事故以前の一日のセシウム摂取量は 0.1bq/人日 以下
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日本各地の日常食中に含まれるCs-137の量(1人1日あたりの食事中のCs-137量)について、1974年度から2009年度までの変化を表しています。Cs-137濃度はゆるやかに減少していましたが、1986年から1987年にかけてチェルノブイリ原子力発電所事故の影響により若干増加しました。2010年3月現在、日常食中のCs-137は1970年代の1/4程度のレベルです。
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図を見ると、事故以前、1日あたりに日本人が摂取していたセシウム137の放射能濃度は、0.01~0.1Bq/人日だったということです。
ネットで、もっと大変な事故であったチェルノブイリ事故でも大量の放射能が降った。それでも大丈夫だったのだから、福島で同じことが起こるはずがない、食べて応援しよう!などという意見を見ることがあります。
いえいえ、それは誤りです。一日私たちが食べるのが、500bq/kgの1/5、100bq/kgを1kgだけ食べるとしましょう。
その量は、事故以前の1000倍から10000倍近い量なのです。
セシウムは年間50Bq/kgで心臓に損傷をもたらすといいます。
[バズビー教授:心臓病が子どもたちを襲うだろう]
わずかな期間で、私たちの誰もが心臓へのダメージを覚悟しなければならないのです。
現在の暫定基準値レベルで食べ続けたとしても、3年で半数が致死量に達するという報告もあります。
[国の暫定基準値は全面核戦争時の食物の汚染上限]
少なくとも、これは私たちの誰もが経験したことのない内部被曝レベルとなります。それでも、問題ない、大丈夫だという言葉を信じられますか?