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そらくま。

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福島原発2号機、温度計400度を超えて振り切れる

2012-02-14 | 震災・原発 | By: sorakuma

2号機原子炉温度計「確実に故障」…回路に異常
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120213-OYT1T00878.htm

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東京電力は13日、温度上昇を示していた福島第一原子力発電所2号機の原子炉圧力容器底部の温度計が同日午後の点検後、記録上限の400度を超えて振り切れるなど、異常な数値を示したと発表した。

東電は「ほぼ確実に故障している」とみている。温度計は炉心溶融で高温にさらされた後、湿度の高い環境に置かれていた。

東電は同日午後2時頃から、中央制御室内で温度計の電気回路の点検を実施。回路の電気抵抗が通常より大きく、温度計の指示値が高く出やすいことが判明した。検査直後、回路を元に戻した際には342度を示し、一時振り切れるまで数値が上昇した。

温度計は、2種類の金属を接合したセンサー(熱電対ねつでんつい)で温度を検知する。センサーが熱を受けると電流が流れる仕組みで、回路に異常が生じたために電圧が変化し、極端な値が表示された可能性がある。
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13時30時点での報道では、次のように報じられていました。

福島第一原発2号機、温度計故障の可能性高まる
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120213-OYT1T00236.htm

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東京電力福島第一原子力発電所2号機で13日正午、上昇傾向を示していた圧力容器底部の温度が94・9度に達した。

政府が昨年12月に宣言した「冷温停止状態」は、測定誤差を考慮すると80度以下が条件。12日午後にこれを超えたため、東電は原子炉に注入する冷却水を毎時約3トン増やして計17・4トンにしていた。
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冷温停止の条件、80度を上回る状態となったことを受け、政府や保安院は計器の故障であるとしています。

しかし、温度の上昇は突発的に始まったことではありません。
1月より継続的に上昇し、今月に入り、注水量の増加、再臨界を警戒してのホウ酸水の投入を行なっても上昇傾向は止まらずにいます。

2号機の原子炉温度、再び上昇 福島第1原発
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120212/trd12021212400006-n1.htm

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2号機の圧力容器下部の温度は11日午後5時の時点で69・5度だったが、12日午前5時に75・4度、午前9時に77・1度と上昇。午前11時は74・9度だった。一方、ほかの2つの温度計は35度前後で推移。

東電は11日夜に注水量を毎時約1トン増やしたが温度が下がらないため、12日にも、2号機の原子炉に約1トンのホウ酸を溶かした水を注入したうえで、注水量をさらに同3トン増やす方針。

また、格納容器内の気体を調べたところ、放射性キセノン135は検出されず、東電は「再臨界はない」としている

同原発の保安規定では、温度計の誤差が最大20度あるとして80度を超えないよう定めている。
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報道では、再臨界を示すキセノンの検出はないとしています。
しかし、Twitterではジャーナリストの田中稔氏がこんな発言をしています。


http://mobile.twitter.com/minorucchu

キセノンが検出されていないのが、微量なため有意な数値ではないのか、それとも深刻な状況を伝えていないのか定かではありません。ですが、温度の上昇に際しての対応、再臨界を防ぐためのホウ酸水、注水の大量投入は、予断を許さぬ状況にあること、そしておそらく政府・東電としては再臨界を防ぐための持ちうる手段を尽くしていることが予想できます。

しかし、1月以降、福島県の定時降下物からセシウムが検出されない日はありません。

温度計の故障。
それだけであれば、定時降下物の放射能量が前日の20倍以上に増加することがあるのでしょうか。

原子炉の熱電対方式の温度計は、故障であれば最高値と最低値が交互に表示されるといいます。
緩やかな温度上昇の計測は果たして温度計の故障でしょうか。

東電は「ほぼ確実に故障している」と発言しています。
それが、私には原発が、ほぼ確実に故障している、というようにしか聞こえないのです。

仮に、400度を超えた部分「だけ」が故障だった場合、こんな温度上昇の継続は、何をもたらすのでしょうか…

6日、ロシアの発電所(変電所)にて大規模な発光事故

2012-02-10 | 震災・原発 | By: sorakuma


2月6日午前9時、電力会社Lenenergoで事故があり、変電所から閃光のような光が発生したものの、現在は復旧に向かっているとのこと。

別の角度からの映像はこちらに。

つい前日の5日、ロシアでは原子力研究センターでも火災が発生していますが、それはこちらとは別の事故になります。
ロシア当局では放射能漏れも被害者もいないと発表していますが…。

福島原発事故の経験した私たちとしては、どうしても原子力発電所の爆発と重ねてしまいます。
もし私がこんな現実味のない発光現象が発生した場合、この動画のように呆然としてしまうのは間違いなさそうです。

