sorakuma

そらくま。

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花粉症対策用マスクで花粉に付着した放射能を防ぐ

2012-01-25 | 震災・原発 | By: sorakuma


3月15日、3号機の爆発が発生した運命の日、花粉症対策のマスクに付着していた放射能が黒く写り込んでいます
使い捨て用なので、おそらく1日の付着量であると推測されます。

東京大学アイソトープ総合センターの桧垣助教教授は、このように述べています。
原発事故直後に飛散した放射性物質は花粉の外部にくっついていたが、今年はスギが取り込んだ放射性物質が花粉に移行している。このため「花粉の大きさを通さないマスクで十分に防げる」

スギ花粉、放射性物質の付着は大丈夫?
http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE1EAE3E1E7E5E2E2E3EBE2E3E0E2E3E0979EE382E2E3;df=2

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東大は事故直後にマスクで放射性物質が防げるか本郷キャンパス(東京・文京)内で実験。マスク外側で放射性物質がとどまるのを確かめた。放射性セシウムは直径3マイクロメートル以上の物質にくっつきやすい。スギ花粉は約30マイクロメートルあり、花粉対策用マスクの着用空気清浄機で取り除けるという。

マスクやゴーグルのほかにはどんな予防策があるのか。最も重要なのは花粉に触れないこと晴れて気温が高い日や雨が上がった翌日などに飛びやすいのを頭に入れておこう。都市部では昼前後や日没後などが花粉が多い時間帯なので不要な外出は避ける。携帯電話でその日の花粉情報を得るなどうまく利用しよう。

表面がつるつるした素材のコートや帽子などでガードするのも有効だ。家に帰ったら玄関先で花粉を払い落とし、屋内に持ち込まない洗顔はしっかりとする「せっけんで洗った後のすすぎが不十分だと花粉が皮膚にとどまり逆効果のこともある」(理化学研究所の石井保之チームリーダー)ためだ。鼻を洗浄するのも効果がある
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首都大学東京の福士政広教授は12月、東京・奥多摩地区の杉林の放射性セシウム濃度は花粉1キログラム当たり50~200ベクレルと福島県内の花粉よりもさらに低く、「影響があるとは考えにくい」と指摘していますが、どんな形であれ、放射性物質が肺に吸入された時、排出機能を持たない肺は深刻な内部被曝へ繋がる可能性があり、現時点で影響の有無を考えることはできません。

下記は、シアトル、東京、福島の、それぞれ車のフィルターに付着した放射能の比較画像です。
車のエアフィルターはこうして視覚的に確認することが可能ですが、人間の肺ではそうすることはできません。
しかし、同じ汚染された大気から取り込んだのであれば、それほど違いはないかもしれません。

放射能が肺を汚染する
http://sorakuma.com/2012/01/11/5480

冒頭にて紹介したマスク、あるいはここで紹介した車のエアフィルターのような状態が私たちの肺にもたらされた場合、呼吸器系に何らかの影響が発生する可能性は否定できません。というより、ほとんどの人がその影響を受けると考えていいかもしれません。日本、あるいは世界規模での呼吸器系の異常がみられる、そんな事態が発生する可能性すら否定できません。

これから、花粉のシーズンになります。少なくとも屋外においては必ずマスクを着用しましょう。
タバコで黒く煤けた肺のイメージ図を見たことがある方は大勢いるかと思います。同じことが放射能で起こる可能性があります。
しかし、少なくとも花粉からの放射能はマスクで防げる可能性が高いようです。
※放射性物質を含む焼却灰は花粉症マスクすらすり抜けてしまうという話もありますが…

花粉症対策のためでも放射能対策のためでも構いません。繰り返しですが、マスクを着用しましょう。
数年後、誰の目にも見える形でその影響が出始めた時、誰も責任を取ることはできません。自分の身を守れるのは、自分たちだけです。

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マスクについては、N95マスク…とまではいかなくても、常用可能な価格帯で花粉やウイルスを99%防ぐことができるものを推奨します。
高すぎては毎日使えませんし、品質が悪いものでは不安があります。

製品情報:サニーク 快適さわやかマスク レギュラーサイズ 60枚入
こちらのマスクは、花粉やウイルスを99%防ぐとされており、私がいくつか使った中では最も肌触りが良いと感じました。
ただ、敢えて難点を上げるとすれば、花粉対策用にメガネをかけた時に若干曇りやすいことかもしれません。

