祖父母も広島で被曝しているそうです。

ちょっとわかりずらかったけど、そう言っていたのよね?マリー。

(マリー:–えぇ。)
全員が座ったまま沈黙し、涙した瞬間がありました。

黄色いバラと私たちの嘆願書をテーブルの真ん中において。

なんとも言えない瞬間を共有しました。
こんな瞬間を共有できるなんて思っていませんでした。

こんな会話や気持を共有できたなんて。
とても素晴らしい、深い面会でした。

提出にきた価値があったと思います。

彼の言葉をちゃんと理解していると思うのですが…。

彼もこの状況について「とても強く思う所がある」と言っていました。
私たちの思いを届けるために「出来る限りのことをする」ともおっしゃっていました。

私達の願いをよく理解してくれました。
そして…私は涙し、彼も涙していました。

そして、彼は、人々や子供たちに及ぼす影響を理解していました。

今日、私たちは出来る限りのことをしたと思います。
そして、彼が、私達の心からの願いを日本政府の上層部に伝えてくれるでしょう。

彼は「私達のメッセージを東京に今日伝える」と言っていました。
手紙も署名も「今日送る」と言っていました。

セシル・パインダ / 作家 / 活動家

アメリカの行政関係者の中に、はたして、涙する人がいるかわかりません。

第一に、福島原発事故を起こしたのは、アメリカGE社の「マーク1型」原子炉で、
事故になると知りながら売りつけました。

第二に、広島と長崎です。

アメリカの行政関係者には、涙を流す人はおそらくいないでしょう。

私がいいたいのはそれだけです。

レスリー・ディタリアンダー / 活動家 / 母親

今日参加したのは、
福島原発事故で漏れ出した放射能から日本の子供たち、世界中の子供達を守ろうとしている
このグループとムーブメントをサポートしたかったからです。

アメリカでも測定され、放射性物質が検出されているのは、周知の事実です。

福島原発の事故は収束できず、未だに放射能が漏れ出しています。

答えはどこにあるのでしょう?

日本領事館の対応は親切だったと思います

領事館の岩田氏も、自分の祖父が被曝し亡くなった経験を話してくれました。

彼は、放射能汚染が、日本の人々、そして子どもたちや地球に及ぼす影響に対する、
私達の恐怖と心配を理解してくれていたと思います。

キム・ロバーソン / F.F.A.N

今から、フクシマ・フォールアウト・アウェアネス・ネットワークから、
ダイアン・ファーンスタイン(上院議員)に手紙を提出します。

ワシントンDCでも、FFANのメンバーから、数分後、同時に、ダイアン・ファーンスタイン上院議員に
手紙を提出します。

NIRSのダイアンと、ビヨンド・ニュークリアーのシンディーから、2012年度の
食品検査の予算の確保への全面的協力を促すため、ダイアン・ファーンスタイン上院議員に
手紙を提出します。

同時に、ボクサー上院議員にアメリカ連邦議会における監査、特に食品の安全と監査に関する
公聴会を直ちに開くよう、もう一度お願いしたいと思います。

これらの手紙が私たちのグループによって、今日の午後2:30に提出されます。

みんなでこうやって一緒に行動できることは、本当に気持ちがいいです!
西海岸も、東海岸も、みんな一緒に!

ガンダーセン氏:今後20年で100万人がガンを発症させるだろう

2012-01-01 | 震災・原発 | By: sorakuma

ガンダーセン氏が12月21日に発表した見解です。

今後20年で100万人もの人々がガンを発症させるだろう。
まず発症するのは、甲状腺がん、そして肺がん、それから臓器のがん、白血病、脳腫瘍などである。
スリーマイル島での検証によると、事故後3~5年後には肺がんが20%増加している。
これは福島と比較して人口密度が低いことから、控えめな数値である。(動画13:20より)

元記事はこちら
Nuclear Expert: 1,000,000 cancers from Fukushima in Japan over next 20 years — First thyroid, then lung, organ, brain, leukemia (VIDEO)

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新年早々に、非常に重い内容ですが、ドイツの報道やバズビー氏は、これより遥かに厳しい予想をしているようです。

ツイッタ―で廻ってきたドイツメディアが報道したとされる内容についての欧州放射線リスク委員会バズビー博士の意見

これによると、ドイツメディアでは、東日本の人口の6割が死亡、生き残った人の4割は放射線に関する病気を発症するとしています。
バズビー氏は、6割が死亡することはありえないとしながらも、人々の半数以上が何らかの放射線に関する病気を発症することは肯定しています。

ドイツメディアがどのような形で報じているかの情報がなく、ドイツメディアの論説の元となった根拠情報も不明なので、ドイツメディアの報道に関してはどう扱って良いかはわかりません。バズビー氏は、ドイツメディアの報道が大げさであるとしながらも、報道の一部についてはこれを肯定しています。

これを報じている信頼できる海外メディアの情報があればいいのですが、今のうちはあくまでバズビー氏の個人的な予測くらいに留めておいたほうが無難かもしれません。

それでも、先日NHKが報じていた年間0.1~0.2ミリシーベルトの内部被曝から、さらに30%もの人々のガンを発症させてきたという統計的な事実を考えると、それ以上の内部被曝の実態があれば、どれだけの事態に発展するか今から見当もつかないというのが事実としてあります。

現在、福島や東日本の人々がどれだけの内部被曝をしているかの詳細なデータがないため、予想は立てられないというのが正しいところであるはずです。
仮に、東日本全域で30%ガンの発症を増加させる内部被曝レベル、年間0.1~0.2ミリシーベルトに達している人が 数100万人単位で存在した場合、あるいはそれ以上の内部被曝をしてしまった場合、100万人もの人々がガンを発症するというのは十分現実的な数値と言えるかもしれません。

影響はまず子供から出始めます。この数年でどれだけの子供がガンを発症するかで、大人が20数年内にガンを発症するか明らかになります。
子供が次々と倒れるような事態が本当に起きた場合、100万人という予測は非常に楽観的な予測だった、ということが言えるのかもしれません…。

どれだけの人々が、どのレベルの内部被曝をしているか。それによりガンの発症数は多くも少なくもなるでしょう。
気を抜かず、継続して慎重に食生活を送ることが、数年先、あるいはもっと短いスパンでの明暗を分ける事になるかもしれません。
多分これは我慢比べです。勝者はきっといません。気を抜いた人々から、少しずつ脱落していくというだけの…。