誰もが予測しないような事故というのはいつか必ず発生します。
それが発生した時、それが誰の手にも負えないようなものであれば、それを作るべきではないのです。

ヨウ素剤、作業員に累計1万7500錠配布していた

2012-02-08 | 震災・原発 | By: sorakuma

ヨウ素剤、大きな副作用なし=作業員2000人に投与―福島第1原発事故・東電
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000142-jij-soci
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東京電力は7日、福島第1原発事故の直後から昨年10月までに、放射性ヨウ素による甲状腺被ばく対策として、作業員ら約2000人に計約1万7500錠の安定ヨウ素剤を配布したことを明らかにした。健康診断の結果、大きな副作用はなかったと説明している。
同日開かれた国の原子力安全委員会の分科会で報告した。
東電によると、同原発には約3万錠のヨウ化カリウムが備蓄されていたが、昨年3月13日以降、手順書に従って対象者に配布を始めた。配布回数は4、5月が各3000回を超えるなど最も多く、ヨウ素131の濃度減少とともに回数も減り、8月には屋内作業で、10月に全ての作業で配布を止めた。
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一般に、ヨウ素剤は甲状腺の被ばく線量が100mSvをこえると予測された場合に配布されます。
1万7500錠、4月、5月の各3000回を超える配布は、原発作業員があまりにも危険な環境下で作業してきたことを示しています。

従来、原発などで働く作業員の被ばく線量は、「年間50mSv以下」「5年で100mSv以下」と定められていました。
これに対し、福島第一原発事故の対応では、特例として積算250mSvとしていました。
昨年11月、冷温停止状態が続く「ステップ2」完了の政府の宣言の後に、この特例措置を廃止して、従前の基準、年間50mSv以下、かつ5年間で100mSvとする方針を発表しているのですが…。

元旦の地震から発生した4号機使用済み燃料プール水位低下の危機を始め、政府の冷温停止宣言の後も、福島原発の危機的状況は続いています。2月現在でも、東電は毎時7000万ベクレルという単位での放射能の漏洩があることを報告しています。
特例措置の廃止が、放射能の漏洩が少なくなったからではなく、作業員の被ばくを危ぶむ声を抑えるためのものに思えてなりません。
最前線で今もなお収束作業に取り掛かっている作業員は、本当に無事なのでしょうか…。

ホールボディカウンター「不検出」が意味すること

2012-02-07 | 震災・原発 | By: sorakuma

先日の毎日新聞の報道に少し気になる内容がありました。

内部被ばく:「検出できず」6割 南相馬市立病院が調査
http://mainichi.jp/select/science/news/20120205k0000m040096000c.html

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福島県南相馬市立総合病院の坪倉正治医師らが行った高校生以上の市民の内部被ばく線量調査の結果、検出限界以下となった人が昨年9~12月の3カ月間で約1.6倍に増えていたことが分かった。また、大半が国の規制値の年間1ミリシーベルトを下回っていた。被ばく線量は時間の経過と共に低下する傾向がみられ、原発事故後の食事や空気、水などによる慢性的な内部被ばくがそれほど大きくない実態が浮かび上がった。

調査は昨年7月11日から、南相馬市民や、一部伊達市民など計約1万人を対象に、内部被ばくを測定する「ホールボディーカウンター」を使って原発事故で放出された放射性物質セシウム137の被ばく線量を測定。このうち、昨年9月26日~12月27日までに測定した高校生以上の南相馬市民4745人分の詳細な解析をまとめた。

その結果、内部被ばく線量が測定器の検出限界(1人あたり約250ベクレル=ベクレルは放射線を出す能力の強さ)を下回ったのは2802人(59.1%)。体重1キロあたり20ベクレル以上は169人(3.6%)、同50ベクレル以上は16人(0.34%)いた。

体内に取り込まれた放射性物質は徐々に排出され、大人では3~4カ月で半減する。事故時に一度に被ばくしたと仮定して試算すると、年間1ミリシーベルト以上になるのは1人だった。

残りの約5000人も、突出した数値を示す例はなく、ほぼ同じ傾向がみられるという。南相馬市の2日時点での空間線量は毎時0.1~2マイクロシーベルト。【河内敏康】
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ホールボディカウンターや尿検査などで、被曝線量が低い値になっている。なので、内部被曝の影響は少ない、健康に与える影響は少ない…。
本当にそうなのでしょうか。

下記に、尿検査による被曝量の検査を行った記事がありましたので、あわせて紹介します。

内部被曝を調べてみた!
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=53451&from=tb&from=popin