花粉の飛散は首都圏では3月がピークとなりますが、4月、5月くらいまでは花粉や、特に飛灰の飛びやすい時期が続きます。
少なくとも雨のシーズンが来るまで、安全性の高いマスクで見を守っていくのが無難かもしれません。

『原発の是非を問う国民投票の無効化を謳う法案』が提出されている

2012-01-25 | 震災・原発 | By: sorakuma

私たちが即時原発停止を求めるための国民投票を求める中、こんな法案が提出されていました。
原発の国民投票の結果は尊重するが、国及びその機関を拘束しない、つまり、なんら実効を持たないものとする、という法案です。

「エネルギー政策の見直し及びこれに関する原子力発電の継続についての国民投票に関する法律案」
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g17902005.htm

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第一七九回
参第五号
エネルギー政策の見直し及びこれに関する原子力発電の継続についての国民投票に関する法律案
(趣旨)
第一条 この法律は、平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故(次条第一項において「平成二十三年原子力事故」という。)を踏まえたエネルギー政策の見直しが喫緊の課題となるとともに、原子力発電の継続が高い一般的関心を有する問題となっている状況に鑑みエネルギー基本計画(エネルギー政策基本法(平成十四年法律第七十一号)第十二条第一項に規定するエネルギー基本計画をいう。以下同じ。)の変更に係る検討及び当該検討の結果に基づきエネルギー基本計画が変更された場合における国会への報告並びにこれに関し国会が発議する原子力発電の継続についての国民投票等について定めるものとする。

 (国民投票の結果)
第五条 前条の国民投票の結果は、政府においてエネルギーの需給に関する施策を講ずるに当たって尊重されるものとするほかは、国及びその機関を拘束しないものとする
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この法案は8月にみんなの党から提示されたものです。

原発国民投票法案を提出みんなの党
http://www.your-party.jp/news/office/000899/
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2011年08月11日、「エネルギー政策の見直し及びこれに関する原子力発電の継続についての国民投票に関する法律案」(原発国民投票法案)を提出いたしました。
エネルギー政策の見直し及びこれに関する原子力発電の継続についての国民投票に関する法律 要綱(PDF 93.2KB),法案(PDF 112KB),参照条文(PDF 31.3KB)
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原発国民投票を行うための法案、という認識だったのですが、よくよく見てみると、その実効はないとされている…

参照条文とされている「エネルギー政策基本法(平成十四年法律第七十一号)」には次のように書かれていました。
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5 政府は、エネルギーをめぐる情勢の変化を勘案し、及びエネルギーに関する施策の効果に関する評価を踏まえ、少なくとも三年ごとに、エネルギー基本計画に検討を加え、必要があると認めるときには、これを変更しなければならない。
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実効をもたない原発国民投票法案を推し進めるこの法案の意図は何なのでしょうか…。

東京大学地震研究所:M7クラス首都圏直下型地震、4年内70%

2012-01-24 | 震災・原発 | By: sorakuma

東京大学地震研究所によると、マグニチュード7クラスの首都圏直下型地震が4年以内に70%の確率で発生するとのこと。

M7級首都直下地震、4年内70%…東大地震研
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120122-OYT1T00800.htm

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マグニチュード(M)7級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという試算を、東京大学地震研究所の研究チームがまとめた。
東日本大震災によって首都圏で地震活動が活発になっている状況を踏まえて算出した。首都直下を含む南関東の地震の発生確率を「30年以内に70%程度」としている政府の地震調査研究推進本部の評価に比べ、切迫性の高い予測だ。
昨年3月11日の東日本大震災をきっかけに、首都圏では地震活動が活発化。気象庁の観測によると12月までにM3~6の地震が平均で1日当たり1・48回発生しており、震災前の約5倍に上っている。
同研究所の平田直なおし教授らは、この地震活動に着目。マグニチュードが1上がるごとに、地震の発生頻度が10分の1になるという地震学の経験則を活用し、今後起こりうるM7の発生確率を計算した。
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そして、スロースリップ現象が、東日本大震災前にも発生していたことがあわせて報告されました。

震災前にゆっくり断層運動…東大地震研が解析
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120122-OYT1T00020.htm