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東京電力福島第一原発の事故が起きてから、毎日のように「○○産の野菜から放射性セシウムが検出された」などというニュースが入ってくる。「子どもの尿から放射性セシウムが出た!」というショックな話も耳にする。身の回りにある食材は果たして安全なのか。実際、我々はどのくらい内部被曝(ひばく)の危険にさらされているのか。正確に把握するのは難しいが、まずは自分が内部被曝をしているのかどうか、尿で調べてみることにした。

2011年12月、民間の検査機関に検査を申し込んだ。調べてもらえるのは「ヨウ素-131」、「セシウム-134」、「セシウム-137」の3種類。12月15日、検査に必要な2リットルの尿を採取した。「2リットルも集めるのは大変だ」と思ったが、寒かったということもあってか、1日で集めることができた。

放射能は検出されるのか、されないのか。やきもきしながら結果を待った。約10日後、結果が送られてきた。

結果は……。

内部被曝を調べた検査結果

3種類とも「不検出」だった。正直、検出されると思っていたので、意外だった。

私には小さい子どもがいる。そのため、震災以降は少しでも安全と思われる西日本から野菜などを購入し、調理には不純物を取り除いた水を利用している。洗濯物は外に干していない。

とは言え、私は外食をする機会が多い。それぞれの飲食店がどこの産地の食材を使っているかはわからない。放射性物質を多く含む食材を口にしている可能性もあるのだ。また、取材で福島県に何度も足を運んでいる比較的、放射線量が高い地域も訪れており、呼吸の際に空気中の放射性物質を取り込んでいることだって考えられる

親が細心の注意を払っているという都内の子どもからも放射性セシウムが検出されている。だから、自分は検出されて当然だと考えていた

放射性物質の検査は、使われる装置などによって検出できる限界値が変わってくる。私が受けた検査の限界値は、ヨウ素-131が0.15ベクレル、セシウム-134が0.19ベクレル、セシウム-137が0.17ベクレル(いずれも1キロ当たり)。検査機関によると、検査は「ゲルマニウム半導体検出器」という精度の高い装置で行われている

放射能の知識がない私が考えても、検出下限値はかなり低いと言えそうだ。これで不検出ということは、まず内部被曝はしていないと考えてもいいのか。それとも、尿から排出されていないだけで、体内にたまっているということなのか。
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実際、都内に住む私たちがホールボディカウンターや尿検査を受けたとしても、不検出になる例は多いと考えられます。
しかし、仮にそうであったとして、本当に安全だといえるのでしょうか。

「不検出」が意味すること
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=53831

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自分が内部被曝をしているかどうかを調べるため、2011年12月、尿を採取して検査機関に検査を依頼したところ、放射性物質は検出されなかった。この結果は内部被曝をしていないことを意味するのか。NPO法人市民科学研究室代表の上田昌文さんに話を聞いてみることにした。上田さんは、研究室内に「低線量被曝研究会」をつくり、放射線被曝による影響について研究している。

1月中旬、東京・千駄木にある研究室を訪ねると、上田さんは「尿検査では、正確に内部被曝の量を測れない」といきなり、切り出した。

上田さんによると、体内にたまった放射性物質がどれだけ尿に出てくるかは、尿の採取条件などによって変わってくる。例えば、水分を多く取ったら尿に出てくる放射性物質の濃度は薄まる。また、代謝の速度は人によって異なるため、尿の採取にどのくらいの日数をかけたかなどによっても検査数値は変動するというのだ。

今回、検査に必要だった尿の量は2リットル。採取した日が寒かったせいか、私は頻繁にトイレに行き、1日で集めることができた。ただ、ふだんより多めに水分を取った気がする。だから、薄まってしまったのかもしれない。別の機会に数日かけて尿を採取し、再び検査をすれば、検出される可能性もあるわけだ。

ただ、上田さんは私の結果報告書に書かれた「検出下限値」に目をやり、「これで不検出なら、内部被曝をしているとしても、ごく微量で、健康への影響はあっても極めて少ないと言える」と指摘した。検出下限値とは、測定ができる限界値のこと。今回、計測した放射性物質の「ヨウ素-131」、「セシウム-134」、「セシウム-137」の検出下限値はそれぞれ、0.15ベクレル、0.19ベクレル、0.17ベクレル(いずれも1キログラムあたり)だった。仮に内部被曝をしているとしても、この数値よりは低いということだ。

尿検査で調べられるのは、検査時の体内の状況だ。検査数値は、これまで食事や呼吸によって体内に取り込んだ積算量ではない。

放射性物質には、放射線を出す能力が半分になる「半減期」がある。ヨウ素131は8日、セシウム134と137はそれぞれ約2年と約30年だ。ただ、体内に入っても、これらの物質は少しずつ排泄されるため、体内にたまった放射性物質の量は、ヨウ素131が8日、セシウム134と137は100日ほどで半分になるとされている。毎日、ヨウ素やセシウムを摂取し続けていれば話は別だが、例えば3月に摂取していても、それ以降は摂取していなければ、12月に測った尿検査に、その影響は反映されないということになる。
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尿検査においても、ホールボディカウンターにおいても共通していることは、生物学的半減期を過ぎて減衰していった放射能を測ることができない、という点にあります。
3月時点で致命的な被曝をしたとします。例えばヨウ素により、致命的な被曝を受けたとしても、半減期の8日間が10回ほど過ぎれば、検出できるヨウ素は1/1000以下になります。
セシウムにおいても、震災から300日が過ぎた時、少なくとも検出できるセシウムは1/8程度ということになります。
ホールボディカウンターにしても尿検査にしても、検査によってわかるのは計測時点でのセシウムの量だけである、ということをよくよく念頭に置く必要があります。
その放射性物質の摂取、内部被曝がいつ発生したものかがわからないため、『積算で』で、どれくらいの被曝をしていたかは把握することはできないのです。

反面、事故が発生し、最も放射性物質が放出されていた時期に受けた検査結果による数値については、かなり参考になる数値となるでしょう。

ホールボディカウンターの数値については、バズビー教授がこんなコメントを残しています。

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ホールボディカウンター(WBC)はほとんど役に立ちません。
WBCが検知できるのはセシウムだけですが、セシウムは本質的な問題ではありません。

お金はもっと食品や大気中の放射能の測定に使われるべきです。
大気中や食品に放射能があれば、それは人体に入ってくるからです。
人体の放射能は空気中よりもはるかに測定が困難です。

検体を機械に入れれば、食物の放射線量は分かりますが、人の体を切り取って機械に入れることは不可能です。
食品ならウランでもプルトニウムでもなんでも測定ができます。
しかし、これらの危険な物質は、人体内ではどれも測定できません。
WBCには更に重大な問題があります。
WBCを受けた後、本当は問題があるのに、自分は被曝していないと誤解することです。
セシウムが検出されても基準以下だったとか、飛行機に乗ったのと同じ程度などと言われ、WBCの結果だけで安心してしまうことが問題です。
だからWBCは時間の無駄なのでやめるべきだと思います。
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生物学的半減期が十分に過ぎた今になって、政府などがホールボディカウンターの検査を積極的に推進していくのは、非常に違和感があります。
バズビー教授の言葉の通り、ホールボディカウンターの結果を見せて、『思っていた結果と違って、全然被曝していなかったんだ』という錯覚をさせるための検査なのではないか、そのように仕向けるための検査に思えてなりません。

ホールボディカウンターでの検査では、ガンマ線のみの検査であり、危険なアルファ線やベータ線の放射線を検出することはできません。そして危険な核種の測定は、まるで最初から存在しないかのように計測されていないか、あるいは計測が公開されていません。

ホールボディカウンターの「不検出」という言葉。それは、決して「安全」や「安心」を意味するものではないということを覚えておかなくてはなりません。

最悪のスギ花粉が飛び始めた

2012-02-05 | 震災・原発 | By: sorakuma

花粉の季節が始まりました。

画像データは、環境省花粉観測システム(花子さん)の2月5日のデータからのものです。
関東圏では小規模ながらスギ花粉が観測され始め、群馬県では少し規模が大きなものとなっています。

環境省花粉観測システム(花子さん)
http://kafun.taiki.go.jp/Map.aspx?AreaCode=03

今季のスギ花粉は、花粉の量としては例年並みとのことですが、それでもある意味最悪のスギ花粉となる可能性があります。
スギ花粉に放射能が含まれている可能性があるためです。

その根拠の一つとなっているのは、林野庁の中間調査にあります。
2011年12月27日、林野庁は「スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について(中間報告)」として、スギ雄花に含まれる放射性セシウム濃度の中間調査結果を公表しました。

スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について(中間報告)

調査地点は、福島県を始めとする15都県のスギ林、182箇所です。

・福島県内は132箇所
・栃木県、群馬県7箇所
・茨城県6箇所
・宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県3箇所
・青森県、岩手県、秋田県、山形県、山梨県、静岡県2箇所

中間調査の結果判明した放射性セシウム(134と137の合計)の濃度は最高で25万3000ベクレル/kgでした。

調査における花粉の放射能汚染度の高い地点は次のとおりでした。
1位:福島県双葉郡浪江町小丸   25万3000ベクレル/kg
2位:福島県双葉郡双葉町大字新山 12万5000ベクレル/kg
3位:福島県双葉郡浪江町室原    7万8700ベクレル/kg
4位:福島県南相馬市小高区金谷   7万5000ベクレル/kg
5位:福島県双葉郡浪江町室原    7万2000ベクレル/kg
6位:福島県相馬郡飯舘村比曽    5万7600ベクレル/kg