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東日本大震災の1か月前に震源周辺で、プレート(板状の岩盤)の境界がゆっくり滑る断層運動が起きていたことを東京大地震研究所の研究チームが突き止めた。
東海・東南海・南海地震の想定震源域の近くでも類似の運動が起きることがあり、地震発生予測につながると期待される。20日の米科学誌サイエンスに掲載された。
同研究所の加藤愛太郎助教(地震学)らは、大震災前の1か月前から中小の地震が多数起きていたことに着目。気象庁などによるこの間の観測記録を使い、大震災の震源周辺でのプレートの動きを分析した。
その結果、昨年2月中旬から下旬にかけてと、宮城県沖でマグニチュード(M)7・3の地震が起きた3月9日から大震災発生までの間の2度にわたり、プレート境界が滑っていた。滑る速度は、どちらの期間も1日1~15センチで、通常の地震の70万分の1程度だった。滑る領域は、大震災の震源の約40キロ北から震源に向かって広がってきていた。
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スロースリップ現象は11月、千葉県東方沖でも発生していたといいます。

NHK:千葉県東方沖地震への注意喚起
http://sorakuma.com/2011/11/01/5086

千葉東方沖 念のため地震に注意を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111031/k10013637011000.html

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千葉県東方沖では、今月、小規模な地震が相次ぎ、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く現象が観測されています。こうした活動は数年ごとに繰り返され、やや規模の大きな地震が起きることもあるため、気象庁は、念のため揺れに注意するよう呼びかけています。

国土地理院や防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置している傾斜計やGPSの観測点では、26日以降、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」という現象とみられる僅かな地殻変動が観測されています。
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房総半島沖で「スロー地震」再来|独立行政法人 防災科学技術研究所
http://www.bosai.go.jp/news/press_release/20111031_01.pdf

千葉県東方沖 小規模地震続く
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1003583191.html

その他、地震の発生情報は12月~1月にかけて集中しています。

北海道大学 火山研究観測センターの森谷武男氏が、2011年12月~2012年1月にかけて、M9クラスの地震を警戒する旨の注意喚起を行なっています。

オカルト的な内容もいくつか。

【緊急】友達が予知夢をみた
http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3253334.html

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騒がせてしまいすみません。去年の3月11日の夢を見たように1月25日の夢を見ました。
東海大地震が来ます。準備しておいてください。

先ほどもいいました通り、1月25日に起きた東海大地震の影響で
未だに大規模な停電が起きているというニュースを見ただけなんです。
確かニュースの地図では中部と関東を中心に停電が起きていることを示していた気がします。
役立たずですいません。
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尼さん予言 2012年1月24日午前3時51分に東京M6~7の地震
http://okarutojishinyogen.blog.fc2.com/blog-entry-963.html

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私には尼(霊能者)になった高校の同級生がいます。私らはおちんさんよりすこ~しばかり妹です。
彼女とは年賀状だけの付き合いになってました。
その彼女から7月に平成24年1月24日に東京にM6~7の地震がくるから
皆におせ~てという手紙をもら いますた。
当時は日本のネットでは伊勢女さんとかコテ造くんという予知夢を視たとい う方たちが
夏に津波といっていたので油断して津波被害にあう人がいると悪いので1カ月前に
なったらいろんな方のブログのコメント欄や掲示板に書き込もうと思い
そしてそ の時がきてしまいました。
先日彼女から時間もわかったと℡がありました。
それが平成24年1月24日午前3時51分だそうです。
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Yahoo知恵袋、通称『妹の予言』
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1264312357

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妹は、3月11日の大地震の次は、確か年末から来年1月上旬までに千葉県沖で地震が来ると言っていました。(甥の誕生日が1月中旬なのですが「誕生日が迎えられないから可哀想」と言っていました。)日時も言ってましたが、どこにもメモをとってなく、すいません、分かりません。
なんせ妹は気が触れたと思ってたので、ほとんど聞き流してました。
地震は千葉県沖が震源地で、アクアラインを津波が逆流してきて?破壊されるのが見える、東京や神奈川県、千葉県の地下に水が流れ込み、想像を絶する位の人間が死ぬ、と言ってました。
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とりあえず、今日と明日、何も起こらないことを祈りましょう…。

東京に降る雪、鉛214、ビスマス214が検出されているとのこと

2012-01-24 | 震災・原発 | By: sorakuma

@securitytokyoさんのTweetより。
【速報】今、東京に降っている雪をGe検出器(U8容器)にて簡易分析中。
鉛214、ビスマス214がすごいです。
途中ですがセシウムのピークはまだありません。
スペクトル付き。 http://t.co/g2iKEt3e