さらに、林野庁から公開された資料によると、福島県双葉郡浪江町大字赤宇木のスギの旧葉から61万2000ベクレル/kgのセシウムが確認されているとあります。

セシウムだけでなく、他の放射線核種の存在もあるかもしれませんが、スギ林の空間線量は非常に高い値となっているようです。

スギ林の空間放射線量率
1位:福島県双葉郡浪江町小丸     40.6μSv/h
2位:福島県双葉郡浪江町大字赤宇木  27.1μSv/h
3位:福島県双葉郡浪江町大字赤宇木  25.7μSv/h
4位:福島県双葉郡浪江町室原     23.2μSv/h
5位:福島県双葉郡浪江町大字赤宇木  22.0μSv/h
6位:福島県双葉郡浪江町大字赤宇木  21.2μSv/h

林野庁は、たとえ最大の濃度であったとしても、人々に健康に与える影響は軽微であり、問題ないとしています。
しかし、本当にそうなのでしょうか?

花粉の形で飛散により特に懸念されるのは、肺への吸入です。
排出機能を持たない呼吸器系からの内部被曝の場合、たとえ少量であっても排出されることなく放射性物質は人体に残り続けます。

よく1ミリシーベルト以下なら安全、1ミリシーベルト以下なら健康に影響はないという言葉を耳にしますが、IAEAが提示している低線量被曝の科学的根拠は、既に他ならぬ提唱者達によって否定されています。

NHK:追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
http://sorakuma.com/2011/12/30/5404

さらに、1ミリシーベルトとは、全身で被曝した外部被曝の場合の値です。例えば肺、例えば甲状腺など、内部被曝で局所的に放射線の影響に晒された場合は、器官のダメージレベルが全く異なるのです。
通常、人間の体は放射線により発生するエラーを修復して細胞を構成していますが、その修復機能を上回るエラーが発生した場合、健康に取り返しのつかない影響を与える可能性があります。

例えば甲状腺においては、福島の子供たち3800人の甲状腺検査において、約30%の子供たちが5ミリ以下のしこりか20ミリ以下の嚢胞が確認されています。
さらに、0.7%の子供たちからは、5.1ミリ以上のしこりや20.1ミリ以上の嚢胞が確認されました。
通常、甲状腺のしこりや膿疱などは、これほど多数の子供たちから確認されることはありません。
福島での事例ではありますが、汚染瓦礫の受入、焼却などにより、同様の被害は遅れて全国へ広がる可能性があります。
汚染瓦礫を受け入れ、焼却している山形県などでは、福島市の14倍の放射性セシウムを定時降下物として検出した例もありました。
全国に汚染瓦礫を受け入れ、焼却を行うことは、これと同様の事態を全国各地で引き起こすことを意味しています。

『痛みを分け合う』。『絆』。一見美しい言葉ですが、その意味をわかって使っている人がどれほどいるのでしょうか。
福島では今後子供たち(子供は4年後から、大人は20年後から)が甲状腺がんを引き起こすとします。同じ状況を他地域で引き起こすことが何の支援になるというのでしょうか。

スギ花粉の調査の影で、森林の木々に放射性セシウムが浸透していることが明らかになりました。

森林の木、内部に放射性物質=福島・南相馬で高濃度-東京農大
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020100933

放射性セシウムが自然のサイクルに取り込まれてしまった以上、汚染は長期化します。
スギ花粉が首都圏、東日本全体に放射能を撒き散らし、新たな放射能を堆積させ、ホットスポットを作り、非汚染地域を汚染する可能性は十分にあります。

放射能という名の最悪のスギ花粉が日本を襲いつつあります。
その準備は万端でしょうか?

冒頭で紹介した環境省花粉観測システム(花子さん)は、私たちの生活圏を襲うスギ花粉の発生状況や、風向きを教えてくれます。

花粉症の人も、そうでない人も、今年以降は花粉症のマスクで身を守りましょう。
また、花粉を室内に持ち込まないようにし、空気清浄機などを駆使して室内をクリーンな状態に保ちましょう。
汚染が完全に収束するまで、ひたすら身を守りましょう。

今中哲二氏:ベクレル・シーベルトになじみましょう ~放射能汚染時代を語る

2012-02-02 | 震災・原発 | By: sorakuma

※動画の文字起こしではありません。
今中氏の講演や、活動を受けての私の個人的な考えを書いています。

今中哲二氏、京都大学原子炉実験所の助教の講演です。
今中氏はチェルノブイリに何度も足を運び、原子力発電事故が日本で起きたらどうなるかという警告を発し続けてきた研究者の一人です。
福島で発生した原子力事故では、NPO法人とともに飯舘村後方支援チームとして実際に除染活動に携わって来ました。

その今中氏が私たちにまず伝えたこと、それは『ベクレルとシーベルトに馴染んで下さい』というものでした。
もともと、放射能の量や、放射線量の単位など、ほとんどの人にとっては縁のないものです。
セシウムを始めとする放射能は、いまやごくごく身近な私たちの生活圏の中に存在しています。
ベクレルとシーベルトに馴染むということは、私たちが否応なく放射能の中で生活していかなければならないこと、そして、それについて正しい知識を持ち、文字通り私たちに降りかかった現実として意識しなければならないというものです。

今中氏が福島で除染活動の後方支援を行なっていたことは前述のとおりですが、今中氏は過去にこんな言葉を私たちに伝えています。
除染についてもいたずらに可能性を匂わせるのはやめるべき』と。

除染活動と言っても、実際には放射能を除去することはできません。除染活動でできることは、放射能をわずかに移動させることのみです。除染活動には被曝のリスクが少なからず存在し、にも関わらず、強固に沈着してしまった放射能は残留し続けます。
何より問題なことは、現在も毎時数千万ベクレルという単位で、原子力発電所からの放射能が放出されていることです。
また、汚染された瓦礫の拡散や焼却、様々な物資、建材や食料、そして人間自身の移動や生物の活動により、今後も汚染の拡大は続くこととなるでしょう。

日本全国へ拡散しての瓦礫の焼却の問題は特に深刻です。
私たちの生活圏のごみ焼却炉から、放射性焼却灰が拡散し、全国一様に汚染を強いる政策は、今後様々な形での健康被害を引き起こす要因となる可能性があります。
一部報道では、木々の内部にセシウムが浸透していることや、スギ花粉などに放射能が含まれる可能性福島沖や東京湾などの海底汚泥が非常に高いレベルでの放射能が蓄積されていることを報じていました。

こうして、各地に拡散している放射能は、自然の循環、食物連鎖に組み込まれてしまいました。
私たちの食生活は、食物連鎖によって生物濃縮された放射能の汚染の影響下にあります。
山林や海洋が汚染されたことによって、そこに住む動植物は汚染され、風雨すら放射能汚染の懸念が必要となっています。

今中氏が伝える言葉は、放射能と共存して生活しなければならない私たちの現実を伝えています。
原子力発電所が冷温停止した、という政府の言葉が仮に真実であったとしても、それは私たちの問題が収束、あるいは安全であることを意味することではありません。
汚染は、今後数年かけてより深刻なホットスポットを作っていくことでしょう。
私たちが口にする食物も、生物濃縮の影響を受け、より汚染レベルが深刻となるものが判明してくるはずです。
汚染された物資が流通し、それらが最終的にゴミとなれば、汚染された焼却灰として拡散します。
日本で徹底されているリサイクルも、放射性物質を含んだ物資の再利用となる可能性があります。既に汚染物資を建材として再利用し、高線量を放つコンクリートも話題になりました。

一度自然の循環に取り込まれたものを完全に取り除くことは、実際に研究活動として除染を行なってきた専門家が言うように、非常に困難で、不可能に近いことなのです。
放射能の封じ込めに失敗した日本は、今後あらゆる意味で被曝のリスクを抱えて生活をしなければなりません。
飲食物からの内部被曝外気から肺への吸入による内部被曝、そして日々の生活圏での外部被曝のリスク。
そのすべてを避けるには、少なくとも今の日本から離れなければならないでしょう。
つまり、私たちは被曝しながら生活することをある意味許容しなければならないということです。
食物であれば、産地を選び、調理法を工夫したり、取り込んだ放射能を排出しやすくなるものを。
天気予報と同じように、放射能を含んだ風や雨、塵やホコリに注意を払い、吸い込まないように対策を。
放射性物質が滞留しやすい地域や場所には極力近づかない、近づかせないこと。
さらに、自分の身を守るだけではなく、家族や子供に危険性を正しく伝え、彼らを守ること。
そういったことを許容して生活をしなければなりません。

それが、今中氏の言う、『ベクレル・シーベルトに馴染みましょう』という言葉の真意であると私は考えます。
人々への健康被害の深刻さは明らかにはなっていません。ですが、数年の後、統計上誰の目にも明らかになったとき、あるいは、ごく親しい人々が放射能の犠牲となったとき、身を持って実感することになると思います。

私たち個人に出来る範囲で構いません
『花粉症』を避けるために、マスクをするだけでも構いません。
そのリスクが明らかになるまで、出来るだけの『予防・対策』を行いましょう。
それが、私たち自身や私たちの子孫を守ることに繋がると私は考えます。