@securitytokyoさんのTweetより。
今、東京に降っている雪ですが、人工の放射性核種はまだ検出されていませんので、とりあえずご安心を(精密分析は本日はできません)。
鉛214とビスマス214は天然です。鉛214とビスマス214についてはWeb検索するといろいろ出てきます。

人工の放射線核種は今のところ未検出とのこと。
先日の八王子市の雪もそうでしたが、鉛214やビスマス214が大量の検出されているのはどんな原因によるものなのでしょうか…

SOEKS-01Mで何気に測った部屋の線量は、今日は高めで0.10μSv/h~0.12μSv/h、雪の降る外に出てみると、0.20μSv/h~0.24μSv/h程のかなり高い数値が出ました。
SOEKS-01Mでは、数値は実際の数値より高めに出る傾向にあるので、8割位の数値を想定していますが、それでも高い値で安定しています。

一度高い値で安定してしまうとなかなか下がらないのですが、この数値も今後も続いてしまうのでしょうか…

東京・茨城・神奈川 空間線量が上昇中

2012-01-23 | 震災・原発 | By: sorakuma


現在、東京、神奈川、茨城などで空間線量の数値が上昇しています。

放射線グラフサムネイル
http://guregoro.sakura.ne.jp/thumbnail.php

東京都小平市で計測されている放射線量のデータでは、23日の21時~22時の時点で、最大0.1μグレイ/h、平均値でも0.09μグレイに達しています。
この数値は、23日午前中の2倍を超える水準です。

数値は依然上昇し続けています!

小平:2012/01/23  22:01~23:00→Max 0.111 Min 0.0924 Avr 0.100 (μGrey/h)
江戸川:2012/01/23 22:01~23:00→Max 0.179 Min 0.154 Avr 0.166 (μGrey/h)
新宿:2012/01/23  22:01~23:00→Max 0.0918 Min 0.0731 Avr 0.0829 (μGrey/h)

だいぶ落ち着いてきたようです…。

小平:2012/01/24  01:01~02:00→Max 0.0533 Min 0.0390 Avr 0.0453 (μGrey/h)
江戸川:2012/01/24  01:01~02:00→Max 0.131 Min 0.108 Avr 0.120 (μGrey/h)
新宿:2012/01/24  01:01~02:00→Max 0.0628 Min 0.0502 Avr 0.0556 (μGrey/h)

大気中の放射線量/1時間ごとの測定結果(小平)
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/mp_kodaira_air_data.html

大気中の放射線量/1時間ごとの測定結果(江戸川)
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/mp_edogawa_air_data.html

大気中の放射線量/1時間ごとの測定結果(新宿)
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/mp_shinjuku_air_data.html

先ほどの福島で発生した地震も気掛かりです。
今は落ち着いて状況を確認したいと思います…。

空気清浄機から5.12μSv/hを検出 自宅@東京

2012-01-23 | 震災・原発 | By: sorakuma

先ほど、自宅の空気清浄機から、5.12μSv/hの放射線量を検出しました。
場所は東京都の墨田区になります。

大変にショックが大きかったのですが、東京に住むことの現実として公開することにしました。
もともと、空気清浄機の測定は、熊本県の空気清浄機のフィルタから、0.4μSV/hが検出されたことという
情報があったことから調べました。

空気清浄機、掃除機のフィルタ放射能汚染(0.4μSv/hr以上-熊本)こまめな取り替えを院長の独り言

熊本の空気清浄機フィルタで0.4μSv/hであれば、少なくとも東京では数マイクロSv/hは検出されるだろう、
と思ったのですが、意外なことに数値はたった0.05μSv/hでした。

この数値で考えられる可能性としては2つ。
・ガイガーカウンターが壊れている
・自宅の空気清浄機が放射性物質を拾集できていない

家の中で今までに調べた幾つかのポイントで確認する限り、ガイガーカウンターは正常に検知を行なっています。
空気清浄機が放射性物質を吸収できていない場合、そのまま排出口から噴き出しているのではないか?

そう思って、噴出口に置いた結果がこの数値です。

放射性物質検出の警告音が、ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピと、
絶え間なく鳴り響き、ガイガーカウンターの数字は驚くべき勢いで上昇。

4μSv/h~6μSv/hまでの間をふらふらしていましたが、だいたい5μSv/hで落ち着きました。

関東にお住まいの方で、空気清浄機とガイガーカウンターを持っている方に是非試して頂ければと思います。
まずは、空気清浄機のフィルタが放射性物質を集めているか。
集めていれば、数マイクロという単位で放射性物質を集めている可能性があります。

そして、フィルタから放射性物質を検出出来なかった場合、放出口にガイガーを置いてみてください。
凄まじい勢いでガイガーのカウントが上がるのを確認できるはずです。

いままで動画サイトでガイガーカウンターの数値の上昇を見てきましたが、まさか自宅で同じものが見られるとは思ってもいませんでした。

計測を行ったガイガーカウンターは、SOEKS-01M (1.CL)なので、実際より高い値がでることになると思います。
ですが、鳴り響く警告音は、明らかに異常です。5μSv/hだろうと6μSv/hだろうと、大した違いはありません。
ここで生活することは、間違いなく健康を害し、遺伝子レベルで身体にダメージを与えるということを実感として確認できました。

空気清浄機は、某メーカーの空気清浄機、ME-240Nです。昨年10月頃にフィルターを交換しています。
HEPAフィルターを搭載しているため、個人的には放射性物質の濾過効果を期待していましたが、
少なくともこの機種については残念ながら対放射性物質には有効ではないのかもしれません。
空気清浄機が放射性物質を集めるどころか、むしろ部屋中にまき散らしていた可能性もあります。
室内は0.06μSv/hから0.10μSv/hで、数値的には高くはないのですが…

空気清浄機がホコリ等に含まれる放射性物質を除去できていると考えた場合、室内には、
ホコリや塵などより遥かに微細の放射性物質で溢れていることになります。
この空気清浄機は、基本的に24時間稼動し続けています。

さて、どうしたものか。
…仕事をやめて関東を離れるという決断が、自分に出来るかどうか…。

命より大切なものはないとわかっていても、日々の生活を続けることを選んでしまうのは、やはり愚かなのでしょうか…。

※室内の放射線量の低さと空気清浄機の放射線量の高さの差異が気になっています。
放射性物質を集めた結果、というのであれば線量が高く出るのは理解できるのですが、フィルターそのものは室内と変わらない(むしろ低い)線量でした。
また、素人の機器、素人の計測なので、何か致命的な見落としがあるのかもしれません。

他のご家庭でも同様の状況が発生するかどうか、もしよろしければお試し頂ければと思います。
同様の事象が全く起こらないようであれば、多分何らかの形で計測ミスがあるのかもしれません。

市民を締めだして強行されたストレステスト審査

2012-01-20 | 震災・原発 | By: sorakuma

動画紹介文より
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原子力発電所の運転再開の判断の前提となる「ストレステスト」の結果を専門家が議論する原子力安全・保安院の意見聴取会。18日は、関西電力大飯原発3・4号機のストレス­テスト結果について審議する予定だったが、事務局側が、市民の傍聴を認めなかったことから、会議は混乱。4時間遅れの20時過ぎに、別室に会場を移して再開し、市民の傍聴­を認めない形で、「ストレステスト(耐性検査)」の1次評価を「妥当」とする審査書案をまとめた。

この日、議事進行の混乱を恐れた保安院は、会場に傍聴者を入れず、会場からの中継画像を 別室のモニターで視聴する方法を取ったが、傍聴を求める市民20人ほどが反発。開会予定時間の午後4時すぎ頃、意見聴取会が行われる経産省別館11階の会議室に入り込み、­同じ会議室内で傍聴させるよう求めた。

また、同会議 は、司会進行役をしている岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)教授をはじめ、阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)教授山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)教授が、それぞれ、三菱重工業から200万円、500万円、3,385万円の献金を受け取っているとされている。このため、市民らは、会議の中立性が疑われる­として、3人をメンバーから外すよう求めたがこうした要求に対して、委員の沈黙が続き、3時間余り会議が 開かれない異常な状態が続いた。

この間、警察が廊下に待機するような緊迫とした状態となり、事務局は、対応を協議するため、委員に対して別室に移動するよう呼びかけると原発に批判的な立場をとる井野博満­東京大名誉教授や元プラントメーカー技術者の後藤政志さんらは「公開は絶対の原則」と主張。事務局の指示をボイコットする事態となった。

午後7時30分頃、保安院の職員は、再度、会議室に現れ、会議を再開すると宣言。市民の傍聴を許さず、別会場で開催すると伝えると、市民らは「枝野大臣を連れて来い」と訴­えるなど、会場は騒然とした。