東京に降った雪、鉛214、ビスマス214の天然由来説に疑問の声

2012-01-27 | 震災・原発 | By: sorakuma

東京に降る雪、鉛214、ビスマス214が検出されているとのこと
http://sorakuma.com/2012/01/24/5585

先日の東京に降った雪で、放射線量が大幅に上昇、原因は鉛214やビスマス214だったとされています。

しかし、それらの核種が天然由来である、という考えに疑問を投げかける説もあるようです。

とある記事の投稿コメント欄に、こんな内容のコメントがありました。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/477.html
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124件の測定でPb-214、Bi-214が検出されたのは15例しかありませんPb-214とBi-214が同時に検出されたのは、2001年度に1回あるだけです。
securitytokyo氏が主張するPb-214、Bi-214天然由来説は疑わしいと思います。securitytokyo氏はバックグランドを測定したときのスペクトルグラフも公開して下さい。何故、I-131、Cs-137などを検出されずと判定されたのか 説明して下さい。
以下のサイトで検索してみて下さい。
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.SelectMain?paraSelectKind=1&pageSID=11343511
>上記の検索結果は、以下の検索条件で検索されたものです。
 調査対象 大気
 調査年度 1991年度~2010年度
 調査地域 全国
 調査試料 大気浮遊じん・大気  全て
 調査核種 Pb-214  Bi-214
全124件
>1992/09/07 Pb-214 0.031 mBq/m3
 1993/09/06 Bi-214 0.041
 1999/11/02 Bi-214 0.0329
 2000/04/19 Bi-214 0.0438
 2000/11/06 Bi-214 0.0184
 2001/04/24 Pb-214 0.06
 2001/04/24 Bi-214 0.06
 2002/01/08 Bi-214 0.038
 2003/06/03 Bi-214 0.0321
 2004/11/04 Bi-214 0.035
 2006/02/13 Bi-214 0.0251
 2007/11/05 Bi-214 0.0495
 2008/04/02 Bi-214 0.0342
 2008/11/04 Bi-214 0.0318
 2008/12/03 Bi-214 0.0501
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今となっては真相はわかりませんが、非常に気になる内容です。
線量は一時のものでしたが、核種は本当に『天然由来』だったのでしょうか…。

千葉の水源が汚染の危機

2012-01-27 | 震災・原発 | By: sorakuma

今まさに、千葉の水源が汚染の危機を迎えています。
放射性物質を含んだ汚泥が、千葉の水源付近に埋め立てられているのです

これに対し、水源の安全を守るべく、千葉県知事に対し要請が行われています。
動画が下記サイトにて文字起こしされていました。

知事はセシウム搬入を中止せよ!
        ~千葉県産業廃棄物課要請 2011.11.28
http://homepage3.nifty.com/szk-nrys/html/cesium/tijiyousei.html

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Q 一点伺いますが、この搬入を命じたのは知事ですね?
A (高橋課長)お答えします。搬入する、あるいはこれを受け入れる、これにつきましては、私共は最終処分場の設置許可をしている立場ですが、今回の放射能に汚染された廃棄物の搬入につきましては、これは私共と言うよりも国の方が「放射性廃棄物の処分についての考え方」を6月に示し、その考え方に基づきまして、搬出する方と、受け入れる方との契約に基づいて行っている経済行為です。従いまして設置の許可権限は私共は持っておりますが、搬入についての、つまり経済行為の部分については、私共はどうこういう権限を持っておりません。

Q 関知していないと言うことですか?
A 関知していないと言うわけではありません。「国の考え方」に基づきまして各最終処分場が自主管理規定を定めてそれをきちんと示して遵守するよう指導はしております。

Q 分かりにくいのですが・・・わかりやすく説明してください、県はいったいなんですか?
A 県はまず最終処分場を設置する際の許可をします。廃棄物を処分する際の処分の方法については基準がございます。その基準を守ってやっているかどうかの検査は私共の仕事として定期的にやっているところです。

Q どういう立場でやっているのですか?国がいいといってることを確認しているだけですか?
A 今私が言っているのは、放射性廃棄物についてではなくて許可をした企業の産業廃棄物について許可した処分の方法(埋立など)に適合しているかどうか定期的にやっていると言うことです。

Q 今そんなことを伺っているわけではないのです。セシュウムを入れることについて知事は何ら関知していないと言うことですか?
A 先ほど申し上げましたように、本来放射性物質というのは私どもが仕事をしている根拠としている廃棄物処理法では対象としていないわけです。今回福島原発の問題が起きて国の方は暫定的な考え方と言うことで示したのが6月です。国の方はいろいろな放射能濃度とか考えた上で8000ベクレルまでは処分場に埋め立てて良いとしました。

Q 国の考え方を聞いているのではない、千葉県に埋め立てて良いと言ったのは誰ですか?
A 国が示した考え方の範囲であれば・・・。

Q では国が考え方を示したから何も考えずにOKを出したのですね、他県は止まっているではないですか。なぜ千葉県だけどんどん入れるのですか?誰が判断したのですか?
Q 搬入伝票について課長は関知していますね?搬入物の放射線量には関知していないのですか?
A 廃棄物処分場事業者に対しては、自主的管理規定を作って自主的に搬入元、搬入先の放射能濃度を規制するようにし報告は受けています。

Q それは指導の結果として自主管理規定を作って県の伝票様式で搬入しているからではないか、そこに行政行為はあるのではないか
A それは指導ですからね

Q 指導が無ければ入れられないのではないか、国が言ったから業者がかってに入れているのか?県がノータッチと言うことはあり得ないではないか?誰が入れると判断したのか?
A 行政側として、入れるとか、入れてはいけないないとか言う判断はしておりません。

Q (業者は)勝手にやっているのですか?勝手に放射性物質を入れているのですか?千葉県知事も県の産廃課も入れて良いという判断は全くしないけれども、業者は入れていると言うことでいいのですか?
A 事業者には国の定めた考え方に基づいてやっていただいている。

Q 県は判断していないと言うことですね
A 国が出した考え方を遵守して取り扱うようにと言う指導はしています。

Q 指導ではなくて、判断していないと言うことですね。
産廃場については従来から管理規定がありますね、それが今回は放射能物質を入れると言うことでそれに基づいて国の方が新たに管理規定をつくったわけですか
A 今回は放射能物質を含んだ物を受け入れた場合の自主管理規定を作るように指導しています。

Q それにあった形で大平も新井総合も自主管理規定が出来ているからいれていると言うことですか?それとも従来から産廃処分場は放射性物質を入れない前提だからそれによって入れていると言うことですか、どちらですか?
A 放射性廃棄物を入れる自主管理規定があるからです。

Q 国がつくった自主管理規定を県としては満たしているという判断ですか?
A 国がつくると言うよりも業者ですね

Q それは国が「8000ベクレルまでは入れてもいい」という規定でしょう?
A 1キログラムあたり8000べクレル未満であれば埋立をどんどんしても良いという規定です。

Q 廃棄物処理法によれば放射性物質は入れないことになっていると言いましたね。
A 想定していないと言うことです

Q 想定していないというと100ベクレル以上の物は?(100ベクレル以下の物は入ってもいいことになっている)それは想定しているのですか想定していないのですか?国は100ベクレルというクリアランスレベルを決めていますね、100ベクレルを超す物については関与することになっていますね、その理由付けのもとに許可をしているわけですね、それを超えた物について県が許可をする場合、国が決めたのだから結構ですよ、それは経済行為ですよというのは通らないのではないですか。廃棄物に関して厳しい条件を付しているのは安全のためではないですか?
A 今回8000ベクレルまで埋め立てても差し支えないというのは、国の考え方です。

Q 原子力安全対策本部が6月24日に出しているそれを見て県は判断したのでしょ
国が出してきた国の考え方に県の考え方を言えないのですか?山形県は4000ベクレル、横浜は3,500ベクレルとなっている。千葉県は判断をしなかったのですか?
A 国の判断が示されたのでその範囲で自主管理規定を作るように指導はしました。

Q なぜしつこく聞いているかというと、責任と権限の問題ですよ。他県では止めているのに千葉県ではなぜそんなに入れるのか不思議でしょうがない。
Q 千葉県と他県では基準が違うことについてはどう考えていますか?
A 国の方に聞いたとき、周辺の住民の被爆量とか作業上の中の作業員の被爆量を勘案して8000ベクレルと定めたと聞いております。

Q 他県との違いについて見ると国と違う基準も決めることが出来る。千葉県はなぜ国と同じレベルにしたのか。知事とあなたは県民のことはあまり考えないで国の通りにしなさいと指導したのでしょ。
A 他県の状況については分からない、汚泥や焼却灰を受け入れてもらいたい、受け入れるというのは経済行為ですから

Q 経済行為が県民の健康よりも優先されるのですか、子どもの命を考えて下さい、水源地ですから飲み水ですから考えてください 今日は30分にしてくれとのことですからこれで終わりにします。
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国が命じた内容、国の判断であれば、県民の命たる水源が汚染されても、と考えているのでしょうか。
国の考えだから、業者のすることだから。経済を優先するため。
そこには、県民の命、健康を守ろうという意思を感じることはできません。

こうした県に対し、人々は抗議の声を上げ続けています。

人々の声は、県や知事に届くでしょうか…。