また、井野教授と後藤さんは「傍聴者を認めれば会議に出席したい」とし、公開されない会議は無効であると訴えたものの、保安員側は「傍聴を認めないのが省の方針」として譲­らず、2人は会議の参加を拒否。結局、約3時間30分遅れで、意見聴取会は本館17階の別室で再開したものの、出席予定の8人の委員のうち、他の2人の委員も大幅な時間変­更が理由で途中退席したため、最後まで残ったのは4人のみだった。

福島第一原子力発電所の事故後、原発の再稼働の前提として導入されたストレステスト。保安院は、国内14基の原発の評価結果を電力会社から受理しているが、再稼働に向けて­審査結果をまとめたのは大飯原発が初となる。23日に来日するIAEAの審査に間に合わせるために、会議を急いだものと見られる。

傍聴を求めた市民らは、一部のマスメディアが、「反原発派が乱入」「委員を監禁状態」などと事実と異なる内容を報じていることについて、正しい報道をして欲しいと訴えた。

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制作:OurPlanetTV
http://www.ourplanet-tv.org

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少なくとも原発政策に関しては、とても民主主義国家とは思えないですね。
おそらくは強権者の結論ありきであり、それ以外の結末は最初からなかったのでしょう。

こうして進められた原発政策の後始末に税金が投入され、人々の生活や人生そのものが破壊されていくのが今の日本です。
健康被害を訴える人々を統計上の数字としてしか扱えない学者などは、そもそも自分たちの問題として捉えていないのでしょう。

原発を推し進める人々にこのように問いかけるべきです。
あなたの家のとなりに原発が建ちます。原発を推進しますか?と。

大阪湾海底土壌からセシウム9,686Bq/kg、ストロンチウム90も検出?[訂正]

2012-01-20 | 震災・原発 | By: sorakuma

先日のNHKの報道、NHK:知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告にて、東京湾が福島沖20キロと変わらない汚染レベルであることが報じられていましたが、大阪湾も例外ではないかもしれません。

こちらについて、情報元となるTwitterからの検査方法等詳細が明らかでないことから、明確な情報が発信されるまで一旦保留としたいと思います。

【核種分析結果】MAXで9,686Bq/kg検出!未来は我等の宝物
http://dub314.blog.fc2.com/blog-entry-30.html

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12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その1
関西空港周辺海底土壌

セシウム134 7,271Bq/Kg
セシウム137 705Bq/Kg
ストロンチウム90 28Bq/Kg

12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その2
浜寺、大和川河口近傍海底土壌

セシウム134 8,924Bq/Kg
セシウム137 762Bq/Kg
ストロンチウム90 31Bq/Kg

12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その3
安治川河口付近海底土壌

セシウム134 3,527Bq/Kg
セシウム137 269Bq/Kg
ストロンチウム90 ND(検出せず)

淡路島/津名
セシウム134 2,590Bq/Kg
セシウム137 172Bq/Kg

12月29日石ガレイ/大阪湾/その4

セシウム134 783Bq/kg
セシウム137 39Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

なんとカレイ822Bq/kgオーダー!—-

先日のNHKの報道では、東京湾に放射性物質を含んだ海底土が蓄積し、集中的な汚染、ホットスポットをつくりだしていることが報じられていました。

その結果がこの状況です。
都市圏の河口付近や湾を形成する部分は、海底土によるホットスポットをつくりやすい傾向にあります。
そして、継続して排出される放射性物質に対し、内海の湾などは外洋と比較して穏やかなので、汚染が希釈しづらくなります。
つまり、非常に汚染レベルの高い海が出来上がるのです。

そこで採れた生物は、プランクトンなどの食物連鎖の末端から放射性物質に汚染されています。
それを摂取したときにどうなるか。

さらに恐ろしいことに、汚染のピークはこれからなのです。
現状が続いた場合、数年かけて放射能の海が出来上がるでしょう。

海洋生物の生態系も気掛かりですが、まずは現在魚類の摂取には非常にリスクを伴うことを認識しておく必要があります。

1/20追記—-
セシウム134とセシウム137の数値に大きく乖離があることや、検査結果が東京の数値より遥かに大きな値となっていることが気になります。
※福島原発由来では、セシウム134と137の比率はだいたい同程度から、半減期の都合セシウム137が若干大きな数値になっていることが多いように思います。

汚染されていることは予測できますが、どの程度汚染されているかの実測については新たな調査報告を待ちたいと思います。